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2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。Photo: Conservacion Patagonica Archives
2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。Photo: Conservacion Patagonica Archives

ダグラス・トンプキンス(1943〜2015)

By パタゴニア    |   2015/12/10 2015年12月10日
2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。Photo: Conservacion Patagonica Archives
2008年、セロ・クリスティンの山頂のダグ・トンプキンス、リック・リッジウェイとイヴォン・シュイナード。Photo: Conservacion Patagonica Archives

私たちはダグ・トンプキンスの訃報を知り、深い悲しみに包まれています。ダグは私たちの会社にとって親愛なる師であり、私たちパタゴニア社員の多くにとって良き友でした。遺族の方々と彼を愛したすべての方々に心よりお悔やみを申し上げます。

彼が遺したものについてはこのパワフルな記事「Douglas Tompkins: A Force for Nature(ダグラス・トンプキンス:自然の味方)」(英語)をお読みください。以下に日本語訳を掲載します。私たちも追って彼の思い出について語っていきます。

「Douglas Tompkins: A Force for Nature(ダグラス・トンプキンス:自然の味方)」日本語訳

〈トンプキンス・コンサベーション〉(〈ディープ・エコロジー〉、〈コンサベーション・ランド・トラスト〉、〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉の財団法人)からのプレス・リリース

2015年12月8日

地球最高の環境保護者のひとりであるダグラス・レインフォード・トンプキンス(72歳)が本日、チリ領パタゴニアのラゴ・ヘネラル・カレラにおけるカヤック事故の後、死去しました。彼と妻のクリスティン・マクディビット・トンプキンスはおよそ220万エーカーの保護地を買い取り、その一部は世界最大の私有の自然保護地区であるチリ南部のプマリン公園を形成しています。説得力のある提唱力とチリおよびアルゼンチンの国立公園システムへの土地寄付を通じて、トンプキンス夫妻は南米に5つの新たな国立公園の設定と、もう1つの拡大に寄与し、さらに新たないくつかの設立にも取り組んでいました。ダグラス・トンプキンスは彼の公園地の保護努力とオーガニック農業プロジェクトにより、数々の賞を受賞しました。

複数の大陸で初登を達成した登山家であったダグラス・トンプキンスは、アウトドア・リテイラーのザ・ノース・フェイスの創始者で最初の妻スージー・トンプキンス(ブエル)とともに、エスプリの共同創始者としても知られています。ビジネス界を去ったあと、トンプキンスがひんぱんに口にした「この惑星に住む家賃を払う」ためにビジネスマンから環境保護者に転身した彼は、最後の四半世紀を南米で過ごしました。一連の慈善組織(Tompkinsconservation.orgをご覧ください)を通して、彼は公園の設立と、劣化した農地を買い取って修復しすることに尽力し、環境保護アクティビズムの前進を支援しました。

トンプキンスはチリの異なる政党の大統領2人と共同で国立公園を設定し、アルゼンチンにおいても同様の成功を収めたにも関わらず、アメリカ国民であった彼の土地購入および環境アクティビズムは、彼の新しい故郷ではときとして物議を醸し出すものでした。チリ領パタゴニアの野生の川に提案された巨大な水力発電プロジェクトを阻止するための複数年にわたるキャンペーンへの彼の参加は、極めて重要でした。この戦いは究極的にダム反対派の粘り強さとトンプキンスの資金および戦略的アドバイスによって勝利を収めました。

ノルウェーの哲学者アルネ・ネスに深く影響を受けたトンプキンスは、浅はかな改革志向の環境保護主義は失敗を免れないと信じた「ディープ・エコロジー」の支持者でした。人類は社会の深い構造的変化と環境中心の土地倫理——つまり人間は生命のコミュニティのただの一員であり、領主ではないという信条——の採用によってのみ、彼がひんぱんに「歴史のゴミ箱」と呼んだ道を逆転させることができるのです。巨大技術に声高に反対した彼は、技術批評にかなりの資金を提供し、この分野における文献を幅広く読んでいました。

根本的な自然と美のアクティビストであるトンプキンスは、クライミングとパドリング旅行で探索した野生の世界に信じられないほどの愛を抱きました。彼はこの愛に、長年に渡って設計した数多くのビルに反映された洗練された美的感覚を組み合わせ、公園地と農地修復プロジェクトのために働きました。惑星の最も遠隔な地における危険なクライミング遠征で幾度も「死を免れてきた」あと、トンプキンスが南米第二の湖にて友人とカヤックによるキャンピングの旅を楽しんでいたあいだの事故でした。

ダグラス・トンプキンスの遺族は最愛の妻クリスティン・トンプキンス、母ファイス・トンプキンス、兄弟でニューヨーク州ミルブルック在住のジョン・C・トンプキンス、サンフランシスコ在住の娘サマー・トンプキンス・ウォーカーと義理の息子ブルックス・ウォーカーと3人の子供ブルックス・トーマス・ウォーカー、デラ・ウォーカーとスージー・ケイト・ウォーカー、カリフォルニア州ヒールズバーグ在住の娘クインシー・トンプキンス・インホフと義理の息子ダン・インホフと子供ガードナーとウィラ・インフォフ。

連絡先:トンプキンス・コンサベーション (415) 229-9339
Tom Butler, tbutler@gmavt.net

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