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ポイントは永久に

私たちはプンタ・デ・ロボスの象徴的なヘッドランドが永久に保護されたことをお伝えできることを誇りに思います。ポイントの先端にあるミラドーとして知られる脅威に晒されていた土地は購入され、地元を拠点とする〈ファンダシオン・プンタ・デ・ロポス〉に譲渡されました。未来へのビジョンを抱く〈ファンダシオン〉は今後も支援を必要としています。

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プンタ・デ・ロボス・ポル・シエンプレ:ポイントを永久に保護しよう

世界でも最高のレフトを生み出すポイントのひとつであるプンタ・デ・ロボスは、パタゴニア・サーフィン・アンバサダーのラモン・ナバロのホームスポットです。パタゴニアのパートナーである〈セーブ・ザ・ウェーブ〉による支援とラモンのリーダーシップとともに、地元コミュニティのメンバーたちは無計画で持続不可能な開発からこのポイントの波と歴史的遺産、そして環境を保護するために休みなく活動しています。ナバロ一家のような数世代つづく漁師一家の生き方を失わないようにすることは、チリの海岸線の豊かな生物多様性を守ることと密接に関連しあっています。

私たちはプンタ・デ・ロボスを永久に保護するために取り組むラモンと地元住民、そして〈セーブ・ザ・ウェーブ〉を支援します。

数年前、ロボスのポイントが私有化され、大規模なマンションおよびリゾート開発のために舗装されるかもしれないというニュースをラモンから聞いたとき、私たちは進んで援助したいと申し出ました。〈セーブ・ザ・ウェーブ〉はクラウドソーシングにより世界中のサーファーから少額の寄付を集め、パタゴニアがそれにマッチする10万ドルを寄付し、その基金で地元を拠点とする非営利団体〈ファンダシオン・プンタ・デ・ロボス〉を設立しました。より大きな目標はプンタ・デ・ロボスの私有地を買い取り、〈ファンダシオン〉に譲渡してポイントの傷つきやすい環境を保護し、サーフィンとフィッシングのための地元コミュニティのアクセスを確保することでした。

2017年夏、パタゴニアはPSIベストのライセンス契約プログラムから同キャンペーンに15万ドルを寄付しました。それでもポイントの先端にある象徴的な土地ミラドーを購入するためには重大な資金ギャップが存在しました。愛するスポーツを守るために実用的な行動を取ることの重要性を確信する私たちは、この資金不足を埋めるために再び多額な寄付をすることを決意しました。チリの慈善家ニコラス・デイビス氏が寛大にもこの地が保護のために購入されるまでトラストに保持してくれ、それはいま〈ファンダシオン〉に譲渡されてミラドーは開発から永久に保護されました。プンタ・デ・ロボスはいま専用のワールド・サーフィン・リザーブとなり、この祝賀式典が2017年11月に開催されます。

プンタ・デ・ロボスを保護するための将来へ向けたビジョンはミラドーをはるかに超えています。〈ファンダシオン〉はこのポイントを修復し、保護するための支援を必要としており、また現在および未来の世代のためにプンタ・デ・ロボスの景観と生物多様性を保護するために更なる土地の購入に取り組んでいます。

ワールド・サーフィン・リザーブ

by ニック・ムカ

あなたが故郷と呼ぶ岩だらけの海岸線に、個人投資家が大規模な商業用住宅を建設しようとしていたら、あなたはどうするだろうか。あなたがチリのプンタ・デ・ロボスを守ろうとするラモン・ナバロならば、〈セーブ・ザ・ウェーブ〉と協力してこの地を「ワールド・サーフィン・リザーブ」として登録させ、開発者たちの無謀な計画を阻止するために集中的なキャンペーンを展開するはずだ。

The-Future-Is-Wild

前途に立ちはだかるこの脅威に対抗すべく、地元サーファー、環境保護活動家、政府関係者、そしてプンタ・デ・ロボスが位置するピチレムのビジネスリーダーたちが熱意をもって一団となり、地元が誇る英雄サーファーのリーダーシップの手助けをするべく結集した。彼らは現状の主導権を握り、ロボスを象徴するレフトのブレイクや豊かな海洋環境、また自給自足漁業の伝統を守るための法的保護を築くため全力を傾けた。そうして彼らが最初に起こした行動が、2013年9月に〈セーブ・ザ・ウェーブ・コーリション〉へ「ワールド・サーフィン・リザーブ」の登録を申請することだった。

カリフォルニアに本部を置く〈セーブ・ザ・ウェーブ・コーリション〉は、沿岸環境を保護し、名誉ある「ワールド・サーフィン・リザーブ(WSR)」プログラムを指揮する非営利団体である。彼らは地元のサーフブレイクの保護を求める申請を、世界中の沿岸地域から毎年数十件も受けている。WSRプログラムは非常に精選されており、指定されたブレイクは全世界を合わせても数少ない。正確には、カリフォルニアのマリブ、オーストラリアのマンリー・ビーチ、ポルトガルのエリセイラ、カリフォルニアのサンタ・クルーズ、ペルーのワンチャコ、バハ・カリフォルニアのバイア・デ・トドス・サントスの6か所である。

新規のWSR申請について定期的に審査を行うのは、尊敬されるサーファー、科学者、環境保護主義者たちによって構成される国際的なパネル〈ビジョン・カウンシル〉である。〈ビジョン・カウンシル〉はそれぞれの申請について、次の4つの基準を検討する。それは(1)波の質と一貫性、(2)その地域の環境特性、(3)その地域がもつサーフカルチャーと歴史、(4)地域社会からの支援、だ。

このプログラムの非常に厳しい選抜条件にもかかわらず、プンタ・デ・ロボスが次の「ワールド・サーフィン・リザーブ」として認定されたのは、驚くべきことではない。このポイントはワールドクラスの波、生き生きとした地域文化、豊かな海洋生態系、そして美しい地形があることで名高い。その有名なレフトのポイントブレイクは1メートルから10メートルまでもの波を形成し、世界のエリート的ビッグウェーブサーファーたちもよく訪れる。チリのサーフィンの歴史はここから始まったようなものであり、ロボスこそが外国からのサーファーにも地元のサーファーにも一貫して乗られるようになった、最初の波のひとつなのだ。プンタ・デ・ロボスはサーファーたちに遊び場を提供するだけでなく、象徴的なモロスやポイントを見晴らす美しい岬など、チリ有数の独特な景観をもった海岸でもある。プンタ・デ・ロボスは豊かな沿岸および海洋生態系を支え、豊富な魚、甲殻類、固有のサボテンや鳥類が生息し、さらに回遊するコククジラの中継地ともなっている。

ポイント全体が私有地となっている現在の土地区画規制では新しい建設が許される状態にあり、現在少なくとも1件、大規模なコンドミニアムの建設計画が提案されている。これが野放しになれば、プンタ・デ・ロボスは原形をとどめない姿へと豹変してしまうかもしれない。そして何世代もつづいてきた自給自足の漁師たちは、個人アクセスのみの建造物や土木作業員に置き換えられてしまうだろう。

〈セーブ・ザ・ウェーブ〉と地元のWSR委員は、いまのところは名高いポイントに沿って無制限に行われる開発の動きをとどめるのに効果を発している。長期的なビジョンはプンタ・デ・ロボスの海岸線を保護し、すべての人びとが楽しめるよう、永久に公共の場とすることである。とくにこの目覚ましく美しい環境で、長いパワフルなレフトの波を愛する人びとのために。

プンタ・デ・ロボスへ のビジョン

by ラモン・ナバロ

子供のころの僕は、父の手伝いをしながら父とまったく同じような漁師になりたかった。でも数人の男たちがサーフボードとウェットスーツとともに町に現れたとき、僕は思わず「ワオ!これはすごい」とつぶやいた。そしてそれからは、世界中の何よりもサーフィンについて学びたいと思うようになった。

The-Future-Is-Wild

サーフィンを学び、世界中を旅しはじめたのだが、サーフィンをするのにいちばんの場所は地元であることにすぐに気がついた。ここにはほとんど開発されていない、素晴らしい海岸がつづいている。ビッグウェーブもあれば、質のいい小さな波もあり、僕の愛する伝統的な漁業文化がある。だからここを超える場所はどこにもない。

僕は旅をしながら、世界中の同じような海岸が汚染され、自制心のない開発業者たちによって永遠に傷つけられてしまった姿を目にしてきた。以前は手つかずだった場所が台無しにされてしまった様子も見てきた。そして僕が愛するこの海岸も、パルプ工場、下水パイプライン、ダム、無分別な開発などによって脅かされていることを知った。

チリは素晴らしい国だ。僕はチリのプンタ・デ・ロボスの出身であり、漁師でありダイバーである父の息子に生まれたことに、このうえない誇りをもっている。僕にはこの海岸を守ることで先祖に敬意を捧げる責任があると信じている。守らなくてはいけないのだ。未来に伝統的な漁師とその糧である魚を確実に存在させられるかどうかは、僕ら次第だ。僕らの子供たち、そして彼らの子供たちに美しい風景と多様な生物を見させてあげられるようにするのは、僕らの責任なのだ。

僕はプンタ・デ・ロボスに生まれ、プンタ・デ・ロボスを愛している。僕がサーフィンを学んだのはこの海岸だ。そしてサーフィンを通じて知り得た経験、場所、人びとにいつも感謝している。プンタ・デ・ロボスを、そしてチリのすべての海岸を守るために僕は戦う。しかしそれは僕個人が望むかどうかに関係なく、未来全体のためにだ。

僕だけで達成できることはわずかだということはわかっている。正しい行動が何であるかは、誰もがわかっていると思う。それは立ち上がり、このような特別な場所が姿を消す前に守るということだ。

#LobosPorSiempre