クリーネストライン

環境保護への行動

ダムが撤去されたあと、淵や瀬が戻って、「川」の表情を取り戻した球磨川。そこにダムがあったことなど想像がつかない。全写真:つる詳子

荒瀬ダム撤去が、教えてくれたこと

By つる詳子(豊かな球磨川をとりもどす会)   |   2018/07/07 2018年7月7日

2018年3月27日。この日に開催された荒瀬ダム撤去完了式典の日、私は式典には参加せず、対岸から流れる球磨川を眺めながら、2010年3月31日に荒瀬ダムの水利権が失効し、ゲートが全開された翌日から、その日までのことを思い出していた。 ゲートが開いて、それまでの減水区間を流れる、生きている水の音。工事… さらに読む

「円柱に使いたいのは見つけることのできるいちばん大きな山にあるいちばん大きな木だ。僕らのサーカスのメインのテントの支柱のような。それはその山で伐採される最後の1本で、他を皆伐したあとに残される最後の木だ」
—ケン・キージー、『わが緑の大地(邦題)』Photo:Mikey Schaefer

世界の果てからの特報

By ミーガン・ブラウン   |   2018/07/06 2018年7月6日

世界の果ての風は清潔で冷たい。その威力を和らげるためのたいした陸塊はなく、風は緯度40度を切り裂き、ごく小さな海辺の町、アーサー・リバーの私たちが滞在するプレハブの家を強打する。窓で歪められた風は、ドアの脇に積み重ねられた薪をしょっぱい水しぶきで覆う。ここから北へ一時間のところにあるグ… さらに読む

ボブ・ブラウンはオーストラリア緑の党の創始者。彼と彼の財団はタカイナ/ターカインの保護のために何十年も闘っている。Photo: Krystle Wright

ターカインを世界遺産として保護する

By ボブ・ブラウン博士   |   2018/06/20 2018年6月20日

ほぼ200年前、ヘンリ-・デイヴィッド・ソローはこう書いた。「野生にこそ世界の救い」と。 私がタスマニアの北西部の森の奥深くにはじめて入ったのは1973年で、失敗に終わったそのときの目的はフクロオオカミ(タスマニアタイガー)を探すことだった。この素晴らしい生き物はいまでは絶滅とされているが、… さらに読む

活動家たちは上関原子力発電所の建設に35年間立ち向かい、闘いつづけている。山口県。Photo: KEIKO NASU

シー・オブ・ミラクルズ(奇跡の海)

By パタゴニア    |   2018/06/04 2018年6月4日

「夕食後、丸顔のきばつな年配の大学教授がシャツの胸元からネックレスを引き出した」と語るのは『シー・オブ・ミラクルズ(奇跡の海)』のディレクター、ダン・マロイ。「それはフットボールの形をした、小さな粘土でできたオカリナだった。彼が古くから伝わる日本の抗議の歌を演奏すると告げると、部屋が… さらに読む

トランプ政権による環境への攻撃に反対し、何万人もがワシントンD.C.でのピープルズ・クライメート・マーチに参加。
Photo: ASTRID RIECKEN

街頭に繰り出す:2017年環境的・社会的イニシアチブ

By ローズ・マーカリオ   |   2018/05/30 2018年5月30日

環境活動が活気を帯びた2017年、市民が大きな力で立ち向かいました。 今年、記録的な数の人びとが抗議集会に繰り出しました。ポスターやインターネットの書き込みやビデオで情報を伝え、あらゆるレベルの政治家の受信箱やボイスメールに無数のメッセージを残しました。また嘆願書に署名を集め、不買運動をし… さらに読む

1959年に建設されたイドバル・ダムがひび割れたのは、完成してすぐのことだった。投資家も工事作業員も、流れが急で予測不可能なことで知られるバスツィツァ川の威力を侮るべきではないという、地元住民の度重なる警告を無視した。建設後まもなくダムが川に砕かれはじめ、バスツィツァがふたたび自由に流れるようになると、イドバルは廃止された。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、コニツ。Photo: Andrew Burr

ダムの真実を明かす

By イヴォン・シュイナード   |   2018/05/28 2018年5月28日

ヨーロッパ最後の原生河川は巨大な危険にさらされている。今回のそれは、過剰な干ばつや有害な工場廃棄汚染によるものではなく、私たちにクリーンかつグリーンで再生可能なエネルギーをもたらすはずの水力発電ダムによるものだ。事実はといえば、ダムは汚い。そして破壊的な影響はその有用性をはるかに超え… さらに読む

パタゴニア国立公園ヴァレ・チャカブコ。チリ。
Photo: Tompkins Conservation

パタゴニア公園とプマリン公園がチリの国立公園システムに正式加入

By クリスティン・マクディビット・トンプキンス   |   2018/05/22 2018年5月22日

ご存知だとうれしいのですが、2018年1月29日はチリにとって歴史的な日となりました。風のある涼しい午後、私たちはミシェル・バチェレ大統領をパタゴニア公園本部にお迎えしました。私たちが2017年にともに署名した寄付誓約を固め、プマリン国立公園 – ダグラス・R・トンプキンスとパタゴニア国立公園を創… さらに読む

「誰かがこの気違い沙汰を止めなければなりません」と言うのは、環境問題に長期的な解決策を促進することを先導するビジネスをおこなうパタゴニアのCEOローズ・マーカリオ。
Photo: ioulex

社会的使命を増幅させるたびに成長するパタゴニア

By ジェフ・ビアー   |   2018/05/12 2018年5月12日

変遷する政治的形勢を触媒として利用するファスト・カンパニーの、2018年「世界で最も革新的な企業」に選出された衣料品会社パタゴニアのCEOローズ・マーカリオ ローズ・マーカリオは眠れずにいた。ときは2016年11月9日、ドナルド・トランプが大統領に当選した数時間後で、パタゴニアのCEOは彼のホワイト・… さらに読む

ブルー・ハート:ヨーロッパ最後の原生河川のための闘い

ブルー・ハート:ヨーロッパ最後の原生河川のための闘い

2018/05/11 2018年5月11日

「すべてのダムは汚い」という真実 現在バルカン半島にある原生河川(ヨーロッパに残された最後の類)には3,000以上もの水力発電用ダムや川を枯渇させる分水路が提案、または建設の段階にあり、その半数近くは自然保護区内に計画されています。 世界中でダムは、河川が形成する生態系を破壊し、周辺の共同体… さらに読む

北極圏保護区内のフラフラ・リバーを渡るボーキュバイン・カリブー群のメンバーたち。グループを形成して異なる時期に移動するカリブーは、妊娠した雌牛、前年に生まれた子牛、不妊の雌牛たちがまず海岸平野へと北上し、そのあとに雄牛と残りの若牛たちがつづく。
Photo: Florian Shulz

北極圏野生生物保護区を守る戦いは始まったばかり

By パタゴニア    |   2018/05/09 2018年5月9日

“アメリカ国民は北極圏野生生物保護区の保護に圧倒的な支持を表明し、その戦いはまだまだつづきます。もし北極圏野生生物保護区が破壊されてしまったら、あれほど野生的で手つかずの原生地域を取り戻すことはできません” ——ローズ・マーカリオ パタゴニア社長兼CEO 2017年12月20日、連邦議会は… さらに読む

昔ながらの伝言板にハッシュタグを記すブリとキース・マディア。Photo: Johnie Gall

メッセンジャーたち:ベアーズ・イヤーズとグランド・ステアケース・エスカランテを走る250マイルリレー

By ジョニー・ゴール&アンディ・コクラン   |   2018/04/30 2018年4月30日

トラックのテールゲートに腰かけ、ヘッドランプの光で吐く息が白く渦巻くのを見ていると、遠くで靴が土を踏む音が聞こえた。こちらに向かうランナーはまだ1.6キロも先だが、午前2時の静まり返った砂漠で聞こえないものなどない。暗闇では音が遠くまで響くのだ。 私たちがいる場所は、国定記念物であるベア… さらに読む

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