Jumbo Wild

ジャンボを野生のままに

過去20年以上ものあいだ、クトゥーナーハ・ネーション、保護活動家、バックカントリー・スキーヤー/スノーボーダーといった人たちは、ブリティッシュ・コロンビアのパーセル山脈の奥地に大規模なスキーリゾートを建設するという計画に反対してきました。26年間の闘いのあとで、この先さらに何を要すれば、ジャンボを永遠に野生のままに保つことができるのでしょうか。

 

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Jumbo Wild (トレイラー)
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ジャンボを野生のままに

ブリティッシュ・コロンビアのパーセル山脈の奥深くに横たわる、貴重なアルパインの景観と活気に満ちた環境を抱く渓谷が永久的な保護を必要としています。コロンビア・リバーの源流域にあるジャンボ・クリークは、毎春、深いスノーパックのひとつから生まれ、崩れる氷河、野草の花畑、グリズリーベアの足跡などを流れていきます。ジャンボ・バレーはその美しさと雄大さにより、長いあいだ崇められてきました。

クトゥーナーハ・ネーションにとって、ジャンボはグリズリーベアの心のふるさと、Qat’mukとして知られ、クトゥーナーハの霊的信仰の中心的役割を持つ、核となる不可欠なテリトリーの一部です。ジャンボはまたグリズリーベアがパーセル山脈沿いにカナダとアメリカ間を自由に徘徊することのできる重要な国際野生生物のコリドー(回廊)の一部です。

Keep Jumbo Wild

ジャンボ・グレーシャー・リゾートはジャンボ・バレーの中心に提案されている通年のスキーリゾートです。保護活動家、地元住民、懸念を抱く一般市民、クトゥーナーハ・ネーションは環境、経済、霊的理由からこの開発に強く反対してきました。この圧倒的な反対にもかかわらず、開発の脅威は前進しつづけています。

何十年にもおよぶ戦い: 〈ワイルドサイト〉とクトゥーナーハ・ネーションが先導するジャンボを野生のままに保つ戦いは26年もつづいています。以下は現在にいたるまでのこのキャンペーンの主なマイルストーンです。

1991: ジャンボ・グレーシャー・リゾート計画提案

1991–2004: 地元や先住民の強い反対にも関わらず、開発者たちはその提案を少しずつ前進させる。

2004: 本プロジェクトに対する一般からのコメントの91%が反対であるにも関わらず、5年の環境認可書が発行される。

2008: ファーンハム・グレーシャー(リゾートがターゲットとする4つの氷河のひとつ)に許可を受けていないスキーリフトが建設されるのを阻止するため、ファーンハム・バレーに障害物が設置される。

2009: ジャンボの土地利用の意思決定が地元政府からブリティッシュ・コロンビア州政府に移行。環境認可書がさらに5年延長される。

2011: クトゥーナーハ・ネーションがジャンボ・バレーの精神的重要性、および彼らの土地管理倫理を概要したガットムーク宣言をブリティッシュ・コロンビア州政府に提出。

2012: ジャンボ・グレーシャー・マウンテン・リゾート自治体が作られる。ブリティッシュ・コロンビア州の住民のいない初の地方自治体で、ブリティッシュ・コロンビア州民の税金のみでまかなわれる町長と町議会が任命される。

2012: マイケル・プロクター博士と18人の生物学者が、ジャンボ・バレーはパーセル、セルカーク、キャビネット山脈をつなぐグリズリーベアの重要な生息地であることを裏付ける研究論文を出版。

2012–2014: ジャンボ・バレーに監視キャンプを設定。夏と秋に常時スタッフが在住して建設を記録する。ほぼ10年が経過した2014年10月第1週目、雪が舞うなか、公式にスキー場の建築を開始するための最後の試みとして基礎にコンクリートが流し込まれる。環境認可書が無効になる前のこと。

2015: 開発者が意義を唱えるなか、環境認可書が公式に無効となる。

2015: ドキュメンタリー映画『ジャンボ・ワイルド』が公開され、世界中をツアー。

2016: カナダの最高裁がカナダ人権憲章のもとに神聖な場所に関連する先住民の霊的信仰の権利の保護を求めるクトゥーナーハ・ネーションの申し立てを聴取。

2017: 〈ワイルドサイト〉はガットムーク宣言を支持しジャンボの永久保護を求める61,526の署名を有する嘆願書をクトゥーナーハ・ネーションおよびブリティッシュ・コロンビアの議会に提出。

2017: カナダの最高裁はクトゥーナーハ・ネーションの申し立てを却下。この判決で、法廷はカナダ人権憲章下おける神聖な場所に関連する先住民の霊的信仰の権利の認識を怠る。

2017: 〈ワイルドサイト〉とクトゥーナーハ・ネーションはジャンボの先住民保護地域の法制化の追求を通して永久保護のために戦い、継続してジャンボ・グレーシャー・リゾートの既存の脅威を取り除くために突き進む。