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地球が私たちの唯一の株主

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原料染

原料染は繊維にする前の溶かしたプラスチックに顔料を加えます。

なぜ

パタゴニアは主に環境への影響により原料染に投資しています。この過程は全体で水の使用量を90%、CO2排出量を96%削減し、放出される化学薬品を大幅に抑えます。

原料染は従来の染色工程とはかなり異なります。繊維を作る前に、溶かされたプラスチックに顔料を加えます。糸は特定の色で作られるので(作られた後に染めるのではなく)、色は糸の中に封じ込められます。プラスチックが冷えて固まった後、プラスチックの中に閉じ込められた小さな顔料分子を想像してください。色は原料染により糸の本質的な一部となるため、大抵の場合、繊維の完全性を弱め損傷を与えるバッチ式染色よりも強い繊維に仕上がります。

環境への影響を考慮し、原料染めを採用しています

従来のバッチ式染色と比較して、原料染めを使用した場合のCO2削減効果。
96%

従来のバッチ式染色と比較して、原料染めを使用した場合のCO2削減効果。

現在の取り組み

私たちはまず製品ラインでは重量が最も重いラゲッジ製品から原料染をはじめました。サプライチェーンは重さによっては価格的に競争できなくなるため、原料染には厚い生地がより経済的であることを学んだからです。使用される顔料の量はプラスチックペレット(化繊の糸に使われる小さなプラスチック粒子)のトン数によります。糸製造業社は生地の長さではなく、重さで売ります。すなわち厚い生地は長い生地を買う誓約を必要としないため、原料染のコスト効率が高くなるのです。

現時点では重量においては厚めのフリース生地にも原料染が可能かどうかを探っています。また私たちは黒や青など大量に発注できる長く使われてきた色について原料染過程のコスト効率を上げることができます。

次なる展開

原料染についての私たちの主な目標のひとつは、テキスタイル染色工程における水の使用量を削減することです。この他の水不使用の染色技術も開発され、(パタゴニアを含む)企業はこの工程の長所/短所についての理解を深めています。

原料染の短所は化繊繊維にしか適用できないということです。しかし、研究と実験は初期段階ながらもオーガニック繊維をより持続可能な方法で染めるための前進は遂げられています。たとえば新たな色を達成するために異なる色にコットンを栽培することができます。しかし、これは農業レベルにおいて他の多くのチャレンジをもたらします。

私たちは効率的な染色技術と技巧をくまなく調査し、適用可能な新たな選択肢を採用するために励んでいます。究極的に原料染は惑星への影響を削減する技術のポートフォリオの一部となるでしょう。

原料染
よく使われる検索語