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映画『ダムネーション』:「2014年度アメリカの最も危機に瀕する川」上映ツアーのスケジュールと最近受けた賞について

映画『ダムネーション』:「2014年度アメリカの最も危機に瀕する川」上映ツアーのスケジュールと最近受けた賞について

2014/05/12 2014年5月12日

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ダムネーション』が、テキサス州オースティンで開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)にてデビューしてからひと月が経ちます。まず第一に、映画を見に来てくれた皆さんに感謝します。そしてシェアしたい多くのニュースと行動アイテムを早速、下記します。ぜひともご協力をお願いいたします。

2014年度アメリカの最も危機に瀕する川

『ダムネーション』の共同プロデューサーのマット・シュテッカーが小さかったころ、サン・フランシスキート・クリークにあるスタンフォード大学のシアーズビル・ダムから遡上するスチールヘッドが飛び跳ねているのを見たとき、彼はたったひとつのダムが水域全体に及ぼす影響を認識しました。いま魚の生物学者となったマットは、それ以来そのような移動を妨げる12基以上の障害物を取り除く先導者となり、他のいくつかのダムを取り壊す努力にも積極的に関わってきました。「ダムバスター」として彼と長年ダム撤去に取り組むグループを支援してきたパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが〈Felt Soul Media〉のベン・ナイトとトトラビス・ルンメルと手を組んだとき、『ダムネーション』が生まれたのです。

今日、〈American Rivers〉が「最も危機に瀕するアメリカの10の川」のリストを公開しましたが、私たちはサン・フランシスキート・クリークとシアーズビル・ダムが5位に登場したことを喜ばしく思います。サン・フランシスキート・クリークは今年〈American Rivers〉がリストに挙げた唯一のダムです。「最も危機に瀕する川」リストに登場したのは祝うべきことではありませんが、河川保護のコミュニティにとっては重要であり、これによってシアーズビル・ダムの撤去に向けた努力が全国や地元の注目をさらに浴びることになるでしょう。

[写真上:カリフォルニアのサン・フランシスキート・クリークにあるシアーズビル・ダム。スタンフォード大学は魚や野生動物のための水を放流しない。淀んだ川は枯渇して危機に面し、コンクリートの壁のふもとで妨害されているスチールヘッドにとっては致命的だ。写真:Matt Stoecker]

残念なことに、スタンフォード大学が不要となったシアーズビル・ダムを撤去し、より信頼のおける持続可能かつ安全な水システムにアップグレードするかどうかは分かりません。大学はダム撤去を含む代替案を探っており、年内にはその決定をすることを約束しています。全国の数々の例から、ダムが撤去されれば、遡上する魚は障壁の上ですぐに、何週間もしないうちに、回復することが分かっています。貯水池からの侵入生物種は著しく減少し、水質と生息地も向上します。そしてコミュニティはより安全になり、ダムのオーナーは訴訟の危険から解放されるのです。

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シアーズビル・ダムと貯水池の空中写真。写真:Matt Stoecker

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2013年、通過不可能なシアーズビル・ダムの下で産卵する2匹の野生のスチールヘッド。複数のスチールヘッドの成魚とその卵は、上流の排水路およびダムの上の永続的な川へのアクセスを遮られ、連邦政府が指定するこれらの危機に瀕する魚は、減少した水に封じ込められている。これらの2匹の魚が産卵する様子をビデオでご覧ください。写真:Doug Rundle

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サン・フランシスキート・クリークの源流で合流する流れ。ここは水域の多くがオープンスペースとして保護され、スチールヘッドや他の自生種にとって最適な生息地を提供する。スタンフォード大学がそれを可能にすればの話だが。写真:Matt Stoecker

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パロアルトとメンロパークの市街を流れるサン・フランシスキート・クリークは、サンフランシスコ・ベイエリアで野生のスチールヘッドが遡上する最後の生息地のひとつだ。しかし、スタンフォード大学のシアーズビル・ダムが重要な通年の川を塞き止め、この川の危機に晒されているスチールヘッドの死の責任は誰にあるのかを次の世代に考えさせている。写真:Mike Lanza

 

 ビデオ:サン・フランシスキート・クリーク:アメリカの最も危機に瀕する川 by 〈American Rivers

 

本プロジェクトを先導する〈Beyond Searsvile Dam〉同盟の企業メンバーとして、私たちは環境スチュワードとしてのリーダーシップをスタンフォード大学に示し、シアーズビル・ダムを撤去して、この重要な生態系としての川を修復し、地元住民を洪水と安全への懸念から守る代替策を選択することを求めます。

Take_action

 

行動を起こそう

1. スタンフォード大学にシアーズビル・ダムの撤去を求めよう。

2. オバマ大統領に不要となったダムの取り壊しを求めよう。

3. 2014年度の「アメリカの最も危機に瀕する川」の全リストを見て〈American Rivers〉においてそれらを保護する支援をしよう。

 

上映ツアーのスケジュール&スクリーニングのアップデート

最近、DamNationFilm.comのウェブサイトが再デザインされて登場し、上映予定のリストも掲載されました。ロードアイランド州ニューポート、モンタナ州ミズーラ、オレゴン州ポートランドとコロラド州カーボンデールが4月の上映予定を締めくくります。その先は5月9日にニューヨークのIFCセンターで劇場公開され、ロサンゼルスでも5月19日にLaemmle NoHo 7にて公開されます。劇場公開は4月と5月に一部の都市で開催される1夜9市のプレミア・ツアーの一貫として行われ、6月5日にはアメリカ全土のパタゴニアの直営店にて上映イベントも開催されます。

Ticket
詳細およびチケットはUpcoming Screeningsのページにてご確認ください。皆さんの地元にて上映をスポンサーするお申し込みもこちらにて承ります。

 

Vimeoオンデマンド

『ダムネーション』はVimeoオンデマンドにて、この映画を皆さんのコンピューター、ラップトップ、タブレット、スマートフォンでご覧いただけることを嬉しく思います。2014年6月6日のデジタルリリースの予約注文は現在受付中。『ダムネーション』を気に入っていただいたら、Vimeoオンデマンドのパタゴニアのコレクションもご覧ください。パタゴニアとVimeo主催のこのオンライン映画のコレクションでは、地球の優美さ、強さと脆弱さを紹介しています。

Ondemand
パタゴニア・コレクションと『ダムネーション』のデジタル版の予約注文はVimeoオンデマンドをご覧ください。

 

2つの映画祭、2つの賞

私たちは『ダムネーション』がSXSWのドキュエメンタリー・スポットライトのカテゴリーにて2014年度の視聴者賞を、またワシントンD.C.で開催された環境映画フェスティバルにおいて環境アドボカシーのためのドキュメンタリー賞(と$10,000の賞金)を獲得したことに歓喜しています。フィルムメーカーは映画祭での観客の皆さんの積極的な受け入れに感謝するとともに、このニュースはダム撤去という緊急の問題に皆さんが賛同してくれている証拠だと感じています。全国で映画ツアーを行いながらこの勢いを増強しつづけていきたいと思います。

「SXSWにて『ダムネーション』を公開することは、トラビスと私個人にとっては夢の実現であり、この映画にとっての夢もまた叶いました」と共同ディレクターのベン・ナイトは語ります。「視聴者賞をいただいたということにはまだ実感がわかず、とても超現実的に感じます。オースティンでの上映の際には、エネルギーがわき上がっているのを感じることができました。見に来てくださった聴衆の方々はただただ素晴らしかったです」

「『ダムネーション』に全精力をつぎ込んだあと、聴衆の皆さんがこの映画に深く共鳴してくれたことに信じられない思いです」と共同ディレクターのトラビス・ルンメルは語ります。「私たちを信じ、この重要な物語の実現に必要だった創造的自由を与えてくれたパタゴニアにとても感謝しています」

「川の健康は私たち全員に影響を与えますが、あまりにも多くの川が不必要かつ老朽化したダムにより劣化しています」と語るのは共同プロデューサーのマット・シュテッカー。「私たちの映画を聴衆が理解してくれたこと、川を解き放つ動きへの勢いがつく手助けをしてくれていることに励まされます」

 

Yvon
イヴォン・シュイナードと『ダムネーション』のクルー。SXSWのレッドカーペットにて。写真:Nate Ptacek

Waiting
SXSWにて封切りを待つ。写真:Kasey Kersnowski

Ron
SXSWのVimeoシアターの外でブースを担当するパタゴニア社員のロン・ハンターとブルックス・スコット。写真:Nate Ptacek

QA
SXSWのQ&Aセッションに参加する司会者のナンシー・シャフター、イヴォン・シュイナード(パタゴニア)、ジョイ・ハワード(パタゴニア)、トラビス・ルンメル(DamNation)、ジェレミー・ボクサー(Vimeo)。写真:Nate Ptacek

Window
パタゴニアのオースティン店の窓に貼られたステッカー。写真:Jared Tennant

Display
パタゴニアのオースティン店内の展示。写真:Kasey Kersnowski

Party
封切り後のパタゴニアのオースティン店でのパーティーの様子。写真:Jared Tennant

Staff
『ダムネーション』のフィルムメーカーとパタゴニア・オースティン店のスタッフ。この店のスタッフ全員の努力ともてなしに感謝。写真:Nate Ptacek

House
アメリカの首都における環境フィルム・フェスティバルも満席。「Crack Down on Deadbeat Dams(役立たずのダムを取り壊そう)」請願書について、政府の政策立案者や政府関係者と建設的な対話がなされ、環境アドボカシー賞も受賞。ワシントンD.C.への旅は成功だった。

Poster

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