クリーネストライン


「トゲがほとんど貫通しそうになっていたとき、〈フレンズ・オブ・アイアンウッド・フォレスト〉のトム・ハナガンが金属製のクシを出してくれました。サボテンのトゲを抜くために彼がいつも持ち歩いているものです。トムと同団体のデーヴ・バーカーたちと、最高のときを過ごしました。一緒に大笑いし、彼らのこの地域への愛情とともに、ハイキングして過ごした時間はとても思い出に残るものとなりました」—マヤ・ネレンバーグ、サイズ&フィット・スペシャリスト
Photo: Geoff Holstad
「トゲがほとんど貫通しそうになっていたとき、〈フレンズ・オブ・アイアンウッド・フォレスト〉のトム・ハナガンが金属製のクシを出してくれました。サボテンのトゲを抜くために彼がいつも持ち歩いているものです。トムと同団体のデーヴ・バーカーたちと、最高のときを過ごしました。一緒に大笑いし、彼らのこの地域への愛情とともに、ハイキングして過ごした時間はとても思い出に残るものとなりました」—マヤ・ネレンバーグ、サイズ&フィット・スペシャリスト Photo: Geoff Holstad

仕事に励むデザイナーたち

By マルコム・ジョンソン   |   2019/08/26 2019年8月26日

最近、アメリカの公有地の未来が僕らの頭から離れない。ちょっとした朗報はあるものの、ワシントンD.C.からやってくる公有の土地や水域への脅威破壊的な変化には、ほぼ終わりはない。これにより今年の秋シーズンの「ビジュアル・アイデンティティー」のタイミングについての僕らの確信がさらに深まることとなった。それはパタゴニアのデザインチームがラップトップを閉じ、メールの自動返信をオンにし、キャンプ装備、スケッチブック、カメラ、絵筆を手に、アメリカの最も野生の地へ出かけた1年前にはじまった。

「娯楽と自然保護のために公有地が与えてくれるチャンスを利用しようと思いました」と語るのはアート&イラスト部門のディレクター、クリス・テイグ。「だから生の情報を得るため、チームを分けて、脅かされている国定記念物を訪れることにしました。私たちは全員、驚きと感謝の気持ちを抱いて戻ってきました。そうしてできた今シーズンのカラーと生地とグラフィックは、私たちが遭遇した景観と文化的遺産に直接影響を受けたものです。全員が我が国の美と冒険に感銘を受け、公有地の遺産を受け継ぐことができるという信じられない幸運を感じている、というのがこの経験の最善の要約です」

公有地を祝うコレクションの制作に関わったスタッフの写真と思い出をここに集めました。

Photo: Evan Daniel
Photo: Evan Daniel

カタディン・ウッズ&ウォーターズ国定記念物を訪れるため、秋にメイン州を旅した。僕らはブラックホール製品のコレクション全体を改良し、リサイクル素材へと移行していた。だから僕は旅の影響について深く考慮した。これらの旅に出たデザイナー全員が何をどう荷造りしたかについて記録し、それはバッグの容量と効率性について考えるとき、とても役立った。

この旅では雨に濡れ、紅葉はほとんど終わり、落葉していたため、残されていた色はその分、ことに鮮やかだった。僕らを快く家に招き入れてくれたのは、連邦政府の管理下に移行するまでこの国定記念物を管理してきたマークとスーザン・アダムス。僕らは動物、樹木、野生キノコを探してこの地を探索し、ペノブスコット川の東流に沿ってマウンテンバイクに乗り、料理しては、物語を分かち合った。

僕にとって、それは旅と『移動』の魂、つまりとにかく外へ出ること、そして僕らが共同で所有するこれらの信じられない場所を目撃するための努力をすることの重要さを思い出させてくれる素晴らしい旅となった」

—エバン・ダニエル、製品デザイナー

Photo: Lauren Ross
Photo: Lauren Ross

「これらはカタディン・ウッズの管理人のマークが見つけて、窓辺に置いていたもの。僕らの時代よりも前にいかに多くの人びとがこの土地を楽しみ、それに頼ってきたかをめぐることに、僕らは胸を踊らせ、そして今後もそうであるよう望んでいる。だがこの場所がまったくひと気のないことにも刺激を受けた。僕ら以外に人っ子一人ないことはまったくの驚きだった。そのことは公有地の問題について取り組む活気を取り戻し、野生地を利用できるということがどれだけ素晴らしく幸運なことであるかを思い出させてくれた」

—ジョン・ラップ、シニアデザイナー

Photo: Evan Daniel
Photo: Evan Daniel

「ある日、霧深い森をハイキングしていると、ヤマブシダケに遭遇しました。そこでブナの木の実を集め、キノコと地元の市場で手に入れたロブスターでごちそうを作りました。メイン州での時間、そしてカタディンを公共の手に残すために働く人びととの会話は、こうした野生地を守るために必要な基礎づくりへの大切さをより深く理解することへとつながりました」

—タラ・コンウェイ、アシスタントデザイナー

Photo: Lauren Tasugi
Photo: Lauren Tasugi

「ソノラ砂漠のアイアンウッドフォレスト国立公園のできるだけ近くまで運転し、キャンプを設営しました。野菜を焚き火で炙り、日が暮れると、サワロからはフクロウの鳴き声がしました。私たちはまたそこがコヨーテのテリトリーであることも知りました。彼らがキャンプを通り過ぎ、国定記念物内で互いを呼び合って、遠吠えするのが聞こえました。

アイアンウッドは遠隔地域にあり、野生動物と砂漠の植物が豊富で、居住地、ペトログリフ、土器など先住民の遺物もたくさん残されている場所です。ここは絶対に保護されるべき場所です。なぜなら、運んできたテレビをサボテンの上に乗せて射撃訓練する人がいたりするから。文化遺物の盗みや破損、ペトログリフへの落書きなども起きています」

—ローレン・タスギ、シニア・テキスタイルデザイナー

Photo: Sierra Buettner
Photo: Sierra Buettner

「これはアリゾナ州北部のバーミリオン・クリフ国定公園です。私たちの旅は解放されている広い範囲で、多くの国立公園での人の数と比べて、これほどの広さにほとんどひと気のないことに歓喜しました。私たちは劇的なスロットキャニオンのひとつで長いハイキングをしました。この写真の岩の色と質感は近日発表されるバーミリオン・クリフとプロテクテッド・ピークのテキスタイルのデザインのひらめきとなりました。色の多様性は素晴らしく、たった小さな岩の一部にも、赤、青、黄色、緑、紫、オレンジが存在しました。同じように質感も稀で、何千年もの水流に刻まれた独特で大胆なストライプや泡立ち、滲み出るような岩の波模様も見つけました」

—ジュリー・シーフェルド、テキスタイルデザイン・マネージャー

Photo: Lana Rasmussen
Photo: Lana Rasmussen

「この写真はオレゴン州南部とカリフォルニア州北部にまたがり脅かされている公有地の、カスケード・シスキュー国定記念物で撮ったものです。ここは生態系の多様性と生物の生息地で有名な場所です。日々のデザイン研究の一環として、その土地の形状を浮き彫りにするため、森から直接ひらめきや色や魂を収集しました。デザイナーである私は、野外で長時間を過ごすとき、最高の色はゆっくりと考え深げに出現するものであることを知っています。10月のオレゴンの豊かな金色の色合いは、この秋の製品ラインに確実に影響を与えています」

—ラナ・ラスムセン、アソシエイト・カラーデザイナー

Photo: Kristin Marine
Photo: Kristin Marine

「3つの山脈が交流するカスケード・シスキューは、生態系の接続する独特な地域を作り出しています。私にとっては、森の音や日光に温められた特有な松の匂いであふれた高い木々の大聖堂を歩くことは特別な楽しみでした。あるハイキングでは、松の針に覆われたトレイルをたどり、135キロ先にシャスタ山が見える高台に到達しました。旅中ずっと、じっくりと時間をかけてこの地域とそれを支えるすべての命を探索しました」

—クリスティン・マリーン、デザインアシスタント

Photo: Kourtney Morgan
Photo: Kourtney Morgan

「これはカラリストのリジー・モリソンと朝日のなかで一緒に絵を描いたときの写真で、モンタナ州ミズリー川の川岸の風景の印象をとらえたものです。私たち4人組はアッパー・ミズーリ・リバー・ブレークス国定公園からの素晴らしい思い付きを集めていました。ここはナショナル・ワイルド&シーニック・リバーの238キロとそれに沿うバッドランズおよび平原です。この国定公園は縮小あるいは削除の可能性のリストにあげられており、私たちはこの美しく神聖な場所の証人になりたいと思いました」

—コートニー・モーガン、シニア・アパレルデザイナー

パタゴニアのウェブサイトで全コレクションをご覧ください。

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