パタゴニア・プロビジョンより、ワイルド・サーモン・ジャーキーいよいよ日本発売
2011年11月、私たちはクリーネストラインに投稿した「腹ごしらえをして、種を救おう」という記事のなかで、US本社でパタゴニア・プロビジョンのサーモン・ジャーキーを発売することをお知らせしました。そして約1年後の今年10月、日本での発売開始をお知らせできることを大変うれしく思います。
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奇妙に聞こえるかもしれませんが、私たちの魚のストーリーについての発端はコットン業界です。1990年代はじめ、コットンTシャツの新製品が入荷したあるパタゴニア直営店の従業員が、頭痛を訴えはじめました。空気質を分析してみると、コットンTシャツに使われているホルムアルデヒドやその他の化学薬品が従業員に害を与えていることが確認されました。通気を良くすることでその問題を解決するよう勧められましたが、それでは真の問題を回避しているように思えました。
少し調査をすると、従来の方法で製造されているコットンは地球に最も悪影響をおよぼす産業のひとつであることがわかりました。大量な化学肥料、殺虫剤、落葉剤などが必要なだけでなく、その加工工程にも莫大な量の塩素系漂白剤や有害な染料、ホルムアルデヒドが使われているのです。
私たちは早急に対応し、製品にコットンを使用するのを止めようとしましたが、ボイコットすることは何の変化ももたらさないことに気付きました。「悪い」コットンは引きつづき育てられ、加工されて、他の誰かがそのコットンで洋服を作るからです。
となると唯一の解決策は、厳選した栽培業者/加工業者と協力し、パタゴニア製品のためのオーガニックコットンの供給源を作ることでした。1996年までにパタゴニアは、全製品ラインのコットンを100%オーガニックに切り替えました。たしかにコストは嵩みましたが、この決断によって何千キロもの有害な化学薬品を環境から締め出すことができ、またお客様もすぐに新しいオーガニックコットン製品は着心地もより良く、長持ちすることを知りました。これはパタゴニア最大の成功物語のひとつです。
いま私たちは同様の変革をサーモン業界にもたらしたいと考えています。
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高タンパクなうえに、オメガ3脂肪酸たっぷりのパタゴニアのサーモン・ジャーキーは、トレイルでの理想的な行動食です。その味わいと携帯のしやすさは日常のおやつやおつまみとしてもおすすめ。さらにこのジャーキーは私たちだけでなく、地球にもやさしく、持続可能な漁法により捕獲された野生のベニザケだけを選んでいるので、生息数の少ない他種のサーモンの遡上の保護に貢献しています。パタゴニアは原料である魚がどこからやってきたのかを知っています。健全で持続可能な野生のサーモンが豊富に生息する地域からのみ収穫しています。スモーク・テリヤキ、スモーク・ブラックペッパー、スモーク・チリペッパーの3種類のフレーバーをご用意しています。オンラインショップはこちらから。
また、食べることによってサーモンを救うパタゴニア・プロビジョンのワイルド・サーモン・ジャーキーについてはこちらから詳しくお読みください。