クリーネストライン

アクティビズム

アメリカアリゲーターは1950年代までに絶滅しかけたものの、現在ではフロリダだけで130万頭以上が生息し、ゴルフ場を徘徊したり、アラフィア・リバー州立公園のような野生生物保護区のシングルトラックで日光浴をしている姿が見かけられる。Photo : Nathalie DuPré

沼と18メートル

By サキアス・バンクソン   |   2021/05/12 2021年5月12日

沈みかけた丸太の節目のように、塩気を帯びた水面から5センチほど突き出ているだけの見つけにくい瞳。近くの茂みに差し込まれたピンクフラミンゴの飾りに気を取られていた僕たちは、フロリダ在住の友人が教えてくれなければ、その存在に気づかなかっただろう。 その2つの縦長の瞳孔以外、全長180センチに… さらに読む

イラスト:アレクサンドラ・ボウマン

2030年からの手紙

By エセニア・フネス   |   2021/05/01 2021年5月1日

親愛なる友へ 私はクイーンズでこれを書いています。ニューヨークを離れるとあれほど言っていたのに、いまもここにいます。2030年のいま、街はずいぶん変わりました。あなたにとってはまだ9年先のことですね。それでも、そのあいだに多くのことが起こりました。 2021年、あなたは物事を依然として少し重苦… さらに読む

炭鉱の操業は雪に覆われていればきれいに見えるかもしれないが、石炭の粉塵は積もった雪のいたるところに見られ、近隣の車や家屋を汚し、地元に生息する魚を毒し、大気を汚染する。にもかかわらず、テック・リソーシズのフォーディング・リバー炭鉱とグリーンヒルズ炭鉱で採掘される石炭はエネルギーを得るために燃焼されるものではないため、「クリーン」なものと分類される。この写真は、約10キロメートルにわたって広がる炭鉱現場のほんの一部を眺めるリア・エヴァンスとデイヴ・クイン。ブリティッシュ・コロンビア州エルクフォードPhoto: Kari Medig

重荷

By デイヴ・クイン   |   2021/04/27 2021年4月27日

言葉も出ない。尾根で若いオオツノヒツジの寝床の合間を登高しながら、スキーヤーのリア・エヴァンスと写真家のキャリー・メディグと私は見わたすかぎりの炭鉱に絶句する。たとえ言葉があったとしても、それは決して「クリーン」ではない。私たちがスキーを履いて立っている場所のすぐ東、コンチネンタル・… さらに読む

この花崗岩の稜線を見つけたおかげで、フェリペとロドリゴは速度を上げ、高度を稼ぐことができた。11月だというのに、セロ・アルコイリス頂上にはまだ雪があった。Photo: Rodrigo Manns

つながるために走る

By フェリペ・カンシーノ   |   2021/03/18 2021年3月18日

1日で成し遂げた人なんていない。本当に単独でできるのか?達成できたらクレイジーだよ。これらは、僕の計画を発表してからもらったコメントのいくつかである。パタゴニアのコチャモ・バレーからリオ・プエロ・バレーまでの約72キロメートルをソロで走るため、僕は「ラ・エラドューラ(蹄鉄)」と呼ばれる… さらに読む

ソーラーシェアリングパネルの下で冬の日差しを受けて育つライ麦。パネルのレイアウトを工夫することで、冬場の太陽の高度が低い季節でも十分な光を作物に届けることができます。「永続地帯」と呼ばれる研究では、市町村における再生可能エネルギーと農業生産の自給率を調査しており、再生可能エネルギーが豊富な地域では農業生産が多いことが示されています。千葉県千葉市。写真:馬上 丈司

緑の復興

By 飯田 哲也   |   2021/03/10 2021年3月10日

2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それにともない福島県大熊町で起きた東京電力の福島第一原子力発電所事故(3.11)から10年になるこの春、福島県二本松市内で太陽光を発電と農業の両方に活用する大規模な営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の事業が動きだします。安達太良山を望む6ヘクタ… さらに読む

ロンドン・ファッション・ウィークで死を模した抗議と葬送行進により衣料品産業の気候変動への役割を指摘するエクスティンクション・リベリオン・イギリスの活動家たち。Photo:David Cliff

活動家はファッション業界の改革を望んでいる

By アーチャナ・ラム   |   2021/03/09 2021年3月9日

サラ・ジェイン・スミスはいまも彼女の非営利団体であるマグパイズ&ピーコックスが昨年3月に何枚の個人防護用マスクを作ったかを正確には覚えていませんが、おそらくその数は数千に及ぶと言います。同団体はファッション業界の廃棄サイクルを崩壊させ、生態系と社会への影響を緩和させる方法として古い生… さらに読む

アクティビズム・スクール受講後に、今後のアクションについてアイデアを出し合うパタゴニア 渋谷ストアのスタッフ

気候のための行動を学ぶ :この社会をつくっているのは誰か

By 中西 悦子   |   2021/03/06 2021年3月6日

私たちの唯一の故郷である地球に住みつづけることができるかどうかは、この10年の私たち人間の行動にかかっていると、科学者たちは警告します。皆さんはどう考えますか? 「気候のための行動を学ぶ」として15歳〜24歳を対象に募集したクライメート・アクティビズム・スクールには、全国から500名の応募があ… さらに読む

私が気候危機に声をあげる理由

私が気候危機に声をあげる理由

By ゆき   |   2021/02/19 2021年2月19日

2019年の4月、東京でフラワーデモがはじまりました。皆さんはフラワーデモをご存じですか? 性暴力事件の不当な無罪判決が相次いだことをうけて、その被害者らに心を寄せる #metoo #withyou の気持ちを込めたお花を持って、立とう、というものです。当時の私は、それらの判決を1つも読んだことがないのに… さらに読む

晩夏、ポーキュパイン・カリブーの群れは越冬のためにカナダ北西部へと移動する。群れは地球上の哺乳類としては最長の土地移動ルートをもち、越冬場所と北極圏野生生物保護区の海岸平野にある出産場所のあいだを1年に1,800キロ以上も移動する。グウィッチン族はこの海岸平野を「Iizhik Gwats’an Gwandaii Goodlit(生命がはじまる神聖な場所)」と呼ぶ。何十年にもわたり、グウィッチン族はカリブーとその生活様式を工業開発から守るために闘ってきた。今日その闘いは差し迫る脅威に晒されている。Photo:Keri Oberly

任務が同調になるとき

By ケリー・オーバリー   |   2021/02/06 2021年2月6日

ツンドラ全体に響き渡る音――1発の弾丸ですべてが終わり、カリブーは倒れた。ある晩夏の涼しい朝、ニーツアイ・グウィッチンの先祖の土地で、私は友人で伝統的なハンターのグレゴリー・ギルバートのカリブーの狩猟に同行した(グレゴリーはその後、逝去)。私たちが動物に近寄ると、グレゴリーはグウィッチ… さらに読む

上空から見たベアーズ・イヤーズ国定記念物のコームウォッシュ。この地域には無数の文化的資源および遺物があり、トランプ大統領による削減が支持された場合、それらの多くは国定記念物としては保護されなくなる。Photo:Jeremy Hunter Rubingh

仕事が成し遂げられる場所

By ジェレミー・ハンター・ルービン   |   2021/02/04 2021年2月4日

ソーシャルメディアでは、公有地保護の活動が楽しそうに見えることが多々あります。山や谷に情熱的に集い、バックドアを開けたバンに座って夜明け前にお茶をすすっていたり、信じられないほど美しいキャンプ地で温かい寝袋にくるまっていたり……彩度フィルターを上げるのを忘れないで。 しかし保護活動の大半… さらに読む

2020年9月 横須賀石炭火力発電所の前でプラカードに「Beyond Coal Yokosuka(石炭の先へ 横須賀)」を掲げてフォトアクション。アクションは楽しくなくっちゃ。写真:鈴木 弥也子

何者でもない私は気候変動に声を上げる

By 鈴木 弥也子   |   2021/01/28 2021年1月28日

パタゴニアの優れた教書『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議』に収められているケーススタディにこんなものがある。 アメリカ合衆国に本部をおく自然保護団体であるシエラクラブは、「Beyond Coal(石炭の先へ)」と呼ばれるキャンペーンにより、アメリカの180を超える石炭火力発電所の建設計画を取… さらに読む

読み込み中
エラー