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愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

クリス・トンプキンス  /  読み終えるまで7分  /  トレイルランニング, アクティビズム

〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉の創始者クリス・トンプキンスにアヴィレス・トレイルで合流するウルトラランナー、ジェフ・ブラウニング、クリッシー・モールとルーク・ネルソン。チリ、パタゴニア公園 Photo: James Q Martin

“「行動なき感傷は、魂の荒廃である」”

—エドワード.アビー

規模というのは捉えがたいものです。景観を理解しようと必死に地図を見つめたりします。しかしときとして、渓谷や山々の上を飛行機で旋回する機会があると、その地勢を真に理解しやすくなります。しかしまたときとして、自分の足で歩くことに勝るものはありません。一歩一歩、真の野生の広大さに足を踏み入れるのです。

私は足でパタゴニアを愛するようになりました。小さな町のはずれまで連れていってもらい、チリ南部の草原をはじめて歩いたときのことを覚えています。身につけた衣類と背負ったパックだけで、顔を風に吹かれながら。この地方の聳え立つ山々と好奇心にあふれた動物などを愛するようになるまで、何日とかかりませんでした。20年以上が経ったいま、個人の基金と多くの友だちや支持者の協力を得て、夫のダグと私は南米の脅かされた野生地のほぼ2百万エーカーを保護することに成功しました。2004年には世界最大の草原修復プロジェクトという人生屈指のチャンスにも恵まれました。これが未来のパタゴニア国立公園です。

パタゴニアのトレイルランニング・アンバサダーのクリッシー・モール、ジェフ・ブラウニングとルーク・ネルソンが未来の公園の全土を走る計画を立てていると知ったとき、そのアイデアはうなずけるものでした。この保護プロジェクトの規模を理解するためにワンプッシュで全土を走るよりも良い考えはあるでしょうか。それは常軌を逸したことにも聞こえましたが、応援できる話でした。

170キロは長い道のりです。氷河から流れ出る川を幾度となく渡り、山を登り、グアナコを追いかけることが必要とされます。水ぶくれを作り、凍てつく雨と絶え間ない風に耐えながら、なぜ彼らはそうするのでしょうか。それは私たち全員が仕事をする理由と同じです: 私たちはこれらの場所を愛し、自分のもつ最善の技術をその保護に当てたいからです。〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉のチームの数人にとってはそれは絶滅危惧種を追跡すること、また他の人にとっては素晴らしいキャンプ場を設置することを意味します。この3人の世界級のエンデュランス・ランナーにとって、それは彼らのもつ技術でこの公園を祝い、讃えることを意味します。

愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

未来の国立公園の全長170キロを走る途中で氷河から流れ出る凍てつくチャカブコ・リバーを耐えしのぐルーク、ジェフとクリッシー。Photo: James Q Martin

クリッシーとルークとジェフにはじめて出会ったのは、ある風の強い南の春、彼らのトラックの一団がチリ南部にあるパタゴニア公園本部に止まったときのことでした。ほとんどの訪問者は、埃っぽいカレテラ・オーストラル・サザン・ハイウェイを8時間運転したあとは熱いシャワーと温かいベッドに直行しますが、アンバサダーである彼らたちとその映画クルーはすぐに仕事をはじめ、車から荷を下ろすとキャンプを設営し、映画の機材を充電する電源を探しました。すべての機材が整うまで、彼らはその景観の壮大さを味わうことはできませんでした。美味しいマトンのアサドの夕食を囲んで一息ついたとき、はじめて彼らはパタゴニアの壮大な夕日で変遷する色を称賛しました。

〈コンセルバシオン・パタゴニカ〉とパタゴニア社とのパートナーシップは、チリ領パタゴニアの南部にある遠隔の渓谷、未来のパタゴニア国立公園の場であるヴァレ・チャカブコに彼らが最初のボランティアを送った10年以上前に遡ります。彼らの仕事はこの渓谷を100年近くも縦横に交差してきた、何百キロにもおよぶ牧場のフェンスを撤去することからはじまりました。それは骨の折れる仕事でしたが、10シーズンにわたるハードな作業ののち、450キロ以上のフェンスが取り除かれました。今日もパタゴニア社は私たちの最も強力な味方であり支持者です。

「マイル・フォー・マイル」のチームは2つの目標をもってやって来ました。ひとつは未来のパタゴニア国立公園のハイキング・トレイルの170キロを走り、その全長を撮影すること。もうひとつはこの映画を一般からの募金集め(パタゴニア社が寄付金を全額マッチ)に利用することでした。そのお金は未来のパタゴニア国立公園に新しいトレイルのネットワークを拡張するために使われます。私にとってふたつ目の目標は最初のそれよりも困難に思えました。誰も見たことのない場所をどうやって人びとに保護してもらうのでしょうか。

それから2週間にわたり、ランナーたちは計画したトレイルをすべて走り、映画クルーは彼らが決めたすべてのカメラの角度を確保するために奮闘しました。彼らは最初の目標を達成し、2015年3月に『マイル・フォー・マイル』をリリース。それはこれまでに156,000回以上閲覧されています。さらに彼らがふたつ目の目標を達成したことも誇りに思います。一般からの寛大な献金、そしてパタゴニアのマッチング寄付により、「マイル・フォー・マイル」キャンペーンはパタゴニア公園に80キロ以上のトレイルを建設するのに十分な9万ドル以上を集めました。

草原地域の再生、建造物、コミュニティー・アウトリーチなど、公園設立の全側面はこのプロジェクトの成功にとって不可欠ですが、美しく機能的なトレイルはいまも最も必須のもののひとつです。公園の最も壮大な景色のいくつかは徒歩によってのみ見ることが可能です。訪問者がトレイルを歩くとき、彼らは公園の新たな局面を理解することで、公園が保護しようとしている景観へのより深い感謝の念を抱くことができます。「マイル・フォー・マイル」キャンペーンのおかげで、パタゴニア公園の美をより多くの訪問客を紹介することができるでしょう。そしてこの景観だけではなく、それ以上のものを保護することの動機付けとなることでしょう。

愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

未来のトレイルはヘイニメニ山を渓谷経由にて北へ、山を越えて南へと繋ぐ。Photo: Justin Lotak

愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

未来のパタゴニア国立公園の草原を渡るハイカー。Photo: Conservacion Patagonica

愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

2015年、『マイル・フォー・マイル』の上映前にグループ・ランニングのために集うパタゴニアのスタッフとパタゴニアのサンフランシスコ直営店の仲間たち。Photo: James Q Martin

愛するものを守るために、愛することをする:「マイル・フォー・マイル」キャンペーンが募金目標を上回る

直営店での上映およびオンラインの広報は「マイル・フォー・マイル」キャンペーンに5万ドル以上の資金をもたらした。パタゴニアのサンフランシスコ直営店を埋め尽くした地元客は商品を当てるラッフルも楽しんだ。Photo: Patagonia San Francisco

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ラグナス・アルタスのトレイルから見えるチャカブコ・バレーの東側の眺め。予定されているトレイルは、ラグナス・アトラス・トレイルをこの渓谷の反対側にあるアヴィレス・トレイルまで繋ぐ。Photo: Conservacion Patagonica

クリッシー、ジェフ、ルークは彼らの情熱を行動に移しました。未来のパタゴニア国立公園における彼らの170キロのトレイルランニングはいまや世界中で注目を浴び、何千もの新たな支持者を集めました。彼らは私たちに、愛する場所を保護するために誰もが何かをすることができることを思い出させてくれます。それが時間であり、技術であり、発想であっても。

公園はいまこの野生の景観を直に経験したいと願うすべての訪問客に開かれています。あなたの故郷がどこであったとしても、ここへ旅し、この目標に参加してくれることを歓迎します。なぜなら愛がなければ何も保護されないからです。「マイル・フォー・マイル」キャンペーンのおかげで、チリそしてそれ以外からの訪問者をこの壮大な新しい国立公園へと歓迎できる世界的に著名なトレイルシステムを完成させることができます。私たちはこの地域の寛大さを誇りにするとともに、大いに感謝しています。

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