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人生を変える:自閉症とボディーサーフィン~『Come Hell or High Water (何が起ころうとも)』

グレッグ&ドナ・エドワーズ  /  2012年4月16日  /  読み終えるまで4分  /  サーフィン, コミュニティ

オーストラリアで『Come Hell Or High Water』が公開されたあと、この心温まるメッセージをコフス・ハーバー在住のグレッグとドナ・エドワーズ夫妻から頂きました。彼らには8歳になる自閉症の息子、キヤンがいます。この映画を見たあと、彼らの人生は永久に変わりました。

オーストラリアで『Come Hell Or High Water』が公開されたあと、この心温まるメッセージをコフス・ハーバー在住のグレッグとドナ・エドワーズ夫妻から頂きました。彼らには8歳になる自閉症の息子、キヤンがいます。この映画を見たあと、彼らの人生は永久に変わりました。

人生を変える:自閉症とボディーサーフィン~『Come Hell or High Water (何が起ころうとも)』

私たちの小さな現状打破についてお話したく、また『Come Hell Or High Water』という映画を制作していただけたことについてお礼を言いたく、筆をとりました。

『Come Hell Or High Water』は私たちの人生を変えてくれました。

簡単に言うと、私たちの8歳になる息子キヤンは自閉症です。彼を育てるのはとても大変で、先週までは彼がビーチでくつろぐということはまったくあきらめていました。明るい日差しや砂や風は息子の過敏な感覚に負担をかけすぎ、海の近くに連れていくとキヤンは、ほとんどの場合、叫びつづけていました。妻と私はサーフィンをして育ったので、水のなかではくつろいでいられます。私たち2人は子供たちを砂で遊ばせたり、泳がせたりすることを、ただ何よりも望んでいました。

先週、私たちは『Come Hell Or High Water』を見ました。ドンとボゥ・キングの話にとても感動し、ボゥが波の下に潜る映像には刺激を受けました。私たちはこの映画を2人の息子と一緒に2回見ました。そしてキヤンは、美しい映像とボゥ・キングの笑顔に完全に魅せられてしまいました。テレビを消したとき、彼は腕を外に伸ばして家のなかを走りまわり、映画で見たサーファーの真似をはじめました。

キヤンは言語障害があるため話すのが大変なのですが、家のなかを「泣かないで、ボゥ」と叫びながら歩きまわりました。そして最後には母のもとに駆け寄ると、「ビーチ、サーフィン」と言いました。翌日だったと思いますが、キヤンの熱が冷めているかどうかを確かめるために、ビーチへ行くことにしました。すると彼はいつものようには叫ばず、砂の上に走り降りました。そして水に入り、波へ向かって走っていったのです。これに気づいたのは、まだフィンを取り出しているときでした(もちろん信じられない思いでした)。その日、そしてそれ以来、毎日が特別な日になりました。息子は海を発見したのです。そしていまでは水のなかで快適にすごせるようになり、自信もついてきて、波にも乗れるようにまでなってきました。

このことが私たちにとっていかに信じがたい贈り物であるかを十分に表現することはできないし、私たちがどれだけ感謝しているかを語り尽くすことはできません。たとえ明日これが突然終わったとしても、私たちは息子と驚くべき1週間を過ごすことができました。これがつづいてくれることを、そしてこの新しい熱意が生涯の情熱となることを祈っています。キヤンが波で遊んでいる写真をいくつか同封しました。1枚はかなりぼやけていますが、最初の波に向かって走る彼の笑顔をご覧いただけると思います。

私たちが「ありがとう!」と言えるように、もし『Come Hell Or High Water』の映画制作者の方たちにこのメッセージを伝えていただければうれしく思います。

敬具

グレッグ&ドナ・エドワーズ

人生を変える:自閉症とボディーサーフィン~『Come Hell or High Water (何が起ころうとも)』
人生を変える:自閉症とボディーサーフィン~『Come Hell or High Water (何が起ころうとも)』
人生を変える:自閉症とボディーサーフィン~『Come Hell or High Water (何が起ころうとも)』

この投稿はパタゴニア・オーストラリア・ジャーナルに最初に掲載されました。

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キース・マロイ監督による、魚雷人間たちの苦難をつづるボディサーフィン映画、『Come Hell or High Water(何が起ころうとも)』。日本での上映については現時点では未定です。決まり次第クリーネストライン、あるいはこちらでお知らせしていきます。

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