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アレックス・メゴスがペルフェクト・ムンドを完登

パタゴニア  /  読み終えるまで4分  /  クライミング

グレード5.15cあるいは9b+のペルフェクト・ムンドは、スペインのカタルーニャ州マルガレフにある25メートルの石灰岩のオーバーハング。 Photo: Ken Etzel

2018年5月9日、アレックス・メゴスは世界で最も困難なルートの1つを完登した。スペインのカタルーニャ州マルガレフにある石灰岩のクラッグ、ペルフェクト・ムンド(5.15cあるいは9b+)の初登に成功したのだ。人生初のハードルートだった、とメゴスは話す。これは頂点ではなく、むしろ始まりだ、と。自然と疑問が浮かぶ。24歳の彼にとって、これは何の始まりなのだろうか?

15日間にわたるトライの末、メゴスは昨日、このルートを完成させた。今までよりもはるかに長いプロジェクトだ。「地面からつなげた最初のトライでは、核心のシークエンスで行き詰った」と彼は言う。「そこから先はまさに戦いだ。アンカーにたどり着いたときには、あちこち血だらけだった」

アレックス・メゴスがペルフェクト・ムンドを完登

「アンカーにたどり着いたときには、あちこち血だらけだった」Photo: Ken Etzel

1日レストをはさんだ。夜の眠りは浅かったが、岩場に向かうメゴスの気分は上々。涼しい風がキャニオンを吹き抜けていく。「今日こそいける、と思った」とメゴス。「ルートの全ては頭に入っている。指のテーピングも最小限。休養も十分。今日登れないなら、いつ登れると言うんだ?」

フィンガーボードでウォームアップをし、一度、ルートをばらして登り(テンションをかけながら登り、の意味)。降りてくると1時間弱の休みをとり、本気のトライを開始した。

メゴスはこのルートをほぼ完璧だと言う。最近の高難度ルートはスポートルートとしては非常に長いものが多いが、ペルフェクト・ムンドはわずか25m。全体がほぼ45度に前傾している。ホールドは必要な場所に(彼がいうには)確実にあったが、リカバーできる程のホールドは2か所しかない。中間部には顕著な核心が1か所あった。

この核心は特別だ。浅い1本指のポケットから悪いスローパーへと大きなムーブをおこす。「あの1本指は死に物狂いで押さえ込むしかない。特別なトリックもニーバーもない。ただ、保持できるかできないかなんだ。」

アレックス・メゴスがペルフェクト・ムンドを完登

核心のアレックス。Photo: Ken Etzel

フランケンユーラで育ったメゴスは、多くのハードルートやボルダーの課題を登ってきた。普段は14d(9a)を2、3トライで登る。15b(9b)なら6日、V16(8C+)は10日で登った。それらのルートを成功させたその能力が誇りだった。しかし、以前は不本意な結果を受け入れることができなかった、と彼は言う。「失敗は問題じゃないのに、僕はそう思えなかった」

そしてこんな例え話をした。「1日で9aを10本登って、1本だけ登れなかったとする。その登れなかった1本が、成功したすべてのルートよりも重要になってしまうんだ」

理屈としては理解しているそうだが、「感情として理解するのは別物だから」と言う。

ペルフェクト・ムンドは10年近く前にクリス・シャーマがボルトを打って以来、誰も完登できずにいた。シャーマは何年かの間にこのルートを時々トライしていて今回も数日間メゴスと共に登った。「プロジェクトに対するシャーマの姿勢を目の当たりにできてよかった」とメゴスは話す。

「彼にとっては感覚が大事なんだ。その日ルート上での感覚が良ければ、最高到達点を更新していようが、失敗していようがその日は成功になる」

アレックス・メゴスがペルフェクト・ムンドを完登

ペルフェクト・ムンドは10年近く前にクリス・シャーマ(左)が構想。シャーマはルートの知識を惜しみなくアレックスと共有した。Photo: Ken Etzel

メゴスにとって、このルートは分岐点となった。その1つは、失敗を起こり得る結果として受け入れること。2つ目は別のことだ。「傲慢に聞こえるかもしないけれど、多分、今まで登攀した中でこれが初めてのハードルートだった」

「これがハードクライミングの出発点になったよ」

メゴスはこの6月に、セユーズへの挑戦に向かう。

アレックス・メゴスのクライミングや遠征を追うには、インスタグラムフェイスブックでメゴスをフォローしてください。

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