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パタゴニア京都:エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ(LEED)ゴールド認証を取得

パタゴニア京都:エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ(LEED)ゴールド認証を取得

2014/02/20 2014年2月20日

新風館外観

パタゴニアは京都ストアのオープンにあたり、米国グリーン・ビルディング協会 (USGBC) から<エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ (Leadership In Energy and Environmental Design / LEED) >の認定を受けることを目指して、高い環境基準を設定しました。そして建材や機器の調達から設計や施工中の室内環境、さらに廃棄物処理にいたるまで、徹底的に環境に配慮することで、2014年1月にLEED-CI(Commercial Interior/商業施設の内装)ゴールド認証を取得しました。

USGBCとは「グリーン・ビルディング」評価システムを確立するために、1990年代末に建設産業のあらゆる分野のリーダーで構成された連盟組織であり、LEEDは建造物の環境性能を評価し、環境の持続可能性目標を満たすためのあらゆる枠組みを提供しています。現時点でLEED認証を取得している商業)建築物は、アメリカ中心に世界各国で20,000におよびます。  

パタゴニアは1996年にリノ・サービスセンターを建てました。シンプルな構造と実用的なデザインのサービスセンターには、パタゴニア製品を世界中に配送するために必要なものが保管されています。2006年にはサービスセンターを2倍の広さに拡張。その際、環境に与える影響をさらに軽減させるための数々の努力をし、LEEDゴールド認証を取得しています。

【大正15年に建築された旧館側からの新風館。パタゴニア京都が入居しているのはこの1階部分】

LEED認証は、新築および大規模改修(NC)、商業施設の内装(CI)、コア&シェル(CS/新築テナントビル)、学校・病院・小売店舗、中古(運営・メンテナンス)、エリア開発などのカテゴリーに分かれており、京都ストアはこのうち商業施設の内装(CI)のカテゴリーで申請しました。認証過程では、建築物全体の企画・設計から建築施工、運営・メンテナンスまで、省エネルギーや環境負荷について下記の7項目が評価され、そのポイントの合計数(最高110点)により、認定(40-49点)、シルバー(50-59点)、ゴールド(60-79点)、プラチナ(80-110点)の格付けがされます。

1. 建築物(敷地)の持続可能性・交通の便等
2. 水効率・節水性
3. 省エネと再生可能エネルギーの使用
4. 資材の再利用・リサイクル率
5. 屋内環境の快適さ
6. 革新性と設計プロセス等の特別なクレジット
7. 地域別優先クレジット

京都ストアが店を構える新風館は大正時代に京都中央電話局として建設されたものを商業施設として再活用している建物です。その京都市登録有形文化財第1号に認定された歴史的にも大変貴重な建造物に配慮をしながら、建材の調達をはじめとするさまざまな配慮をした結果、京都ストアは以下のように63ポイントを獲得、ゴールド認証を取得することができました(テナントとして使用する建物側の共用水関連設備等の機能、運用状況を検討した結果、Water Efficiencyの項目全体は評価対象から除外しています)。

レジカウンター古材【資材の再利用では古民家から出たケヤキ材を再利用してレジカウンターに】

分別中【オープン時のダンボール分別風景】

 

パタゴニア京都のLEEDスコアカードはUSGBCサイト(英語)よりご覧ください。

 

京都【京都ストアの環境に配慮した資材と店舗運営に関するパンフレットのデータ】

京都ストアのLEED取得支援業務を担当したCSRデザイン&ランドスケープ株式会社の平松代表によると、最近日本におけるLEED認証のプロジェクト件数が急増しているということで、具体的には、2011年7月時点ではわずか20件程度だった認証および申請登録プロジェクトが、2014年1月には100件を超えるまでに増加しています。アジアにおけるLEED認証件数は中国がずば抜けているものの、日本国内でもようやくLEED認証に関心が高まりはじめています。また、パタゴニア日本支社の配送センターが入居する施設〈GLPIII〉(埼玉県三郷市)は2013年11月にLEED-CSプラチナ認証を、日本国内の物流施設としてははじめて取得。今回の京都ストアのLEEDゴールド認証取得とあわせ、パタゴニア日本支社のグリーンビルティングに対する取り組みを具体的に示す事例となっています。

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