Worn Wear:新品よりもずっといい
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アーティストであるジェイ・ネルソンにより設計され、作られたパタゴニアのWorn Wearワゴン。バイオディーゼルを燃料とし、ミシンは太陽光発電により稼働する。
写真: Erin Feinblatt

Worn Wear

私たちが会社としてできる最も責任あることのひとつは、長持ちし、修理可能な高品質の製品を作ることで、それにより皆様は消費を抑えることができます。
Worn Wearは着ることについてのストーリーを祝い、皆様にギアを長く使っていただき、修理不能になったパタゴニア製品を簡単にリサイクルするための方法を提供するプログラムです。
着ることについてのストーリー
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着ることについてのストーリー

ショーン・ヴィラヌエバ・オドリスコール
修理は急進的な行為

修理は急進的な行為
by ローズ・マーカリオ、パタゴニア CEO

このホリデー・シーズン、私は地球という惑星のために少し早い新年の抱負を掲げます:一致団結して急進的な環境保護主義者になりましょう。

これは大掛かりなことに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。必要なのはソーイグキットと修理マニュアルだけです。

個々の消費者として惑星のために私たちができる最善の行動は、モノを長持ちさせることです。適切な手入れと修理によって私たちの製品の寿命を伸ばすという単純な行為は、長期間にわたってモノを買う必要性を減らし、二酸化炭素の排出と廃棄物および製品を作るための水の使用量を削減します。

修理はなぜそれほどまでに急進的な行為なのでしょうか。捨ててしまうことになるものを修理することは、ファッションや流行を追う急速な技術進化の全盛期では、多くの人びとにとって考えも及ばないことです。私はこれを、責任ある製造に深く献身しながらもいまだに返済できる量以上を地球から奪っている、衣類製造会社のCEOとして言っています。

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クリシュナ氏(写真左)は服の修理が好きで、15年もののグレーのパンツをはいてシアトルからサンフランシスコまで自転車で走り、バックカントリーから救出され、家族を育ててきました。「15年もはいているこのパンツのことを娘に話すのが好きなんです。誇りに思っています。2017年にはサレルノからミラノまで自転車に乗りたいですね。そのとき、このグレーのパンツを持っていくつもりです」クリシュナ・チャトゥルヴェドゥラと娘のマヒマ、カリフォルニア州サンフランシスコ。
写真: Donnie Hedden
着ることについてのストーリー
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着ることについてのストーリー

キースとローレン・マロイが考案したWorn Wearは、キースが長年にわたって使用してきた自身のサーフ・ギアにインスピレーションを受けてはじまった取り組みです。2人はブログをスタートさせ、そこを皆様のお気に入りのパタゴニア製品にまつわるストーリーをシェアする場としました。
この取り組みの開始にあたり、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードも、のちにすべての「元祖」となるフリースについてのストーリーを寄稿しています。ストーリーが投稿された方にはWorn Wearのワッペンが送られます。
「おさがりの伝統を生かしてくれるパタゴニアに感謝します」シャリ・ウィリアムソン、モンタナ州ボーズマン
写真: Shari Williamson Collection

製品のお手入れと修理

私たちが与える影響を削減する最大の手段は、すでに所有するものをより活用することです。洗濯、アイロンがけ、乾燥は、着ることと同じようにウェアの寿命を縮めます。そこでパタゴニアは皆様のウェアをより長持ちさせるための洗濯とお手入れのコツをご紹介します。お気に入りのジャケットを鋭い岩で引き裂いてしまっても心配ご無用。パタゴニアがお手伝いします。
パタゴニアはネバダ州リノのサービスセンターで45名のフルタイムの修理技術者を雇用しています。それは北米最大の修理工場で、毎年3万件の修理を手がけています。またiFixitの修理専門家とチームを組み、より器用なお客様のためのDIYリペア・ガイドも作りました。
Worn Wearツアー4か所目はオレゴン州中部のスミス・ロック州立公園。私たちはここに2日滞在し、トレイルヘッドに店を構えました。チョークで覆われたロッククライマーや観光客にあいさつし、ブランドや製造年にかかわらず、あらゆるウェアとギアを修理しました。公園レンジャーのマットの制服のポケットまで直しました。
写真: Patagonia Archives
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スナップT・プルオーバーにスナップを付け直す。ネバダ州リノのパタゴニア・サービス・センター。
写真: Patagonia Archives

リユースとリサイクル

そのフリースもう着ていませんか?ならば、それを必要とする人に譲りましょう。サーフィン旅行のために貯金をしていますか?パタゴニア製品の売買と交換は簡単です。それでも、自然のもので作られたものでも、すべてのモノはいずれはその寿命を迎えます。
自然のものはすべてその命を何か新しいもののために捧げます。私たちが作るものもそうあるべきです。パタゴニアで購入したものをついには使い果たしたとき、新しい繊維や素材に(またリサイクル不可能な場合はリユース)できるよう、パタゴニアにお戻しください。
このジャケットを買わないで

このジャケットを買わないで
パタゴニアのブラックフライデーの広告、ニューヨークタイムズ紙、2011年

今日はブラックフライデー。小売業者が収支バランスを赤字から黒字に変え、お金を儲けはじめる日です。けれどもブラックフライデー、そしてそれがもたらす消費の文化は、私たちの生命をしっかりと支えてくれている自然体系の経済を赤字にします。私たち人類が使っている資源はいまや地球1.5個分です。

今後もずっとビジネスをつづけたい、そして子供たちのために居住可能な世界を残したいと考えるパタゴニアは、ビジネスの常識とは正反対のアプローチをしたいと思っています。私たちはお客様に消費を抑え、このジャケットをはじめ、何かにお金をかける際にはじっくり考えていただくようお願いしています。

環境的破産は、企業破産と同じように、とてもゆっくりと、それからすべてが突然起こり得るものです。速度を落としてダメージを修復しなければ、私たちはこの環境的破産に直面するでしょう。減少の一途をたどる淡水、表土、漁場、湿地は、地球の仕組みであり資源であり、私たち自身を含む人間のビジネスや生活に欠かせない要素です。

私たちが製造する製品の環境に対する負荷は驚くほどです。例えばパタゴニア製品のベストセラーのひとつであるこのR2ジャケットについて考えてみましょう。

このジャケット1着を製造するのには135リットルの水を要し、それは人間が1日に必要とするコップ3杯の飲料水の45人分に匹敵します。またリサイクル・ポリエステル60%の原料の段階からパタゴニアのリノの配送センターまでの輸送では、ジャケット1着分の24倍の重量である約9キログラムの二酸化炭素を排出し、さらにジャケット1着分の3分の2の重量の廃棄物を発生させます。

しかしながらこれはリサイクル・ポリエステル素材を60%使用し、高品質に作られたジャケットです。ですから耐久性に非常に優れ、頻繁に買い直す必要はありません。またその耐用寿命が尽きたら私たちが回収し、同一の価値のある製品へと再生します。それでも、私たちが製造する、また皆様が購入するすべてのものがそうであるように、このジャケットの完成にはその価格よりも高い環境コストが付随しています。

多くのなされるべきことが、そして私たち全員にするべきことがたくさんあります。必要のないものは買わないでください。何かを購入する前によくお考えください。