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TIM DAVIS

草の根活動家のための「ツール会議」

「フェンスに座って傍観していたら、お尻にトゲが刺さっていた」 – ジュリア・ボンズ (コール・リバー・マウンテン・ウォッチ)

1994年、私たちは「草の根活動家のためのツール会議」を発足しました。経験豊かな活動家たちを招き、私たちが支援する環境保護団体のメンバーに、自然を擁護するより効果的な活動家となるにはどうしたらいいかを伝授してもらうためです。

メンバーを魅了し、問題を伝え、支援者とコミュニケーションをとり、人びとが行動を起こすきっかけとなるなど、環境保護活動家が必要とするツールは、基本的に私たちが毎日パタゴニアでウェアやギアを販売するためのツールと非常によく似ています。今日のようにテンポが速く、テクノロジーで駆り立てられた競争の厳しい世界で効率よく行動するには、効果的な戦略を構築し、メッセージを明確化し、そのメッセージを伝えるため有効かつ安価な手段を見つける必要があります。けれども道具箱に適切なツールがなければ、効率よく行動することはできません。

「ツール会議」では研修、宿泊、食事など、すべての会議費用をパタゴニアが負担し、参加者にはおのおののストーリーと情熱とアイデアだけをもって参加してもらいました。この第1回目の研修は参加者に大好評で、以来2年ごとに開催しつづけ、これまでに1,000人以上の活動家を養成してきました。

2015年9月にカリフォルニア州レイク・タホの南に位置するスタンフォード・シエラ・キャンプで開催した第14回「ツール会議」では、非営利団体とパタゴニアそれぞれから超一流トレーナーが顔をそろえ、参加者を鼓舞するストーリーや知識、専門技術を分ち合いました。そしてキャンペーン戦略、資金調達戦略、草の根ロビー活動、メッセージを伝える方法など、重要な課題に幅広く取り組みました。

ここ何年も参加者たちからは、会議は基本的なツールを得られるだけでなく、日々の活動では欠けがちな動機や刺激になるという話を聞きます。活動家のネットワーク内で連帯感を得ることができた、という人たちもいました。ある参加者はこう書いています。「通常、会議は苦手なのですが、この会議は役立つ情報とエネルギーにあふれたすばらしいものでした。それぞれのワークショップでは問題だけでなく、問題解決のテクニックまでしっかりと取り上げられていました」

この「ツール会議」の企画の目的は、環境保護活動家がより効率よく行動するために大切なツールを提供することですが、会議のあとはパタゴニアで働く私たち自身も活気づけられ、みずからの事業でもさらに効率よく行動できるようになったと感じています。会議にすべての解答があるとは明言できませんが、長年培った知識や経験やスキルを活動家や仲間たちと共有していきたいと思います。

ご了承ください:

現在24か月おきにパタゴニア社が主催し、アメリカで開催される「ツール会議」に招待できる活動家の人数には制限があります。希望される方全員をお招きしたいのですが、財源が限られているため、招待者のみを対象としています。悪しからずご了承ください。

日本では2012年11月に第3回目のツール会議を開催。パタゴニア日本支社の助成先を中心に、日本全国21の環境保護グループが参加しました。

草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議
ノラ・ギャラガー、リサ・マイヤーズ編集

パタゴニアは本書に、環境保護運動における成功のための核心となるスキルを磨きたいすべての環境保護団体のためにその手腕を生み出す、20年間にわたる名高いツール会議での最高の助言や知恵を記録しました。

環境助成金プログラム

パタゴニアは他の企業による基金が見落としたり、却下したような草の根レベルで活動する団体、または画期的なアイデアを持つ団体を助成しています。動物の生息地や原生地域、あるいは生態系の多様性を守るために急進的な取り組みを実行している活動家に資金を援助しています。

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