クリーネストライン
ケリー・コーデス

ケリー・コーデス

ケリーは、マルガリータを作ること、外でなるべく多くの時間を過ごすこと、そしてアルパインスタイルのルートを登ることが得意だ。ケリーのミニマリズムは「災難スタイル」によるアジーム・リッジの初登など、彼の登攀に影響を及ぼしている。ピザ・ハット(フレックス制と無料の食べ残しがミソだった)での仕事が長年のほったて小屋暮らし、さらにどういうわけかクライミングと執筆、パタゴニアのフィールドテスターとしての暮らしへとつながっている。

記事

ケイト・ラザフォードは氷河を越えてすぐクライミングを始め、岩の隙間に指を入れ込んだ。フランス、シャモニ、ポワント・アドルフ・レ
Photo: Bernd Zeugswetter

ゲームよりも重要なこと

2018/04/11 2018年4月11日

僕がクライミングのことを考えるとき、思い浮かぶのは頂上のことではない。思い描くのは、のこぎりの歯のように大地と空のあいだを上下する岩稜、岩塔の間から射し込んでくる太陽の光、はるか下の荒れた氷河に、巨人のような山の影が落ち、それが時間とともに方向を変え、動き、曲がっていく様子だ。ロープ… さらに読む

部屋を結ぶもの:イヴォン・シュイナードをフィーチャーした2014年度アメリカン・アルパイン・クラブの年次募金興行

部屋を結ぶもの:イヴォン・シュイナードをフィーチャーした2014年度アメリカン・アルパイン・クラブの年次募金興行

2014/03/03 2014年3月3日

ケリー・コーデス 「何てこった」 僕は独りつぶやいた。「ネクタイがたくさんいる」 そして優雅なドレスも…。 僕は最近、アメリカン・アルパイン・クラブが毎年主催する慈善夕食会に参加した。でも僕のような貧乏人が借りもののネクタイを締めて、上等な募金集めのイベントのVIP席で何をしていたのかって… さらに読む

暗黒の時間

暗黒の時間

2013/11/14 2013年11月14日

ケリー・コーデス 『FALL 2013:THE WHOLE ENCHILADA』カタログより 「目を閉じるとすごくヘンなものが見えるんだ」とクレイグが言う。だから僕も目を閉じて、そのすごくヘンなものを見る。千分の1秒がゆっくりと僕の頭を過ぎ、思考やイメージがシャッターの隙間を通る光のように漏れていく。そして道路… さらに読む

核心の疑問:アルパイン・フィールドテスターの記録

核心の疑問:アルパイン・フィールドテスターの記録

2013/11/05 2013年11月5日

ケリー・コーデス 『14 stories::fall2013』カタログより 5,500メートル地点。冷たい水滴がオーバーハングから滴り、シェルに当たっては弾ける。僕はひとときそれを見つめ、その形を研究したあと、頭を振って、ペルーのコルディレラ・ブランカの広大な景色に焦点を合わせる。水平線には果てしない山々が広が… さらに読む

「トミー」のメイキング

「トミー」のメイキング

2013/04/01 2013年4月1日

ケリー・コーデス 偉大な人物はどうやって偉大になったのか考えたことがあるかい?もちろん、簡単で決定的な答えはないし、その公式もない。彼らは人間であり、人間的な要素が無限に絡み合うからだ。つまり機会、持って生まれた才能、先天的な/身につけた意欲、精神力、視点、思考過程、影響、献身、勤勉… さらに読む

パタゴニアのクライミング・シーズン:僕らは何を持っていったか

パタゴニアのクライミング・シーズン:僕らは何を持っていったか

2013/02/18 2013年2月18日

ケリー・コーデス ブリッタニーがいったいどうやっているのか、あるいは彼女が正直じゃないのか——そんなことはないとは思うが——分からない。エル・チャルテンの小屋のちらかったガラクタの山を見ては、彼女の投稿についてまた考える。どうも怪しい。気まぐれなジプシー女には気をつけなきゃな。 僕はパッキ… さらに読む

理想と行動について

理想と行動について

2012/10/09 2012年10月9日

ケリー・コーデス もしかしたらこの題名はドラマチックすぎるかもしれない。結局のところ、「ただのクライミングだし、それは楽しくあるべきもの」というのがお決まりの文句だ。でもそれはしばし不誠実なものでもある。 しかし、僕らがクライミングを愛する理由は、今日の世界の日常のくだらなさからの逃避… さらに読む

セロ・トーレ:理性からの逸脱

セロ・トーレ:理性からの逸脱

2012/02/20 2012年2月20日

ケリー・コーデス 1月16日午後遅く、ヘイデン・ケネディーとジェイソン・クルックはセロ・トーレの山頂に座り、決断を下していた。 いやはじめから話そう。まずこれだけはクリアにしておきたい:僕たちには何かを登頂するという不可分の権利はない。もし人間が作った道が取り除かれたあと、あなたが山を登… さらに読む