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世界の果てからの特報

ミーガン・ブラウン  /  2018年7月6日  /  読み終えるまで18分  /  アクティビズム

「円柱に使いたいのは見つけることのできるいちばん大きな山にあるいちばん大きな木だ。僕らのサーカスのメインのテントの支柱のような。それはその山で伐採される最後の1本で、他を皆伐したあとに残される最後の木だ」 —ケン・キージー、『わが緑の大地(邦題)』Photo:Mikey Schaefer

世界の果ての風は清潔で冷たい。その威力を和らげるためのたいした陸塊はなく、風は緯度40度を切り裂き、ごく小さな海辺の町、アーサー・リバーの私たちが滞在するプレハブの家を強打する。窓で歪められた風は、ドアの脇に積み重ねられた薪をしょっぱい水しぶきで覆う。ここから北へ一時間のところにあるグリム岬の気象観測基地での測定では、タスマニア北西部のこの地域は世界で最もきれいな空気を記録している。それは感情的であり、不可欠であり、もしかしたら啓示的なのかもしれない。まるでこの風のなかに立つことで、地球はいまも回っているのだということを理解できるかのように。

常連たちがのんびりと歩いて、アーサー・リバーのすぐ先にあるマラワー・タバーンのガラスのスイングドアを抜けるとき、外はすでに暗い。彼らは地元の安ビール、ボーグズを1パイント飲むため、仕事帰りに寄り道する。半ダースの常連客は本腰を入れ、バーテンダーは全員の名前を知っている。建設業者と農夫と測量技師たち。占領されている玉突き台の横の囲炉裏には、火が燃えている。自生魚の写真とジオラマで飾られた隣のダイニングルームの黒板には、その日の特別メニューが書かれている。グリム岬の羊肉、帆立貝のカツ。マッシュポテトの山から湯気が立ち上る。外では風が唸り、バーを囲い込むポーチの上のピクニックテーブルにも刻まれている「西部で最高の」と書かれた看板を打ちつける。

窓の近くにある隅のテーブルで飲みかけのテン(半パイントの方言)を囲んで3人の男が論争している。彼らに共通しているのは、屋外での仕事をする男の外見。グラスをつかむ硬くなった手、目のまわりの皺。彼らは迷彩服とフランネルを着ている。皮肉ではなく。彼らは話したがっている。驚くことではないが。私たちは泥にまみれた作業靴とジーンズを履いているが、それでも人目を引いている。

「ここの天気をどう思う?」と1人が尋ねる。彼は答えではなく、人格を探ろうとしている。「気に入らなければ5分待てってよく言うんだ」私はこのお決まりの文句を聞いたことがある。それは生き残るためには粗暴さと粘り強さという特長の組み合わせが必須の場所ではよく知られた文句だ。しかしここでほぼ3週間を過ごしたあとで、私は認める。タスマニアはそれを申し立ててもいいこと。天気はこの島の決定要素なのだ。その状況、その形状、その人格などの。

「君たちはここで何をしているんだ?」と色あせたカーハートのスウェットシャツを着た男が聞く。彼の声音は懐疑的だが温和だ。

「ドキュメンタリー映画を作っているんです」(私はその同行執筆者だ)

「お前ら、環境保護主義者じゃなかろうな?」

必ずしもそうではないが、私たちが森について話をしたいのは事実だ。

世界の果てからの特報

我が家の一部だとみなす場所の利用が世界遺産保護により奪われることを、地元民は恐れている。Photo:Mikey Schaefer

オーストラリアで最も人口密度の低い州は、本土から飛行機でわずか45分ちょっとの場所にありながらも、独特の原始の野生地を保ってきた。世界地図を見てほしい。タスマニアはそれに載ってすらいないかもしれない。ミーンダーの町の製材所で知り合った自動車整備士兼電気工は、大陸が分離し、オーストラリアが北に漂流したとき、タスマニアは足をばたばたさせて泣きわめきながら南極から分離したのだと表現する。そこに存在するというのは、とても奇妙な夢に生きているような感覚だ。すべては馴染み深く、けれども非凡。

著作家リチャード・フラナガン(ホバートで偶然出会ったときに映画のナレーションを依頼したが、説得できなかった)は、かつて『ニューヨーカー』のエッセイで、タスマニアを「驚異の部屋(ヴァンダーカンマー)であり、エギゾチックで奇妙、かつ美しく残酷なものに満ち、前進という観念ではなく、非現実さの感覚をもたらす島」と表現した。それは野生ではなく、原生地。つまり原生地の質は変わりながらも、原生地であるという本質は変わらない。

山々はルーベンスの絵画のように丸々としていて、古い。体は震えていることのほうが多い。

天気がタスマニアを形作っているとしたら、それを明確にしているのはレインフォレストだ。霧がまるでコーヒーに入れたクリームのように林冠に渦を巻く。そこには透き通ったクラゲのように見えるキノコや、道路のセーフティコーンの色のようなキノコが生え、すべては湿気を帯びた活力のある匂いを放つ。クローブやジンのような味のするペッパーベリーをはじめ、マートル、ブラックウッド、サッサフラス、レザーウッド、セロリトップパインといった、リズミカルな名前の樹木が並ぶ。ここには60 種類の希少種、危急種、絶滅危惧種が生息する。2車線道路をカンガルーが飛び跳ね、巨大なシダは低木層の上に葉状体を傘のように広げる。涼しい温帯降雨林の大部分はひとつの巨大大陸が分裂して漂いはじめ、恐竜が歩きまわっていた6,000年前の時代にいまも遡る。この地域はターカイン、またはアボリジニの言語であるパラワ・カニ語で「タカイナ」と呼ばれ、アーサーから沿岸のピエマン・リバーまでタスマニア島の北西の角に447,000 ヘクタールにわたって広がっている。フクロオオカミと呼ばれる絶滅肉食有袋類はひんぱんに目撃され、それが実際に絶滅したと推定することもできない。私ははじめてこのレインフォレストに足を踏み入れたとき、自分が涙したことに驚かされた。

世界の果てからの特報

タスマニアの北西部にあるターカイン地域は世界で最後の手つかずのゴンドワナ多雨林のひとつがある場所だ。Photo: Mikey Schaefer

タスマニアの森で注目に値するのは、その樹齢だけではない。1800 年代半ば以来この島で盛んで、根強く複雑な林業の基盤もある。そしてその慣行のうち最悪のそれが、原生林の皆伐だ。

タスマニアは対処されていない膨大な歴史的トラウマを抱えている。19世紀のアボリジニ先住民の大虐殺、識字率49%の地方の貧困層、そしてタスマニアを野生にする性質そのもののいくつかを破壊することに、ほぼすべてを依存する経済……。伝統への申し立ては分極化を招き、深遠だ。そしてそれらはすべてこの景観で繰り広げられている。白い砂利道に並ぶプランテーションはその直線性により不安を掻き立てる。

私たちがそこにいたのは、ターカインと野生地をめぐる葛藤についての映画を作るためだった。世界の反対側ですら、それは強烈に関連性があるように感じられた。私たちが尖ったボタングラスの草原を歩きまわって沿岸のカーブを記憶しているあいだ、米国内務省のライアン・ジンキは一連の国定記念物の巨大な削減を薦めた。そして私たちがアメリカに戻るとまもなく、大統領はベアーズ・イヤーズとグランド・ステアケース・エスカランテの国定記念物をそれぞれ85%と50%削減する告知に署名した。彼は「遺産」、「尊敬」、「輝かしい自然の驚異」、「保護」といった言葉を、その説明で引用した。

それはおなじみの物語だ――資源抽出、景観への相反する申し立て、伝統的産業の死と失われる職。失業に悩む遠隔地の地域社会、貧困と違法薬物。まるで現代のアメリカの縮図のようだ。

3人のうち最年長のオーク樽のような胸部とふさふさした白髪頭の男性は、ジョッキを胸に掲げてバーにもたれかかり、カウンターに向かって頷きながら、「このバーはブラックウッドの木の幹から切り出したものだ」と私に教える。「タスマニアは農業と林業で成り立ってきた。林業を締め出すことは、同時にその文化を拭い去ることだ。そしてその文化は本当に家族指向のものだ。すべての林業が良いと言っているわけではない。その一部のやり方は気に入らないが、別のやり方でやれとは言えない」

私は文化と土地のつながりについて尋ねる。

「ここでの俺の人生において、最善の環境保護者が誰かといえば、それは何が起きているかについて既得権をもつ人たちだ。この地域に住み、動物と暮らし、森と生きる人たち。俺たちは月面のような風景がほしいとは思っていない。だが皆が職をもたなくてはならない」

世界の果てからの特報

タスマニアをこれほどまでに野生にしているその資質が、タスマニアを利益を生み出すものにもしている。Photo: Mikey Schaefer

皆伐はチェーンソーにはじまり、苗床のように整然と管理された単一栽培の農園や森林に変わり果てる。巨大な老齢樹は挽材に切り分けられ、州内の数社の木材工場に買い取られて、建材や合板となる。余剰分は輸出業者に売られ、木材チップやティッシュペーパー用パルプとして世界のパルプ材供給の一部となる。私たちは港町のバーニーをドライブ中、これらの木材チップが巨大なビルのように高く積み上げられ、コンテナ船に積み込まれるのを目撃した。

ほとんどすべての自生の森林の伐採作業は政府によって支持され、それは多大な助成金を受けている〈サスティナブル・ティンバー・タスマニア〉(前〈フォレストリー・タスマニア〉)によって行われている。同社はおよそ80万ヘクタールの公有地の森林すべての管理責任をもつ。これらの地域はオーストラリアにおける米国土地管理局の土地とほぼ同じで、多目的使用のためのものであるが、また同時に伐採と鉱業リースにも開放されている。利益は政府機能のために利用される。

しかしこの産業は不安定だ。とくに木材チップの国際価格は上下し、需要は変動する。2016年の年次報告書では、〈フォレストリー・タスマニア〉はほぼ6,740万ドルの損失を出し、その時点で同社は政府によってブランドの再構築、雇用削減、顧客との価格再交渉、そしてその工程で木材チップを動かすための新規契約を余儀なくされた。現資源大臣ガイ・バーネットが出した声明によれば、同社は「新たな操業環境」に適応する意図で、〈サスティナブル・ティンバー・タスマニア(SST)〉として2017年に再出発した。

再出発後まもなく、〈SST〉はリストラの移行コストをまかなうための資金が必要だという理由で、自生の広葉樹林2万9千ヘクタールの99年にわたるリースを、新たに上場した〈リライアンス・フォレスト・ファイバー〉と呼ばれる会社に売却した。この契約に反対する人びとは、〈リライアンス・フォレスト・ファイバー〉はケイマン諸島につながりのある未公開株式投資基金マネージャーの子会社であることを指摘している。

バーネットは国会での演説で、この移行は〈SST〉の負債を払拭し、地域の雇用を促進することを意図していると主張した。しかし2012年の監査によれば、〈SST〉はこれらの公有の森林をその価値の半値で売却したかもしれないという。タスマニアの材木産業の歴史をカバーしてきた作家クエンティン・ベレスフォード博士は、この種の取引をタスマニアの「権威主義的な資本主義のユニークなモデル」と呼ぶ。

最近タスマニア州政府は原生林の伐採モラトリアムを覆し、いまやターカインを含めてすでに保護区として割り当てられた地域での伐採が可能になってしまった。これはおもに政治的な動きだった。森林産業は急速に斜陽化しているにもかかわらず、遠隔地域の従来の林業を営む地域社会がいまもその職を期待するからだ。

「林業は低迷している」と、パートタイムで〈SST〉の請負の仕事をするマラワーに住む男性のひとりは言った。「あるいは〈サスティナブル・フォレストリー・タスマニア〉は、ね(彼は一部皮肉をこめてこう言った)。彼らは社名を変え、すべてを売りに出したのに、それでもまったく利益を出していない」

「何がよくなかったのですか?」

「すべてさ。林業は斜陽産業だ。定年まであと10 年。そのころには森はなくなってしまうだろう」

しかしここの地元民はターカインの保護がその答えだとはみなしていない。赤いフランネルのシャツで、非常に強い物腰で映画に登場するキム・ゲールはこう説明した:彼はこの地域でサーフィンや釣りをして育ち、いまでは9歳の娘に地元のお気に入りのスポットでそれらを教えている。彼が望むのは、そこに娘を連れて行き、その楽しみ方を強要されることなく、彼が育ってきた景観の知識を娘に伝授しつづけることだけ。「一度世界を旅してまわったが、この場所のすべてが恋しかった」と彼は語った。「この騒音、開放という音、風の音……。俺たちはここに住む全員を知っている。この地域社会が恋しかった」

キムのような地元民は会話から除外されているように感じている。ここに来たこともなく、この景観についての知識もあまりない環境保護主義者によって、狩りや釣りをして育ってきた場所から締め出されるように。「俺たちの地域の面倒をどうやって見るかを言いにくる人たちが不快なのはそこなんだ」と彼は語る。「俺たちを中傷するな。俺たちだってこの場所を守りたい。だが俺たちを締め出せば、俺たちはその錠前をはぎとるだろう」

ニコール・アンダーソンの青のトヨタ・ランドクルーザーには、ちょっとした黙示録のための準備が整っている。クロスカントリーのギア、カメラ、地図、本、ランニングシューズ、植物採集キット、チョコレート、ヘアブラシ、バッテリーパック、そしてある意味皮肉なチェーンソー。46歳で赤毛のニコールはグアム島規模のこの遠隔地に住む、たった2人の医師のひとりだ。彼女はまた未来の伐採区画(抽出のために分けられた森林地域)を偵察するために森の奥深くを何百マイルも走り、ターカイン保護の闘いを先導する環境保護団体<ボブ・ブラウン財団>に、その情報を持ち帰っている。

ターカインの南境となっているピーマン・リバーをのんびり歩きながら、ニコールは彼女の癖である意識の流れを中断し、背後の、皆伐を隠蔽するためにきれいな列で残されたハイウエイの脇の自生森を指す。それらはプロパガンダ用ストリップと呼ばれている。まるで昨日舗装されたかのように真っ黒で完璧な道路沿いの〈SST〉が管理する土地の区画を運転すると、次のものが目につく:道路上で絶滅危惧種のデビルに気をつけるように認識を促す緑と白の標識、そして森の説明。「1850年以来の働く森」、「皆伐後に再生した森」。会社の再構築以降もそのロゴは昔のままだ。

道路の角を曲がると彼女はエンジンを止め、「オーケー。破滅と破壊を見に行きましょう」と言う。

前置きもない。警告もない。森があり、そしてなくなる。暗闇の中で階段を下りて行くとき、最後の一段を数え間違えて、地面ではなく何もない空間に足を踏み下ろすときの、あの感覚と同じ。

森林伐採というのは目に非常に厳しいものがある。将来の伐採現場の境界を示す青色のビニールテープが風にはためき、黄色のゲートが樹林を抜ける未舗装の道への進入を遮断する。目の前にある皆伐は既存のレインフォレストを生々しい傷のように切り裂く。風が木っ端のあいだを吹き抜けると、私の頭のなかで言葉がこだまする。「もし世界で最も偉大なギンバイカのレインフォレストが見たければ、バーニーの製材所に行ったらいい。全部木材チップに入っているよ」

「これにはまったく我慢できないわ」とニコールは足指で切り株を蹴りながら言う。

「これはいつ切られたのですか?」

6か月くらい前だと、彼女は思う。

森が皆伐されたあとに残された傷跡には2つのことが起こる。非常に乾燥したユーカリ林では、森が自然に再生する方法を模倣することを目的としたやり方で、木が区域ごとに伐採および収穫される。低木層が生い茂るユーカリ林では、生態系全体が伐採されてナパーム弾で焼かれたあと、成長の早い種に植え替えられる。伐採業者は苗木を食べるワラビーやウォンバットを殺すため、毒に浸けた人参を新たな植樹場所周辺に置く、という話も広まっている。

映画撮影チームがショットを設定するあいだ、私は切り株に座って、手帳にこう書いた:

「そびえ立つこれらのユーカリがティッシュペーパーになってしまう、ということを理解するためには、想像力の超越を要する悲劇的な論理の赦免のように思える。しかしこのような場所にはある種の弾力性がある。静かだが、鳥はまだ存在し、破壊のあいだには、生命の兆候がある。泥に残された巨大なタイヤ跡の間に、そして髪のように見える老齢樹の細長い裂片の間に新鮮なタスマニアデビルの足跡を見つけた」

皆伐のあいだを風がヒューッと音を立てて通り過ぎるのが聞こえた。

 

世界の果てからの特報

片側は森、もう片側は皆伐。Photo: Krystle Wright

アーサー・リバーの家に戻り、湯気の立つコーヒーを囲んで、私たちの会話はこれまで何百回となく繰り返された環境保護に戻る。環境キャンペーンがこれまでに勝利を収めたことはあるのか。環境保護活動はなぜこれほど二元的な会話なのか。職が失われていくなか、どうやって森と生活の糧を保護するのか。遠隔地の地域社会に住む人びとに、その親が有してきたこの場所の利用を許しながら、どうやってアボリジニの物語を償い、そしてこの土地に対する彼らの申し立てを守るのか。それが地理的にいかに小さくとも、また手元の問題がいかに微妙な意味合いを有するものであっても、全員が遺産だとみなす申し立てを、いかにして敬うのか。

地方主義は社会に定義を与える一助となるが、それは部族主義という結果を招かざるをえないのか。環境保護主義者とボーガン(タスマニアの言葉で田舎者の意)のあいだには、思うほどの違いは存在しない。自分が正しいと自身を納得させること、そして何かのやり方についてある種の倫理的な優位性を信じ込ませるのは簡単だが、何百もの会話の後、皆の将来に対する懸念は概ね同じように思えた。そしてみずからを決して環境保護主義者とは呼ばない多くの人びとが、原生林の伐採は何度も耳にした通り、「めちゃくちゃ」なことだと同意する。体系的な原生林の伐採が価値のある試みだと見なす者は誰もいない。事実、一般的な意見はその反対に傾いている。

この文化的ジレンマを抱くのはタスマニアだけではない。環境保護主義者を地元の地域社会と、そして政治家をその選挙区民と不必要に対抗させるのは、道徳的な相対主義だ。その相対主義は、アメリカをドナルド・トランプの選出に導き、私たちの公有地を祝うのではなく、まるで闘って勝ち取るものであるようにそれを位置付けしたのと同じなのだ。その核心は信条にではなく、並外れた場所の防衛心にある。全員が場所を守るための同じ義務を感じるときにだけ、会話は変わるのだろう。

私たちは答えと同じだけの疑問を抱いてそこを去ったが、持ち帰ったひとつにこれがある:究極的には土地の価値は、何本の木が切られたかではなく、何世代の家族がその子どもにこの場所を愛するように教えたかで測られる。ある地元民が私たちに言ったように「どっちにしても俺たち全員に10%の環境保護主義が存在する。この場所が破壊され、それが再生しないのを見たい奴などいない」

タスマニア州政府にタカイナ(ターカイン)を世界遺産としてノミネートし、保護するよう依頼しよう。

タスマニア州政府にタカイナ(ターカイン)を世界遺産としてノミネートし、守ることを呼びかけるためにパタゴニアは〈ボブ・ブラウン財団〉およびアボリジニの先住民族とのパートナーシップを組んでいます。

嘆願書に署名する

takayna(タカイナ)』フィルム上映会

 活動家、地元民、アボリジニのコミュニティ……これらの相反するストーリーを紡ぎながら、トレイルを走る医師とひたむきな環境保護活動家の体験をとおして語られるこのパタゴニア・フィルム制作のドキュメンタリー映画は、現代の環境保護運動の複雑さを明るみにし、最後に残された真の野生地を守る挑戦を私たちに投げかけます。

2018年7月11日(水)より、パタゴニア直営店にて『takayna(タカイナ)』フィルム上映会を開催します。お問い合わせ/ご予約はストアまでお問い合わせください。

7月11日(水) パタゴニア 仙台ストア 開場19:00 開演19:10
7月13日(金) パタゴニア 横浜ストア 開場19:00 開演19:10
7月18日(水) パタゴニア 福岡ストア 開場19:00 開演19:10
7月24日(火) パタゴニア 渋谷ストア 開場19:00 開演19:10
7月26日(木)パタゴニア 大崎ストア 開場19:00 開演19:10
8月2日(木) パタゴニア 京都ストア 開場19:00 開演19:10

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