
アクティビズム・ストーリー

パタゴニアの優れた教書『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議』に収められているケーススタディにこんなものがある。 アメリカ合衆国に本部をおく自然保護団体であるシエラクラブは、「Beyond Coal(石炭の先へ)」…

「まずは無駄に購入しない、そして修理する、そのあと再利用する。製品のリサイクルはこれらの選択肢がなくなってはじめてなされるべきです。ですからパタゴニアがはじめた「コモンスレッズ・イニシアティブ」には、とても感心しています…

『腹ごしらえをして、種を救おう』 byイヴォン・シュイナード 『Holiday 2011』カタログ(英語版)掲載 パタゴニアは、環境査定プログラムに着手して「吟味された生活」を営む以前は、他のアパレル企業と同じようにただ…

ショーン・ヘイズの人生は、ハヤブサとその翼の下に広がる山や草原への献身そのもの。ショーンにとって、古来より実践されてきた鷹狩りは猛禽類との深いつながり以上のものであり、それは彼が生涯を捧げる仕事となった。

竹村 英明 (エナジーグリーン株式会社取締役副社長) 東日本大震災から1年が経ちました。震災では電気、ガス、水道などがことごとく破壊され、これまでのインフラシステムがいかに弱いものであったかを教えられました。代わって注目…

横浜南部に残された瀬上沢の貴重な自然が、開発で失われようとしています。神奈川県内でも極めて良好な生物相が残されている森を全面保全しようと、行政や議員、事業者など各方面に、強力な働きかけをしています。その後ろ盾となるのは市…

再生可能エネルギーを選択することには、持続可能な未来を実現するための投資が含まれているとともに、人類と地球上に生息するその他すべての動植物が支払う代償を発生させないことにも寄与しています。 私たち人類が化石燃料やウラン燃…

編集前記:パタゴニアの「コモンスレッズ・イニシアティブ」のゴールである「製品を埋め立て地で眠らせない」ことを実践すべく、日本支社独自の「FCDゼロエミッション」プログラムではアミタ株式会社と協力し、使用できなくなったサー…

地球の表面積の70%以上を覆う海洋は、自然資源やレクリエーションの機会を与えてくれる一方で、地球の天候を調整する役割も担っています。健全な海洋は海洋生物の多様性の維持だけではなく、陸に住む生物の生存も可能にします。なかで…

今治駅に降り立つとロータリーの向こうに「ようこそ タオルと造船の町 今治へ」という標識が目に入ります。今日はその「タオル産業、造船の技術、そして最新の化学の3つが融合」したともいえるコモンスレッズ・イニシアティブの新しい…

自然界の保護/回復に対する取り組みは力強い試みです。この作業に対する努力を形あるものとしてとらえるため、私たちは多くのストーリーと美しい写真を使用した「パタゴニア環境イニシアティブ2011」ブックレット(PDF版)を作り…

数か月前、私たちはパタゴニアのコミュニティと解決策についての対話をはじめ、それが最も必要とされる3つのレベルを定めました——コミュニティ、ビジネス、政府です。前回は家庭にいちばん近い場所、つまりコミュニティにおける解決策…

オバマ政権がアラスカ州の北極圏国立野生生物保護区の新しい全面管理計画をまとめました。それは何百万エーカーにもわたる土地を原生地域に指定し、ほぼすべての石油/ガス開発禁止を提案するものです。オバマ大統領と内務長官サリー・ジ…

ブリストル湾での石油およびガス探査を禁止するオバマ大統領の最近の決断は、魚と環境にとっての勝利のようにみえるかもしれない。だが僕は、これはつまるところ時間と金の問題じゃないかと思う。どちらにせよ、いいことには違いない。そ…

突風が吹き、ヘネラル・カレーラ湖畔に打ち寄せる水がしぶきを上げる。目を閉じて立っている僕の日焼けした頬に噴霧がひんやりとする。目を開けるとパタゴニアはまだちゃんとそこにある。まるで夢のようだ。長年この場所を目にすることを…

今年の夏、ネバダ州リノにあるパタゴニアの配送部が地元の2つの非営利環境保護団体を援助した。僕らは全社員が受けることのできるパタゴニアの環境インターンシップ・プログラムの恩恵により、〈ヒドン・バレー・ワイルド・ホース・プロ…

何年ものあいだ、パタゴニアはビジネスを営むことの影響を削減する方法を見つけるために、膨大な時間とエネルギーを費やしてきました。私たちはウェアとギアのライフサイクル分析を通して、環境への影響のほとんどが繊維の育成/合成、そ…

アウトドアへの情熱をもつパタゴニアは、最も献身的なアスリートのために最高の製品を作ることを理想とする傍らで、私たちが住む地球とコミュニティへの影響を削減する努力も重ねています。そしてこのアウトドアへの情熱が私たちのビジネ…

アニー・レオナード、『The Story of Stuff』プロジェクト 2014年11月4日(米国時間)はアメリカ国民による中間選挙の投票日です。パタゴニアはクリーンかつ再生可能なエネルギー、きれいな水/空気の復元、危…

昨年パタゴニア・ワークスは、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが言うところの「自然を使い果たすのではなく、自然と協働する」会社およびイニシアチブを支援する投資基金である$20 Million & Chang…

アメリカは2014年度の中間選挙がすぐそこまで来ています。パタゴニアはクリーンかつ再生可能なエネルギー、きれいな水/空気の復元、危険な高炭素の化石燃料からの離脱を推進する候補者や、未来と地球のために行動するリーダーを支援…

パタゴニアの環境的・社会的イニシアチブについての2014年度版の小冊子が完成しました。この冊子は、今年パタゴニアが行った環境および社会のための活動を包括的につづった報告書です。本書はビジネスとして、また個人としての私たち…

パタゴニア・ニューヨーク店の社員にとって、今日はいつもの日課ではじまる一日ではありませんでした。品出しもせず、店内のメンテナンスもせず、そしてお客様のために通常の時間に店を開けることもしませんでした。その代わりに、会社の…

新学期がはじまる前にもう一度、近場でいいから、平日の遠征に乗り出そうと決めた子供たちと私は、ダムが撤去されたばかりのエルワ・リバーへ向かった。上流のダムの最後の部分が先週取り壊されたので、夏のはじめに行ったときとの違いを…

あらたに解き放たれたエルワ・リバーを経験することは、言葉で表現しがたい。たしかなのは、ダム撤去のために努力してくれた多くの人や組織に対する感謝の気持ちだ。そのあとを自然が引き継ぎ、川が海への新しい旧道を発見することに対す…

前回のエッセイでは環境保護への変化を起こすための最新のビジョン、つまり責任ある持続可能な経済への移行においては、多くのビジネスが潜在的な味方であることについて触れました。もちろんすべてのビジネスがではありませんが、多くの…

XSW:視聴者賞 ワシントンD.C.で開催された環境映画フェスティバル:環境アドボカシーのためのドキュメンタリー賞 マウンテンフィルム:視聴者賞 ベスト・オブ・フェスティバル、5ポイント・フィルム・フェスティバル:受賞 …

「チリの閣僚委員会――同国で最高行政権をもつ同委員会は、5基のダム建設による水力発電プロジェクト、ハイドロ・アイセンへの環境認可を取り消した。これによりパタゴニア地方におけるバケル川とパスクワ川を脅かす構想に事実上、終止…

パタゴニアCEOのローズ・マーカリオからの註釈: この1か月半、私は『ダムネーション』の急上昇を目撃しつづけています。これはそれほど驚くべきことではありません。この素晴らしい映画のおかげで、人びとがダム撤去を注目すべき問…

「死んだ地球でビジネスはできない」 —デービッド・ブラウワー 以前アクティビストの同僚は、誰もが納得できる環境の解決策について企業が話すたびに、こう皮肉っていました。「彼らが言う「解決策」とは、それが理由で死ぬ人のうち、…

ここアメリカ北東部にもやっと春が訪れ、花が咲き、鳥が戻り、ついに防寒着を脱いで日光を楽しむことができるようになりました。パタゴニアから戻ってきてひと月が経ついまも、自分の一部を置いてきたような気がしています。今年の2月と…