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どこかに地球、もうひとつ余っていませんか?

どこかに地球、もうひとつ余っていませんか?

By アニー・レオナード   |   2012/09/13 2012年9月13日

もし豊かで美しく、有限でかつ繊細な私たちの惑星が銀行だとしたら、その口座の残高がマイナスになるという恐ろしい日が、アース・オーバーシュート・デイ(Earth Overshoot Day)です。それはその年に地球が供給してくれる資源をすべて使い果たしてしまい、地球が処理することのできる廃棄物の量に達してしまう日。その日が過ぎると、私たちは貪欲な現代人になる何千年も前から地球が蓄えつづけてきた資源を切り崩して生活することになります。私たちは地球というクレジットカードの最高限度額まで使い果たし、その上、次世代が支払えないかもしれない額の負債を残しつづけているのです。

人類の歴史上ほぼずっと、私たちは生体系が提供してくれる資源の範囲内で暮らしてきました。しかし1986年、私たちはその分岐点に立ちました。その年の〈グローバルフットプリントネットワーク〉の報告は、アース・オーバーシュート・デイが12月31日まで早まったというものでした。以来、消費、環境汚染、世界人口が急増するにつれて、オーバーシュート・デイは年々早くなっています。昨年は9月27日でした。そして今年は8月の第3週ごろだと、同ネットワークは予測しています。

別の視点から見てみましょう。30年ほど前まで、私たちは地球が毎年提供してくれる資源の範囲内で暮らしてきました。それが最近の消費量をみると、今年はなんと1年でおよそ地球1個半分の資源を使用しています。〈グローバルフットネットワーク〉によると、国連の控えめな見積りのペースで消費と人口増加をつづけたとしても、今世紀の半ばにはなんと1年で地球2つ分の資源が必要になります。

消費量VS人口が問題なのでありません。問題は私たちが地球の提供できる以上の資源を要求しているところにあります。このままの状態を長期的に持続することは不可能です。資源の使い方や使用するベき資源、あるいはそれを使う人の数が変わらないかぎり、いずれそれは底をつくことになるのです。

この消費の反面には、それが作る廃棄物、つまり汚染があります。地球の未来を最も脅かすいちばんの汚染は化石燃料を燃やすときに出る、温暖化の原因である二酸化炭素です。地球のカーボンフットプリント——同ネットワークはこれを「二酸化炭素廃棄物がふたたび使用可能な資源へと転換するのに必要とされる土地の広さ」と定義しています——は全体のエコロジカルフットプリントの過半数を占めています。1970年以降、私たちのカーボンフットプリントは3倍以上に上昇し、いまでは地球上の全農地と等しい、またはそれ以上の面積を占めています。

この問題の規模は、自転車に乗るとか、牛肉をあきらめるといったような、カーボンフットプリントを削減するための個人のレベルの活動ではもはや不十分な域に達しています。フットプリントクイズに答えて自分たちの足跡を調べ、それをどのように減らせるかといった改善の余地はもちろんあります。しかしそれ以上に、人類のフットプリントの最大の要因は個人からではなく、エネルギー生産、交通機関、食品生産業、建物に起因するということに注目しなければいけません。個人として責任ある選択のために努力する一方で、社会全体としてともに責任ある選択をしようではありませんか。それによって最大の成果が発揮され、また限られた資源の範囲内でこの美しい地球でいかに暮らしていくかを学ぶこともできるのです。

アニー・レオナードはほぼ20年にわたり、環境安全と正義についての問題を調査し、そして解決のための組織作りをしてきました。彼女の処女作『The Story of Stuff』は2010年にFree Pressから出版されました。

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