クリーネストライン

アクティビズム

バンクーバー島南部のケイキューズ川流域で、かつてベイスギの原生林があった幅3.7メートルの切り株の上に立ち、最近の皆伐地を見下ろすワット。Photo: Jeremy Koreski

古代の森を撮る

By ジェイミー・モイエ   |   2021/09/07 2021年9月7日

カナダのバンクーバー島南部、原生の沿岸温帯雨林には、登山道はない。スグリの腐臭が漂う深い茂みを再びかき分け、ワットの後を追いかけながら、私は自分がカメラ機材を運ぶ立場でなかったことに密かに感謝した。藪を漕ぎ小川を渡り苔むした岩や倒木を乗り越え、大木を迂回する。1キロ進むのに1時間はか… さらに読む

テキサス州沖フラワーガーデン・バンク米国海洋保護区内の稼働を停止したガス・プラットフォーム。Photo : Jesse Cancelmo

サンゴが増えれば、魚も増える

By エセニア・フネス   |   2021/09/03 2021年9月3日

メキシコ湾の大陸棚が水深180メートルに沈み込む手前のあたりで、人間の脳の模様に似た黄色いサンゴの上をマンタが滑るように泳いでいる。テキサス州ガルベストンの海岸沖約160キロメートルにあるこの万華鏡のような生態系は、20種類以上のサンゴが生息している。ここフラワーガーデン・バンク米国海洋保護… さらに読む

スカイパイロット農場で子羊を抱えるジョシュ・ワートン。コロラド州ロングモント。Photo: James Lucas

務めを果たす

By ジョシュ・ワートン   |   2021/08/06 2021年8月6日

クレイグ・スキャリオットと僕は、きかん坊の子羊の一群を大きな囲いから仕分けのための囲いに誘導する。1頭1頭、注意深くつかみ、やさしく抱きかかえても、大抵はレスリングの様に反撃を食らう。全体重をかけて、泥がこびりついた羊毛に顔を埋めてしまうのが得策とすぐに気付く。それでもなお、ほとんど… さらに読む

写真:奥本 昌夫

道南の豊かな森が育むイワナの渓

By 佐藤 成史   |   2021/08/03 2021年8月3日

初夏の渓で エゾハルゼミの大合唱がこだまする谷筋に、初夏の陽射しが降り注いでいた。谷底から見上げる新緑がひときわ眩しい。上流から吹き降ろす風はひんやりして、かすかに土の匂いがする。豊饒な森が作り出す腐葉土の匂いだ。 雪代が完全に終わっていないことは、ウェーダー越しに感じる水の冷たさが物… さらに読む

写真:生活クラブ

あと4年、未来を守れるのは今:エネルギー政策に市民の声を

By 吉田 明子   |   2021/06/17 2021年6月17日

2021年夏、日本のエネルギー政策の大きな方向性を定める「エネルギー基本計画」の改定議論が最終局面を迎えています。残念ながら、世界の流れとは逆行していまだに原子力や化石燃料を重視する方向のエネルギー基本計画案に対して、少しでも市民の声を伝えたい、という思いで、市民のアクションが動いていま… さらに読む

Illustration : MORIHARU

気候のための行動を学ぶ:私の学びと思い描く未来に向けて

By 丸山 華   |   2021/06/11 2021年6月11日

編集注記:パタゴニアは2020年12月に「気候のための行動を学ぶ」をテーマにクライメート・アクティビズム・スクールをオンライン形式で開催しました。そして、2021年3月にはこのプログラムを発展させ、より具体的なフィールドやテーマに焦点を絞ったフィールドワークをオンライン形式で開催しました。これ… さらに読む

血は争えない。コートニー・レイノルズが地元のフリーマーケットで手に入れたキルトで双子の娘のジャケットを縫う間、息子のサミーは子供用のミシンで自分の作品を縫い始める。Photo: Tim Davis

ママ、洋服はどこから来るの?

By アリソン・ギブソン   |   2021/06/08 2021年6月8日

残暑の厳しい南カリフォルニアの秋。穏やかな朝、アスファルトが熱くなる前に、売り手はすでに縞模様の毛布を地面に広げ、不揃いのヴィンテージセーターを1枚1ドルの値札で並べていた。刺繍入りのテーブルクロスがあふれた段ボール箱の隣には、プリント柄の薄手のスカーフ。頭上からはカモメの声が聞こえ… さらに読む

1960年初頭、太東岬から釣ヶ崎方面を眺める。人工物はなく自然が残っているのがわかる。 Photo : TED SURF

失われていく砂浜

By 阿出川 潤   |   2021/05/14 2021年5月14日

サーファーというのはとても薄情な生き物だと思うときがある。 日頃から「自然環境を大切に」「海からゴミをなくそう」「海へのコンクリート反対」などと声高々に叫んでいたとしても、訪れた海でいい波に乗れたならば(例えそれが海に入れられた建造物によってできた波であっても)日頃から思っているそのこ… さらに読む

アメリカアリゲーターは1950年代までに絶滅しかけたものの、現在ではフロリダだけで130万頭以上が生息し、ゴルフ場を徘徊したり、アラフィア・リバー州立公園のような野生生物保護区のシングルトラックで日光浴をしている姿が見かけられる。Photo : Nathalie DuPré

沼と18メートル

By サキアス・バンクソン   |   2021/05/12 2021年5月12日

沈みかけた丸太の節目のように、塩気を帯びた水面から5センチほど突き出ているだけの見つけにくい瞳。近くの茂みに差し込まれたピンクフラミンゴの飾りに気を取られていた僕たちは、フロリダ在住の友人が教えてくれなければ、その存在に気づかなかっただろう。 その2つの縦長の瞳孔以外、全長180センチに… さらに読む

イラスト:アレクサンドラ・ボウマン

2030年からの手紙

By エセニア・フネス   |   2021/05/01 2021年5月1日

親愛なる友へ 私はクイーンズでこれを書いています。ニューヨークを離れるとあれほど言っていたのに、いまもここにいます。2030年のいま、街はずいぶん変わりました。あなたにとってはまだ9年先のことですね。それでも、そのあいだに多くのことが起こりました。 2021年、あなたは物事を依然として少し重苦… さらに読む

炭鉱の操業は雪に覆われていればきれいに見えるかもしれないが、石炭の粉塵は積もった雪のいたるところに見られ、近隣の車や家屋を汚し、地元に生息する魚を毒し、大気を汚染する。にもかかわらず、テック・リソーシズのフォーディング・リバー炭鉱とグリーンヒルズ炭鉱で採掘される石炭はエネルギーを得るために燃焼されるものではないため、「クリーン」なものと分類される。この写真は、約10キロメートルにわたって広がる炭鉱現場のほんの一部を眺めるリア・エヴァンスとデイヴ・クイン。ブリティッシュ・コロンビア州エルクフォードPhoto: Kari Medig

重荷

By デイヴ・クイン   |   2021/04/27 2021年4月27日

言葉も出ない。尾根で若いオオツノヒツジの寝床の合間を登高しながら、スキーヤーのリア・エヴァンスと写真家のキャリー・メディグと私は見わたすかぎりの炭鉱に絶句する。たとえ言葉があったとしても、それは決して「クリーン」ではない。私たちがスキーを履いて立っている場所のすぐ東、コンチネンタル・… さらに読む

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