フリース
46 製品
ゴミをフリースに変える
フリースのこととなると私たちはゴミについて語るのが大好きで、それは決して無駄話ではありません。リサイクルされたペットボトル、製造過程で発生した使用不可能な端材、着古された衣類（パタゴニア製品を含む）などは、私たちのフリース製ベスト、フリース製プルオーバー、フリース製フルジップ・ジャケットを作るためにあちこちで使われています。「もふもふジャケット」と呼ぶ人もいるパタゴニア製品にリサイクル素材を使用することで、私たちは原料としての石油への依存を削減します。けれども私たちは、老若男女にこよなく愛されているふわふわのフリースを作るために、いつもリサイクル素材を使用していたわけではありませんでした。
フリースの話
1980年代初期、パタゴニアはマサチューセッツに拠点をおく素材メーカーのモルデン・ミルズ社と提携し、最初の軽量で丈夫なパイル素材をバージン・ポリエステルから製造しました。私たちはそれを使用して初代のメンズ・フリース・プルオーパーとウィメンズ・フリース・プルオーバーを作ったわけですが、それからあっという間に、世界はフリースに心を奪われました。まもなくあらゆるアウトドア衣料品メーカーも多用途に使えるこの新素材で、フリース製スウェットパンツからフリース製ヘッドバンド、やがては テクニカル・フリースまで、さまざまな製品を作りはじめました。カラフルなフリースはウールの長所のほぼすべてを備え、洗濯が容易で重ね着に適しています。
カラフルなフリース：リサイクル・フリースへの移行
ポリエステル・フリースは石油ベースの繊維で、私たちはパタゴニア製品における化石燃料の使用を抑えたいと願っていました。そこでリサイクル・フリースを開発するために、ポーラテック（前モルデン・ミルズ／ポーラーフリースの名づけ親）のような提携紡績工場との協力をはじめ、1993年にパタゴニアは、ゴミをフリースに変える初のアウトドア衣料品メーカーとなりました。最初のリサイクル・ポリエステル・フリースの色は、原料であるペットボトルの緑色でした。
ウール／ポリエステル混紡のメンズ・1/4ジップ・フリース？
パタゴニアの現在のフリースは、ひとまわりして原点にもどりました。ポリエステル・フリースを追求する私たちの旅は、創業者のイヴォン・シュイナードが愛用していたウールのセーターの代替となる、保温性と通気性に優れた素材を探すことからはじまりました。ポリエステル・フリースにはもちろんウールに勝る利点がいくつかありますが、ウールは石油ベースの繊維ではないという点が私たちのお気に入りのポイントです。そしてさらに好ましいのはリサイクル・ウールです。リサイクル・ウールをフリースの、たとえば1/4ジップ・プルオーバー製品に混紡すれば、バージン・ポリエステルの使用に比べて炭素排出量を削減することができます。それはまた、かなりの量の衣類を埋立地行きとなることから救うことにも貢献します。もし皆様が完璧なフリースをお探しなら、私たちはまだそれを作っていません。私たちはいまも、いじくりまわしつづけているのです。
パタゴニアは製品を保証しています。
製品保証を見る私たちはみずからの影響に責任をもちます。
フットプリントを見る私たちは草の根活動を支援します。
アクティビズムを見る私たちはギアを生かしつづけます。
Worn Wearを見る私たちは利益を地球に還元します。
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