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「実生活」の科学

「実生活」の科学

By ディラン・トミネ   |   2016/05/16 2016年5月16日

ディラン・トミネ

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僕の子供は2人とも学校の科学の授業が大好きで、スカイラは大きくなったら海洋生物学者になりたいとひんぱんに言う。だから〈ワイルド・フィッシュ・コンサーバンシー〉の野外生物学者たちが、ピュージェット・サウンド周辺のサーモン稚魚の生息地の評価過程の一部として引き網のサンプリングに誘ってくれたとき、僕らはそれに飛びついた。

彼らは子供たちにとてもフレンドリーで辛抱強く、個々の魚を捕獲し、傷つけないように測定して記録し、捕獲のあとはリリースのために網からバケツに移動させるという各工程を、よろこんで説明してくれた。それは野外で実際に科学がどう適用されているのか、そして一貫した方法を採用することの重要さについての素晴らしいレッスンだ。

写真上:スカイラとウェストンにサンプリングの工程を説明する〈ワイルド・フィッシュ・コンサーバンシー〉のフィールド・テクニシャンのフランク・ストーラー。ワシントン州ピュージット・サウンド。写真:Dylan Tomine 

いったん子供たちが方法を理解したら、それからは彼らの出番。実際に子供たちがどれだけの「ヘルプ」になったのかは分からないが、子供にとっては何かに貢献していると感じるのは素晴らしい経験だった。

 

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メンバーのジェームス・フレッチャー、フランク・ストーラー、ジャスティン・イーストマン、アーロン・ジョーゲンソンが最初の網で仕事の手順を説明。写真:Dylan Tomine
 

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捕獲した魚を測定して記録する。写真:Dylan Tomine
 

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ギンザケとノドキリマスを観察するジュニア海洋生物学者のスカイラ。写真:Dylan Tomine

 

網が捕えた豊富で多様な生き物は、釣りをするときただ水上から観察することに慣れていた子供たちに感銘を与えた。シロザケ、ギンザケ、ベニザケ、カラフトマス、ノドキリマス、ヌマガレイ、カジカ数種、海洋虫やエビ……その魅惑には限りがない。チームの一員であるかのように感じさせてくれ、また愛する魚を守るために重要な仕事に励む〈ワイルド・フィッシュ・コンサーバンシー〉の皆に心からお礼を述べたい。

 

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ディラン・トミネはパタゴニアのフライフィッシング・アンバサダーであり、『Closer to the Ground: アウトドア一家の水辺、森、食卓での一年』(日本語版発売未定)の著者。ワシントンの海岸沿いに妻と2人の子供たちとともに暮らす。本書からの抜粋はクリーネストラインでこちらからお読みいただけます。またディランのブログでは家族について、北西部での狩猟採集やフライフィッシングについての黙想をお読みいただけます。

 

 

 

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