新しい旅の友
ヨガとボディーワーク用のお気に入りの小道具を見つけました。それは木製というだけでなく、携帯可能でバックパックやダッフルバッグの脇に収まり、車中でもスペースを取りません。トリガーポイント・マッサージャーのように機能しますが(でもプラスチック製ではなく、はるかに安価で自分で作れる)、フォームローラーにすこし似ています(フォーム製でも上に乗って転がすのでもなく、横たわります)。頑固なコリをほぐすため深部まで届く指圧のように使います。また小さなヨガブロックのように、異なるヨガの体位で背骨や関節をサポートするのにも便利です。股関節がかなり開いてきたら、座骨のすぐうしろに配置すれば坐禅のサポートにもちょうどいい高さです。
製作費用は10ドル以下で、木製の丸棒を入手して、1メートル長にカットし、先端を丸めてヤスリをかけ、さらに滑らかにしたければニスやペンキを塗ります。
ヨガの小道具の多くが、高額で邪魔になるうえ、ポリ塩化ビニル(PVC)を含みます。PVCが有害であるという知識は浸透してきていますが、まだ巷にかなり出回っています。PVCには鉛やフタル酸などのおぞましい成分が含まれています。フタル酸(時としてプラスチックをより柔軟にするために使われる)は肝臓と腎臓の疾病に関連し、PVCも発がん性があり、リサイクルが困難です。捨てられると空気と水を汚染し、さらにおぞましいことに焼却処分すると大気を汚染します。焼却すると有毒な塩酸になるのは言うまでもありません。
セルフマッサージ用の丸棒の汎用性とシンプルさの良さを見つけたのは私が最初ではありません。体を解放するための似たようなツールは中国(伝統的な中国医学では竹を使用)とモンゴルで何百年ものあいだ使われてきました。古代のモンゴルで「純化した体」と呼ばれていた戦士たちは骨や象牙あるいは木でできた「カ」と呼ばれる特別な形をした道具を自身や馬の体に適用していました。言ってみれば深い指圧マッサージのようなもので、私が丸棒を使うのと同じやり方です。
私はこの道具をとても気に入っています。シンプルで持ち運びに便利で馴染みやすく、しばしば自宅でのトレーニングの中心として使います。私が教えるリストラティブ・クラスでも使い、旅に出るときはバッグに詰めます。コリ固まった筋肉や結合組織を解放し、ほぐすための圧力をかける道具として、皆さんがトレーニングに取り入れる方法をご紹介します。
リディアの丸棒を使ったワークショップ
やる:ツボを見つけ、90秒かそれ以上固定します。3分までやってみましょう。
やらない:力をかけすぎないように。筋組織が固まり、体が防御反応を示します。
やる:やわらかくなり、ほぐれ、(ジェルから液体のように)流動性が増すのを感じるようになるまで待ちましょう。
やらない:顎、横隔膜や臀部の筋肉が硬直するほどやらないでください。力をかける目安は手を粘土に沈ませるような感覚です。必要なら丸棒を毛布で包んでください。
本投稿はYoga With Lydiaからの転載です。ヨガと旅行についてはクリーネストラインのリディアの以前の投稿「バン・ヨガ」をご覧ください。
これらのポーズは個人の責任のもとに行ってください。もし異変を感じたら、すぐに中止し、ヨガ・インストラクターにご相談ください。