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ディラン・トミネ

ディラン・トミネ

パタゴニアのフライフィッシング・アンバサダー。作家でもある彼は、2人の子供(スカイラとウェストン)とその 4つ足の妹(ハロ)とともに、ワシントン州で釣りをしながら暮らす。

記事

フィルム上映ツアーの合間にイワナを探す、映画『アーティフィッシャル』のプロデューサーであり、パタゴニア・フライフィッシング・アンバサダーのディラン・トミネ。長野県 写真:福本玲央

アーティフィッシャル・ジャパン

2019/10/18 2019年10月18日

大きな岩の後ろに身をかがめ、岩が散在する美しい渓流の上流を見つめる。ここではその川の名前は公開しないことにしよう。透明の水のどこか上流で、日本の自生のチャーであるイワナが昆虫を探して水面を精査すると聞いた。僕が立っている場所から見るこの流れは、故郷の急勾配河川とよく似ている。その川は… さらに読む

サンフランシスコ湾に放流される何千匹もの孵化した食用サーモン。Photo: Ben Moon

最高の孵化場とは健康な川のことである

2019/08/19 2019年8月19日

私たちは愛するものを殺しています。私たちが作った孵化場と沖合養殖場の大規模なシステムは、食料として、レクリエーションとして、また商業資源として、冷水魚に対する愛情表現です。それなのに、私たちの善意にもかかわらず、資源抽出、開発、ダム建設などの穴埋めをするために、まるで母なる自然に勝る… さらに読む

連邦政府が
3億2,500万ドルの復元プロジェクトの一部としてワシントン州のエルワ・リバーのエルワ・ダムとグラインズ・キャニオン・ダムを撤去したのち、グラインズ跡地の上流では、約1世紀ぶりにはじめてサーモンとスチールヘッドの産卵が確認されたが、同川岸にはさらに1,600万ドルをかけた孵化場も建設された。写真:ベン・ムーン

アーティフィッシャル

2019/08/08 2019年8月8日

絶滅への道は、善意で敷き詰められている。 キッチンテーブルの上には請求書とピザの空箱が、ほぼ同じ速さで積み重なっていった。羽や獣毛、その他のフライ製作用の材料がアパート中に舞い、あらゆる平面を覆っていた。ウェーダーから滴り落ちる水で、濡れてシミだらけになったカーペットの上を歩くには室内… さらに読む

友人で先輩のブルース・ヒルの英知を吸収するディランとスカイラ・トミネ。ブリティッシュ・コロンビアのインサイド・パッセージ。 Photo: Steve Perih

不朽の偉人

2017/11/09 2017年11月9日

長年にわたり僕はブルース・ヒルと幾度となく電話で会話していた。それはたいてい奇妙な時間帯で、内容は照り焼きソースのレシピ、イクラ、環境保護キャンペーン戦略、ギターのテクニック、家族のこと、個人的な問題や挑戦など、重要なことから些細なことまでさまざまだった。受話器を取ると彼がいつでも英… さらに読む

モンタナのマスが潜む水に足を浸し、乾燥した高原の景色を満喫するために上流へと向かうイヴォンと子供たち。Photo: Dylan Tomine

モンタナに悔いなし

2017/09/14 2017年9月14日

子供たちが成長するにつれて、一緒に過ごす時間がいかに短く、貴重であるかということが、ますますはっきりとわかるようになる。また私にとっては、子供たちが私の人生の鍵となる人物たちとともに過ごすことも、これまで以上に重要となってきた。友人や恩師など、これまで私を刺激しながら助けてくれた人た… さらに読む

スカイラとウェストンにサンプリングの工程を説明する〈ワイルド・フィッシュ・コンサーバンシー〉のフィールド・テクニシャンのフランク・ストーラー。ワシントン州ピュージット・サウンド Photo: Dylan Tomine 

「実生活」の科学

2016/05/16 2016年5月16日

僕の子供は2人とも学校の科学の授業が大好きで、スカイラは大きくなったら海洋生物学者になりたいとひんぱんに言う。だから〈ワイルド・フィッシュ・コンサーバンシー〉の野外生物学者たちが、ピュージェット・サウンド周辺のサーモン稚魚の生息地の評価過程の一部として引き網のサンプリングに誘ってくれ… さらに読む

Photo: Jeff Johnson

フィッシング中に直立でいつづけることについて

2015/02/09 2015年2月9日

Photo: Jeff Johnson それは突然起きる。ある瞬間、腰まである水のなかを不安定なバスケットボール大の岩を大胆にまたぎ、2つの目は流れのすぐ先にあるスチールヘッドの緑色をした水に集中しているかと思うと、次の瞬間、より大きな傾いた岩を踏んで転げはじめる。時間はせん妄状態のスローモーションの意… さらに読む

ブリストル湾に注ぐヌシャガク川。アラスカ。Photo: AlaskaTrekker (CC)

ブリストル湾を守る「賢明な投資」

2015/02/02 2015年2月2日

ブリストル湾に注ぐヌシャガク川。アラスカ。Photo: AlaskaTrekker (CC) ブリストル湾での石油およびガス探査を禁止するオバマ大統領の最近の決断は、魚と環境にとっての勝利のようにみえるかもしれない。だが僕は、これはつまるところ時間と金の問題じゃないかと思う。どちらにせよ、いいことには違いない… さらに読む

エルワ・リバーの復元

エルワ・リバーの復元

2014/09/12 2014年9月12日

新学期がはじまる前にもう一度、近場でいいから、平日の遠征に乗り出そうと決めた子供たちと私は、ダムが撤去されたばかりのエルワ・リバーへ向かった。上流のダムの最後の部分が先週取り壊されたので、夏のはじめに行ったときとの違いをみるいい機会だった。それに甦った川を子供たちに体験させたかった。… さらに読む

グラインズ・キャニオン・ダムに描かれた「ヒビ」のメッセージは、20年後の撤去の前触れとなった。ワシントン州オリンピック国立公園。『ダムネーション』のシーンから。Photo: Mikal Jakubal

甦った川:ダム撤去後のエルワ・リバーを流れる【最終候補者とグランプリ受賞者の投稿写真を加えました】

2014/08/18 2014年8月18日

グラインズ・キャニオン・ダムに描かれた「ヒビ」のメッセージは、20年後の撤去の前触れとなった。ワシントン州オリンピック国立公園。『ダムネーション』のシーンから。Photo: Mikal Jakubal あらたに解き放たれたエルワ・リバーを経験することは、言葉で表現しがたい。たしかなのは、ダム撤去のために努力… さらに読む

グラインズ・キャニオン・ダムに描かれた「ヒビ」のメッセージは、20年後の撤去の前触れとなった。ワシントン州オリンピック国立公園。『ダムネーション』のシーンから。Photo: Mikal Jakubal

甦った川:ダム撤去後のエルワ・リバーを流れる

2014/08/12 2014年8月12日

グラインズ・キャニオン・ダムに描かれた「ヒビ」のメッセージは、20年後の撤去の前触れとなった。ワシントン州オリンピック国立公園。『ダムネーション』のシーンから。Photo: Mikal Jakubal あらたに解き放たれたエルワ・リバーを経験することは、言葉で表現しがたい。たしかなのは、ダム撤去のために努力… さらに読む

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