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 バケル川とネフ川の合流点 この滝はダムが建設されれば貯水池となってしまう。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン
バケル川とネフ川の合流点 この滝はダムが建設されれば貯水池となってしまう。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン

リオ・リブレ:環境特報 – エピソード1「パタゴニアの人々」

By ホアン・パブロ・オレゴ   |   2013/07/01 2013年7月1日

ビデオ:〈リオ・リブレ〉

「ダムのないパタゴニア」のキャンペーンはすごいと人々は口にします。それは無理もないことです。

これはパタゴニアの最も壮大なふたつの川、バケル川とパスクア川を救うためだけのキャンペーンではありません。この惑星の伝説的で生態系の至宝の魔法のような美しさや、生物多様性と複雑な生態系の混合を保護するためだけでも、ユニークな自然と文化の遺産を守るためだけのキャンペーンでもないのです。

もちろん、それらすべてではあるのですが、私たちのキャンペーンはたくさんの代替案が存在するなか、自分たちの国が不必要かつ破壊的な水力発電ダムをパタゴニアに建設するという恐ろしく、許しがたい間違いを犯すことを防ぐことでもあります。私たちの願いは、この運動が私たちの国のエネルギー開発を導くパラダイムを根本的に変えるために重要かつ集団的に貢献することです。

編集者記:私たちは〈リオ・リブレ〉をパートナーに、彼らの映画『Streams of Consequence』に基づいたビデオシリーズを開始します。チリのパタゴニア地方に提案されている5基の巨大ダムに反対する戦いの4つの側面に焦点を当てるのが狙いです。それぞれのビデオはその分野の専門家によって書かれた記事とともにご紹介します。

 バケル川とネフ川の合流点 この滝はダムが建設されれば貯水池となってしまう。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン

バケル川とネフ川の合流点 この滝はダムが建設されれば貯水池となってしまう。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン

Patagonia Defense Council〉は多国のパートナーとともに、チリのエネルギー政策の問題点についての詳細な診断を下し、エネルギー・パラダイムを徐々に、しかし深く改革し、社会的かつ生態系的に持続可能なものへと方向転換するための具体的な提案を作りました。

巨大ダムの建設にともなう生態系の圧倒的な規模の破壊は、既存の経済成長のパターンといわゆる「開発」モードの直接の結果です。結論を言えば、いかにしてより多くを生産するのかではなく、需要と消費をいかに抑えるかに今日の人類の生存がかかっているのです。この努力はエネルギーを節約し、より効率的に使うことからはじまりますが、私たちがどのように、何の目的で、誰の利益のために「開発」しているのかを深く見つめる必要があります。

選択肢はまさに無限ですが、不思議なことにそのうちいくつかは私たちをエントロピー(衰退)に導き、他のいくつかは相乗効果と生命に導きます。この生物圏の生きとし生けるものの生活の高い質が私たちのゴールであるべきです。過去も現在もパタゴニアとその氷河、川、森、ピューマ、ウェイミュールジカ、海、イルカ、クジラ、そして人々は保護されるに値します。文字通り強風が風見をそろえるように、彼らは正しい方向に私たちを導いているのです。ある友人がこう言いました。「僕らがパタゴニアを救うことができれば、僕らは世界を救えるのだ」 その逆の選択肢はありません。

詳しくは、www.rioslibres.com(英語)をご覧ください。

チリ領パタゴニアのバケル川。写真:ジェームス・Q・マーティン
チリ領パタゴニアのバケル川。写真:ジェームス・Q・マーティン
パスクワ川の3番目のダムの建設予定地 チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン
パスクワ川の3番目のダムの建設予定地 チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン
パタゴニア領チリ、パスクワ川のガレット氏。写真:ジェームス・Q・マーティン
パタゴニア領チリ、パスクワ川のガレット氏。写真:ジェームス・Q・マーティン
パスクワ川のダムによって深刻な影響を受ける町に住むヴィラ・オ・ヒギンズのガウチョ チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン
パスクワ川のダムによって深刻な影響を受ける町に住むヴィラ・オ・ヒギンズのガウチョ チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン
リオ・リブレ:環境特報 – エピソード1「パタゴニアの人々」
リオ・リブレ:環境特報 – エピソード1「パタゴニアの人々」
 2010年、『Power in the Pristine』の映画を撮影中に、アイセン地方をドライブするリオ・リブレのチーム。写真:ジェームス・Q・マーティン

2010年、『Power in the Pristine』の映画を撮影中に、アイセン地方をドライブするリオ・リブレのチーム。写真:ジェームス・Q・マーティン

2010年、『Power in the Pristine』の映画を撮影中にバケル川とネフ川の合流点のクラス5の水にドロップするティミー・オニール。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン

2010年、『Power in the Pristine』の映画を撮影中にバケル川とネフ川の合流点のクラス5の水にドロップするティミー・オニール。チリ領パタゴニア。写真:ジェームス・Q・マーティン

〈リオ・リブレ〉はパタゴニアの野生の川とそれに依存する人々を保護するため、映像写真文章を使って戦う小さなクリエイティブ集団です。 私たちはしばらくの間、彼らの取り組みと建設予定のダムの物語を追ってきました。戦いはまだまだ終わりません。

「エピソード2:ダムの歴史」もお楽しみに。

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