数字で見る「壊れた川」
パタゴニアの環境キャンペーン、アワ・コモン・ウォーターズの「壊れた川」のフェーズを終えるにあたり、壊れた川およびダム撤去に関連するこの2年間の活動の結果を振りかえってみました。通常キャンペーン中やキャンペーン後の成果に注目することはほとんどありませんが、このキャンペーンで全米の数千人もが懸命に取り組んだ活動の功績のリストを以下でご覧ください。
・2012年に撤去に成功したダム:53基
・ワシントン州で撤去に成功した大規模なダム:3基。ホワイトサーモン・リバーのコンディット・ダム、エルワ・リバーのエルワ・ダムとグラインズ・キャニオン・ダム
・グラインズ・キャニオン・ダムの規模(すべてのダムと比較して):最大規模の64メートル
・メイン州のペブノスコット・リバー・ダムで進行中の撤去作業によりアトランティック・サーモンがアクセスできるようになった川の生息地:1,600キロ
・エドワーズ・ダムが撤去される前にメイン州のケネベック・リバーを遡上していたリバー・ヘリング(川のニシン)の数:20万匹
・同ダム撤去後に遡上したリバー・ヘリングの数:3百万匹
・ヘイスティング議員が提案したダムの撤去に連邦資金の使用を禁止する「史上最悪のダム法案」に反対して国会議員に送られたe-mailの数:8,000通
・地元地域を基盤とした修復プログラムとオープンリバー・イニシアティブをサポートすることを米国海洋大気庁に促すために取られた行動:10,394(2005年以降、これらの政策はダムや排水溝を撤去し、川を修復して野生魚のための通路を解放しました)
・〈American Rivers〉が2012年に最も危惧される10の川のひとつに指定したチャタフーチ・リバーに無駄なダムと貯水池を建設する提案に反対して送られたe-mailの数:3,352通
・危険性が「高い」または「重大」と米国陸軍工兵隊が指定するダムの数:26,000基以上