ロング・ルート・エール
AMY KUMLER

1杯のビールで、地球を救う

テーブルにのったパタゴニアのクラフトビール、「ロング・ルート・ペールエール」と「ロング・ルート・ウィット」は、環境革新的な多年生穀物「カーンザ」から生まれました。

カーンザは、「ロング・ルート」=長い根を土深く伸ばす多年生穀物。大気中からより多くの炭素を土に封じ込め、土壌内の生物の多様性を回復させることができます。

土を耕さなくても成長するので、貴重な表土を守ることができ、従来の小麦よりも少ない水で育ちます。カーンザは、地球がもともと持っていた自然のサイクルをよみがえらせる穀物なのです。私たちは、オレゴン州ポートランドのホップワークス・アーバン・ブルワリーと共同で、カーンザを世界で初めて商品化しました。それがロング・ルート・ペールエールであり、ロング・ルート・ウィットは、それに続く新しいビールです。

ロング・ルート・エール
AMY KUMLER

「ロング・ルート」から生まれたビール

「ロング・ルート・ペールエール」は、グレープフルーツのようなホップのフレーバーとバランスのいいモルトの風味。すっきりとしたドライな後味が楽しめます。アメリカの認証団体「オレゴンティルス」のオーガニック認証を取得しています。

新しく登場した「ロング・ルート・ウィット」は、伝統的なベルギーの白ビールをアメリカ北西部スタイルにアレンジしたさわやかな飲み口が特徴。オーガニック小麦とオーガニックホップにコリアンダーとオレンジの皮を加えて醸造した、さわやかながらも飲みごたえのある新しいクラフトビールです。甘くてすっきりしたリンゴ、バレンシアオレンジ、ピンクペッパーの風味と、洋梨、コリアンダー、マーマレード、トーストの香りが楽しめます。

 
※ 未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

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なぜビールなのか?

最初のきっかけは、私たちが折にふれて、おいしいビールを楽しんでいるからでした。しかしもっと深い理由は、パタゴニアの素材調達の歴史にあります。1996年に全てのコットン製品をオーガニックコットンに変更してから、私たちは農業について様々なことを学んできました。パタゴニア プロビジョンズの食材を調査する中で、出会った穀物とホップから作られるビールも、農産物のひとつです。

私たちは環境再生型農業にこそ、農業のみならず地球の未来があると信じています。この農法なら土壌の生物多様性を回復させ、二酸化炭素を閉じ込め、化学肥料や農薬を使わずに効率よく作物を育てることができます。ロデール研究所の研究者たちは、世界中の農地がオーガニックかつ環境を回復する農法に転換することで、十分な量の二酸化炭素を隔離し地球規模の気候変動を逆転させられることを発見しました。

カンサス州サリーナのランド・インスティテュートでは、30年以上にわたる品種改良を経て、多年生穀物「カーンザ」を開発し、この農法を飛躍的に進展させています。一般的な小麦は「一年生」で、1年経つと枯れてしまいますが、カーンザは何年も成長できる「多年生」。環境再生型農業にとってまさに理想的な穀物です。長い根と何年にも渡って育ち続けるという特長を持つため、畑を耕したり農薬を使ったりせずに育てることができるのです。さらに、従来の小麦に比べて成長に必要とする水の量が少なく、土壌の浸食を防ぎ、一年生穀物よりも多くの二酸化炭素を土壌に閉じ込めてくれます。そして期せずして、おいしいビールができることもわかりました。


そこで、私たちはオレゴン州ポートランドにあるホップワークス・アーバン・ブルワリーと共同で、カーンザを初めて商品化した「ロング・ルート・ペールエール」を製造、そしてそれに続く「ロング・ルート・ウィット」を作りました。これらのビールが食物を育てて生産する手法を変えていく、大きな一歩になると私たちは信じています。

まずはビールから。ぜひお楽しみください。

※ 多年生穀物「カーンザ」使用。麦芽使用率が50%未満のため、日本では発泡酒に分類されます。