クリーネストライン

クライミング

投稿を並べ替える
写真:福田倫史

ラジョダダ初登頂の回想

By 福田 倫史   |   2018/05/02 2018年5月2日

「次はどこに行こうか。アマダブラムかカンテガか。それとも未踏の峰々か。」 これは2015年、19歳で経験したヒマラヤのアイランドピーク遠征の報告書に寄せた隊員エッセイの結びの一文である。大学から山を初めて1年が経過していた僕は、エベレスト街道で見上げた峰々に大いに触発され、興奮冷めやらぬまま… さらに読む

ひとたび壁に取り付けば、硬い花崗岩にスパッと割れたクラックをたどる絶品のクライミングが味わえる。
写真:佐藤正純

2018年、6度目のパタゴニア

By 横山 勝丘   |   2018/04/13 2018年4月13日

2018年1月。積年の課題であるフィッツトラバースを目的に、ぼくは家族と一緒に麓のエル・チャルテンを訪れた。今年は運がついているのか、着いた早々に晴天がやってきた。とりあえずはウォームアップということで、増本亮・さやか夫妻にくっついて山に向かうことにした。目指すはアグハ・ギヨメ北壁の「ギロ… さらに読む

ケイト・ラザフォードは氷河を越えてすぐクライミングを始め、岩の隙間に指を入れ込んだ。フランス、シャモニ、ポワント・アドルフ・レ
Photo: Bernd Zeugswetter

ゲームよりも重要なこと

By ケリー・コーデス   |   2018/04/11 2018年4月11日

僕がクライミングのことを考えるとき、思い浮かぶのは頂上のことではない。思い描くのは、のこぎりの歯のように大地と空のあいだを上下する岩稜、岩塔の間から射し込んでくる太陽の光、はるか下の荒れた氷河に、巨人のような山の影が落ち、それが時間とともに方向を変え、動き、曲がっていく様子だ。ロープ… さらに読む

『ダートバッグ:フレッド・ベッキーの伝説』からのスクリーンショット Photo: Fred Beckey Collection

フレッドにつづいて

By コリン・ヘイリー   |   2018/03/19 2018年3月19日

はじめてフレッド・ベッキーに出会ったのは、シアトルに拠点を置くアルピニスト、アレックス・バーテュリスの家でのディナーパーティだった。とはいっても当時の僕は2 歳で、のちに母からこのときのことを聞いたのだけれど。「愛想がいいとはいえなかったわね。さっさと部屋を出て、地図や写真なんかを見に… さらに読む

二本剣

「山」というフィールドでの新しいチャレンジ

By 花谷 泰広   |   2018/03/13 2018年3月13日

去年の今頃から、僕はいったい同じ道を何往復したことだろう。昨年の4月から甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根にある七丈小屋の経営をはじめることになった。山梨県北杜市の尾白川渓谷にある標高770mの登山口から小屋までの距離は9km、標高差1600mの登山道となる。ここを来る日も来る日も歩荷した。一年で靴を何足か履… さらに読む

映画の制作中にフレッド・ベッキーのアーカイブから発掘された何千もの貴重の代物のひとつ。 Photo: Fred Becky Collection

『ダートバッグ:フレッド・ベッキーの伝説』ついに公開

By デーヴ・オレスキー   |   2018/03/07 2018年3月7日

ことのすべてのはじまりは、きっと読んではもらえないだろうと思いながら自筆で手紙を書いたとき。まさか返事をもらえるとは考えてもみなかった。 まずは、住所があるかどうかも定かではない男のそれを探さねばならなかった。 僕はずっと自分が愛するスポーツの先駆者たちに興味を抱いていた。地図はあやふ… さらに読む

南アフリカへ行きたかった主な理由のひとつはもちろんクライミングだった。それでもこれほど美しい景観でのクライミングは経験すべてを10倍も素晴らしくする。2012年にはじめて訪れたときと同様、黒とオレンジ色の砂岩群の美しさ、信じられない朝焼けと夕焼け、星空、そして動物たちに感動した。このような景色を毎日眺めるのに退屈するはずもなく、去った瞬間にそれらがどれだけ美しいかを再認識する。南アフリカ、ロックランズ。 Photo: Ken Etzel

ボルダラーになる

By ケイト・ラザフォード   |   2018/03/02 2018年3月2日

若いころ、私はビックウォールやロングルートに完全にコミットしていました。それらはしばしば山につきものの多くの苦労を伴いましたが、それぞれの場所の美しさや仲間達とのパートナーシップが私を引き付け、山に向かわせました。私はそんな壮大な景観の中に存在し、壁で眠り、風に叩かれ、クラックにはさ… さらに読む

「エル・レガロ・デ・ムウォノ」の初登で手強い凹角に挑むショーン・ヴィラヌエバ・オドリスコール。パタゴニア、トーレス・デル・パイネ Photo: Nicolas Favresse

脱出、バフィン島のスチュワート・バレーにて

By ニコ・ファブレス   |   2018/02/07 2018年2月7日

心臓の鼓動に合わせて、右足がズキズキと痛む。何かがおかしいのはわかっているが、いまは無視するしかない。足は靴のなかでパンパンに腫れ、脱いだら最後、もう一度履くことはできないだろう。でも、愚痴るつもりはない。足はまだ動く。前のピッチで濡れたチムニーから5 メートル下のレッジに滑り落ちたと… さらに読む

ハワイで完璧なラインをお披露目するマイク・ピーチ。Photo: Juan Luis De Heeckeren

最もクリーンなラインを追い求めて

By クリス・マロイ   |   2018/01/12 2018年1月12日

第3および第4世代のサーファーである私たちは、固定観念を持たないことへの自信があります。そしてサーフィンにふける薄汚いダートバッグである私たちも、都会という環境に戻れば、社会に変化をもたらす活動家として手腕を発揮する、いわばひとつの部族を構成するようになりました。 私たちがこれからも引き… さらに読む

広大な土地に広がるベアーズ・イヤーズ国定記念物。写真:横山勝丘

ユタの砂漠より

By 横山 勝丘   |   2017/12/14 2017年12月14日

2017年11月1~4日までの4日間、ぼくはユタ州南東部のモアブ近郊で開かれたパタゴニア主催のプレスイベントに参加した。このイベントは、多くの文化的遺産や豊かな自然を有し、その中で遊ぶ機会を提供してくれるベアーズ・イヤーズ国定記念物が現在抱える問題を皆で共有し、その魅力を再認識してもらうという… さらに読む

4月のニューハンプシャーの吹雪の中のマイカとピーター、キャズ、イレナ。Photo: Peter Doucette

すると2人がいた

By マイカ・バーハルト   |   2017/11/29 2017年11月29日

親愛なるキャズとイレナへ あなたたちが生まれて今日で10か月が経ちました。冬のなごり雪が庭から消え去った今週、花開いたクロッカスは閉じ、あなたたちがその紫の花びらを食べる試みも間一髪で免れました。 一緒に過ごすはじめての冬、私はあなたたちをソリに乗せて引きました。私は繋ぎ止められてはいる… さらに読む

読み込み中
エラー