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Artwork: Amy Diebolt作「Flower Power」。収益はアーティストと〈ヘッドカウント〉へ。
Artwork: Amy Diebolt作「Flower Power」。収益はアーティストと〈ヘッドカウント〉へ。

解決策シリーズ・パート6:失望感に屈っしてしまうことに抗う

By アニー・レオナード   |   2014/10/20 2014年10月20日

アメリカは2014年度の中間選挙がすぐそこまで来ています。パタゴニアはクリーンかつ再生可能なエネルギー、きれいな水/空気の復元、危険な高炭素の化石燃料からの離脱を推進する候補者や、未来と地球のために行動するリーダーを支援します

投票は誰もが行使できる権利で、票は私たちの声を轟かせる媒体です。

今回の解決策シリーズでは、『The Story of Stuff』プロジェクトの創始者アニー・レオナードが、投票と市民権が彼女にとって何を意味するかについて執筆してくれました。近日投稿予定の私たちに起こせる行動についての後続記事もお楽しみに。

solutions-series-part-6-resist-giving-in-to-disillusionment_1Artwork: Amy Diebolt作「Flower Power」。収益はアーティストと〈ヘッドカウント〉へ。

愛国心とは、いついかなるときでも自国を支持し、自国の政府に対しては、支持に値するときだけ支持することである。

—マーク・トウェイン

最近、私のパスポートと免許書の食い違いを直すため、運転免許センターに行かなければなりませんでした。早朝に到着し、ビルを囲む長い列に並ぶと、雨が降りはじめました。濡れて苛立った私はあきらめて帰りました。次回の訪問時にはセンターのウェブサイトから予約を入れましたが、それでもソビエト時代にモスクワの食料品店にできた列のように長蛇でした。最終的に誰かがホリデーの前日に出直すことを勧めてくれました。そして私はクリスマスイブの朝をお役所の間違いを正すために費やすことになりました。

地元の運転免許センターの機能不全と接することは、一般人が政府と向き合う最も個人的な経験です。それは私たちに政府が解決策ではなく、苛立ちの原因のように思わせることに繋がるかもしれません。そしてこの苛立は最高レベルにまで達します。

党派対抗の中傷合戦とお役所の非効率に嫌気がさし、アメリカ人は政府に対し、歴史的に最低の見解を抱いています。80%以上の国民が、選出議員がワシントンでやっている仕事に不満をもっています。私たちが政府について思い浮かべる言葉のなかで、「解決策」という言葉はリストのトップには挙らないでしょう。実際、私の10代の子供がこうジョークを漏らしました。「プロの反対語がコンならば、プログレス(前進)の反対語はコングレス(連邦議会)だ」と。

こんなことを耳にするのは悲しいものです。私は政府が私たち、そしてこの地球の健全さのために働いていることを信じ、政府を愛したいのです。私はハイチで出会った熱意を感じたいのです。初の民主的に選出されたリーダーに投票し、ジャン=ベルトラン・アリスティドを「私の大統領」だと誇りをもって宣言する恍惚とした人びとのように。私はこの国の建国の基本となった高い理想を思い出せるように、実際にアメリカ憲法のポケット本を持ってまわります。しかし、政府の潜在能力と日々の現実とのギャップは大きく、しばしばジョン・レノンが歌ったように「It’s so hard loving you.(愛することはむずかしい)」と感じます。

solutions-series-part-6-resist-giving-in-to-disillusionment_2Artwork: Kat Bush作「The Eagle Has Landed」

では、あきらかにその期待に添えないでいる政府にクリーンな環境、公正な経済、全市民の平等の促進のための解決策を願う私たちは、失望感に屈っしてしまうことにどうやって抗ったらいいのでしょうか。

まず、政府とは何で、どうあるべきなのかを自分自身に思い出させましょう。政府は建国者がよりよい将来へ私たちを導くために作った乗り物です。問題はその乗り物がレールを外れていることです。

車が盗難にあったらどんな気持ちになるでしょう。無責任なチンピラが乱暴に乗りまわし、反対車線を運転し、罪の無い歩行者を戦慄させ、市庁舎の芝生にドーナツ円を描く。もし取り戻すチャンスがあったとしたら、肩をすくめて、「気にしないで使っていてくれていいわ。ろくな車じゃなかったし、もう運転しないから」と言うでしょうか。

いいえ、そうは言わないでしょう。でもそれは、肩をすくめて政府に愛想を尽かすことは、汚染企業やウォール街の有力者や腐敗政治家に民主主義を乗っ取られ、それが売りに出されることに幻滅した人びとが取るのと同じ態度なのです。いまあまりにも多くのアメリカ人がクリーン・エアー法令を強化し、原生地を保護し、最低賃金を引き上げるキャンペーンにエネルギーを投入するどころか、投票すらしないのですから。

solutions-series-part-6-resist-giving-in-to-disillusionment_3Artwork: Vikram Nongmaithem作「Vote the Environment 2」

私は苛立たせ、失望させる政府のやり方にだけ焦点を当てるのではなく、私たちのために毎日政府がやってくれている、良いことを思い出そうとします。(ほとんどの場所で)きれいな水道水を提供し、飛行機の衝突事故を防ぐといった鎮火作業です。より大きな問題に対する政府の潜在能力へのインスピレーションが必要なときは、政府がその力を発揮したときのことを思い出します。しばしば長い市民運動の末の、児童労働の撲滅やガソリンの無鉛化、人種差別廃止の履行などの正しい行いです。そして何よりも私は、「人民による人民のための」政府を忘れずにいたいのです。望む方向へ政府を動かし、それがどうやってそこに到達するかを決定するのは私たちの力です。次回はその方法についてお話します。

このシリーズを読む:

解決策シリーズ・パート1:川の中の赤ん坊
解決策シリーズ・パート2:私たちのコミュニティにおける解決策
解決策シリーズ・パート3:行動する
解決策シリーズ・パート4:ビジネスにおける解決策
解決策シリーズ・パート5:実行に移す
解決策シリーズ・パート6:失望感に屈っしてしまうことに抗う
解決策シリーズ・パート7:近日公開

solutions-series-part-6-resist-giving-in-to-disillusionment_4Artwork: Andrew Lynne作「One Vote Can Change Everything」

参加しよう。情報を入手しよう。2014年11月4日、この惑星を投票ブースにしよう

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