• 田中 倫

田中 倫

直営店/アシスタントマネージャー

STARTED AT PATAGONIA

2007年

LOCATION

パタゴニア 東京・二子玉川

田中 倫
「私たちの活動で守ろうとした土地は、実は子どもの頃からの私の遊び場でした。思い出の場所がなくなるのは、心がもぎ取られるようでした。それに対して、精一杯取り組んできなさいと、会社や上司、同僚が送り出してくれたことは、人生の中で大きな出来事でした。パタゴニアで働いていて良かった、と心から思った瞬間です」
 

情熱を注いでいること:
昨年、地元の緑地を守る活動に半年間参加しました。それが一段落した今は、家族との時間を大切に過ごしています。

お気に入りのパタゴニア製品:
フリートウィズ・ロンパースとフリートウィズ・ドレスです。南の島に旅することが好きで、昨年はこの2点が大活躍でした。長い移動でも、ちょっとしたトレッキングでも、海でも川でもキャンプでも快適で、すぐに乾いて、それでいて見た目に品がある。仕事中もずっと着ていたので、まるでユニフォームのようでした。

パタゴニア入社までの道のり:
横浜で生まれ、短大までを日本で過ごし、それからアメリカに留学して服飾の勉強をしました。インターンとして働いた仕立屋の並びにはパタゴニア・シアトルがあり、休憩中によく遊びに行ったのを覚えています。衣類だけでなく、環境に対する地域の取り組みが掲示されていて、それを見に行くのも楽しみでした。5年半のアメリカ留学から帰国した後は、ただ働くだけではなく、人生をきちんと生きたいと考え、パタゴニアを選びました。

直営店で働く楽しみとは?
お客様と会話をしながら、最高のひと品を一緒に選んでいくことですね。お客様はその製品を使って楽しい時間を過ごす。その様子を想像しながらの接客は格別です。

参加した環境活動の内容と、そこで得たことは?
横浜市にある「瀬上沢」という緑地が大規模開発に直面していました。その是非を問う住民投票を求めるための署名集めにパタゴニアも協力しました。条例上、署名を集める側も横浜市民である必要があったため、パタゴニアの環境社会部門が急遽、横浜市に住む社員の中から活動に参加したい人を募集したのです。私は手を挙げ、そこから半年間の特別有給休暇を使って、横浜市民でつくる実行委員会に入って活動しました。たしかな手応えはありました。ただ残念ながら、最終的には必要署名数には達しませんでした。通常は1年くらいの準備期間が必要なものを、私たちは3ヶ月と急を要するものでした。また、途中で衆議院選選挙による中断期間があったことも響いたと思います。 この活動で得たものは小さくありません。思いのままに行動しても解決にはつながらず、頭を使って考え、足で仲間を増やし、声を出して協力をお願いすることがいかに重要か。仲間達が支え合い、知恵を絞ったことで社会にインパクトを与えられた経験は、この先も少なからず生かして行動することができると思っています。活動を終えた後は大きな喪失感がありました。けれども、私が不在の間もストアを支えてきた上司やスタッフたちに恩返しをしなければ、と必死に働きました。くよくよしている場合ではない、と仕事に情熱を注いだ結果、気持ちの切り替えも早く、うまくアジャストできたのかなと思います。