クリーネストライン


2日目、アヴィレス・ノルテにルートを発見する。チームはGoogle Earthの地図とiPhoneのアプリを使い、もしこのルートに沿って永久的なトレイルを敷くことになれば、パタゴニア国立公園が利用することになるであろう位置を記録した。Photo: Weston Boyles
2日目、アヴィレス・ノルテにルートを発見する。チームはGoogle Earthの地図とiPhoneのアプリを使い、もしこのルートに沿って永久的なトレイルを敷くことになれば、パタゴニア国立公園が利用することになるであろう位置を記録した。Photo: Weston Boyles

湖から湖へ:パタゴニア公園の偉大な湖2つをつなげる

By リック・リッジウェイ   |   2015/07/30 2015年7月30日
2日目、アヴィレス・ノルテにルートを発見する。チームはGoogle Earthの地図とiPhoneのアプリを使い、もしこのルートに沿って永久的なトレイルを敷くことになれば、パタゴニア国立公園が利用することになるであろう位置を記録した。Photo: Weston Boyles
2日目、アヴィレス・ノルテにルートを発見する。チームはGoogle Earthの地図とiPhoneのアプリを使い、もしこのルートに沿って永久的なトレイルを敷くことになれば、パタゴニア国立公園が利用することになるであろう位置を記録した。Photo: Weston Boyles

チリ南部の新しいパタゴニア国立公園の公式なオープンは11月末に予定されているが、すでにそれに惹きつけられている訪問者は何千もいる。パタゴニアのトレイルランニングのアンバサダー3名も1月に完成済みの100マイル以上のトレイルの一部を走った。パタゴニア社はその建設資金の一部を提供したが、ほぼ65万エーカーの広さとなることが計画されている新しい公園は、現在の既存のトレイルシステムの外に完全な流域を有する。

編集者記:「ローカリズムの新たなかたち」キャンペーンを進展させつづけるためには、以前のキャンペーンを再訪し、それらに新たな息吹を吹き込むことも大切です。今日、リック・リッジウェイがふたたび触れるのは、資金調達目標の半分のところまできた「マイル・フォー・マイル」。パタゴニア社は2015年末までに「マイル・フォー・マイル」にいただいた寄付と同額をマッチします。

3月、公園を両端から挟む2つの偉大な湖、北のラゴ・ヘネラル・カレーラと南のラゴ・コックランをほぼ直接つなぐ潜在的ルートを偵察するため、僕は2人の友人ジブ・エリソンとウェストン・ボイルスに同行した。この2つの湖はあまりにも素晴らしく、最初に目にしたときマックスウェル・パリッシュの絵のように神話的に映る。

3月1日にラゴ・ヘネラル・カレーラを出発すると、ガウチョが夏の放牧地に家畜を移動させるためのトレイルを発見するという、うれしい驚きに出会った。しかしこの楽なはじまりは、騎馬では渡れても徒渉は危険に見える急流で終わった。唯一の浅瀬はエディーのない狭い渓谷のすぐ右にあった。

僕らはテン場を作り、戦略を練った。翌朝、僕は服を脱いで反対岸までフェリーアングルで泳いだ。仲間が石をくくりつけた小さなラインを投げ、それを僕が木に結んだ。パックをジップラインで送り、ジブとウェストンも氷河から流れ出た川を泳いで渡った。その日、もう1度徒渉があったが、それはパックを担いだまま、手を組んで渡ることができた。

その日の夕方、僕らは2つの排水路のあいだにある鞍部でキャンプし、3日目の終わりには1か月前にパタゴニアのトレイルランニング・アンバサダーが走った新しい公園のトレイルと合流した。4日目が終わるころには公園本部に戻り、僕らのルートと写真をこの新公園を設立している基金〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉を指揮するパタゴニアの元CEOのクリス・トンプキンスとおさらいした。

彼女はそれらが加わることで公園のトレイルシステムが素晴らしくなることに同意してくれた。必要なのは、川を渡るための2つの新しい吊り橋、ラゴ・コックランへの既存のトレイルへの短い延長と、現在公園の境界の外にあるハイクの出発点となった土地の取得だけだった。だがクリスと夫のダグはこの公園を個人からの寄付金と社会奉仕で作った。だからさらに土地を買収し、1つか2つの橋を作るというのはどうだろう……だが僕はダグが以前に女性衣料品会社エスプリのオーナーだったとき、机の上に掲げていたサインを思い出した。「まずコミットし、それから道を探る」

パタゴニアの元CEOで〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉の創設者のクリス・トンプキンスに別れを告げ、ハイクに出るジブ・エリソン(左)とリック・リッジウェイ(右)Photo: Weston Boyles  
パタゴニアの元CEOで〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉の創設者のクリス・トンプキンスに別れを告げ、ハイクに出るジブ・エリソン(左)とリック・リッジウェイ(右)Photo: Weston Boyles  
初日、リオ・アヴィレス・ノルテの渓谷のはじまり。秘訣は渓谷の上部を沿うルートを見つけること。Photo: Weston Boyles
初日、リオ・アヴィレス・ノルテの渓谷のはじまり。秘訣は渓谷の上部を沿うルートを見つけること。Photo: Weston Boyles
最初の、かつ最も困難な徒渉を考慮するリック。Photo: Jib Ellison
最初の、かつ最も困難な徒渉を考慮するリック。Photo: Jib Ellison
最初の、かつ最も困難な徒渉で氷河から流れ出た川を泳ぐリック。Photo: Weston Boyles
最初の、かつ最も困難な徒渉で氷河から流れ出た川を泳ぐリック。Photo: Weston Boyles
反対岸に泳ぎ着き、65歳でもまだまだいけることに興奮するリック。残り2人もラインを投げ、パックを送ったあとに同じく泳いだ。Photo: Weston Boyles
反対岸に泳ぎ着き、65歳でもまだまだいけることに興奮するリック。残り2人もラインを投げ、パックを送ったあとに同じく泳いだ。Photo: Weston Boyles
2日目の朝、アヴィレス・スールを泳いだあとにパックを送る。Photo: Rick Ridgeway
2日目の朝、アヴィレス・スールを泳いだあとにパックを送る。Photo: Rick Ridgeway
2日目に、夏の放牧地に家畜を移動させるガウチョのトレイルをたどるジブ・エリソン。Photo: Weston Boyles
2日目に、夏の放牧地に家畜を移動させるガウチョのトレイルをたどるジブ・エリソン。Photo: Weston Boyles
川のフェリー第2弾。今回はパックを担いだまま、老年の男を真ん中にして徒渉。Photo: Weston Boyles
川のフェリー第2弾。今回はパックを担いだまま、老年の男を真ん中にして徒渉。Photo: Weston Boyles
2日目、僕らのルートのなかでも最もひっそりした場所でゲマルジカの真新しい足跡を発見。パタゴニア国立公園の野生動物係は絶滅寸前の種がこのエリアに生息することにとても興奮した。Photo: Weston Boyles
2日目、僕らのルートのなかでも最もひっそりした場所でゲマルジカの真新しい足跡を発見。パタゴニア国立公園の野生動物係は絶滅寸前の種がこのエリアに生息することにとても興奮した。Photo: Weston Boyles
2日目、アヴィレス・ノルテ川に流れ込む数々の水流のひとつを渡るリック。Photo: Weston Boyles
2日目、アヴィレス・ノルテ川に流れ込む数々の水流のひとつを渡るリック。Photo: Weston Boyles
2晩目のテン場。2日目、アヴィレス・ノルテの源流にて。Photo: Weston Boyles
2晩目のテン場。2日目、アヴィレス・ノルテの源流にて。Photo: Weston Boyles
3日目の朝、氷河に覆われた新たな懸谷へと下る男たち。Photo: Weston Boyles
3日目の朝、氷河に覆われた新たな懸谷へと下る男たち。Photo: Weston Boyles
3日目、フリオソ・バレーのリックとジブ。彼らのルートはここで先月パタゴニアのトレイルランニング・チームがたどったトレイルのひとつと合流する(マイル・フォー・マイルを参照)。Photo: Weston Boyles  

3日目、フリオソ・バレーのリックとジブ。彼らのルートはここで先月パタゴニアのトレイルランニング・チームがたどったトレイルのひとつと合流する(マイル・フォー・マイルを参照)。Photo: Weston Boyles

パタゴニア・プロビジョンの新製品ツァンバ・スープで夕食を作るリック。40年前からイヴォンとクライミング旅行でツァンバを食べてきた彼にとっては真新しいものではない。Photo: Weston Boyles

パタゴニア・プロビジョンの新製品ツァンバ・スープで夕食を作るリック。40年前からイヴォンとクライミング旅行でツァンバを食べてきた彼にとっては真新しいものではない。Photo: Weston Boyles

4日目、リオ・チャカブコへ流出するアヴィレス・スール川へと下る。これでチームは新しい国立公園に敷かれたトレイルシステムに合流したことになる。Photo: Weston Boyles
4日目、リオ・チャカブコへ流出するアヴィレス・スール川へと下る。これでチームは新しい国立公園に敷かれたトレイルシステムに合流したことになる。Photo: Weston Boyles
パタゴニア国立公園の作業員が最近建設したアヴィレス・スールにかかった吊り橋。Photo: Weston Boyles
パタゴニア国立公園の作業員が最近建設したアヴィレス・スールにかかった吊り橋。Photo: Weston Boyles
4日目、最後の3キロを歩くジブとリック。Photo: Weston Boyles  
4日目、最後の3キロを歩くジブとリック。Photo: Weston Boyles  
ハイクの終わりに、新しく改造されたホステルとキャンプ場の前に立つリック(左)、ウェストン(中央)、ジブ(右)。ここはいつの日かこのチームが開拓した新たなトレイルのうれしい終了地点となるだろう。写真:リックのカメラを使った地元のガウチョ  
ハイクの終わりに、新しく改造されたホステルとキャンプ場の前に立つリック(左)、ウェストン(中央)、ジブ(右)。ここはいつの日かこのチームが開拓した新たなトレイルのうれしい終了地点となるだろう。写真:リックのカメラを使った地元のガウチョ  

行動を起こそう 

50マイル(80キロメートル)のトレイル敷設を支援するために、〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉にご寄付ください。2015年12月31日まで、寄付いただいた額に相当するマイル数に合わせて、パタゴニアも同額の寄付を行います。

寄付する

クリッシー・モール、ルーク・ネルソン、ジェフ・ブラウニングがトレイルを走った最初の「マイル・フォー・マイル」の詳細は、以前の投稿をご覧ください。

マイル・フォー・マイル、パート1:新しいパタゴニア公園に到着

マイル・フォー・マイル、パート2:ランニング

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