
食品のストーリー

未来の子どもたちのために農業と人、生きものの命が調和し合う環境づくりに果敢に取り組むアグリシステム。理想の追求が会社にも地域にも良い流れを生み出している。

パタゴニアプロビジョンズのタイセイヨウサバは、スペイン北部に古くからつづく漁村、サントーニャの沖で捕獲され、ミゲル・フェルナンデス・ペレスから調達しています。

この記事内で紹介する写真は、RO認証取得に向けて協同する4件の農業団体のものです。 • トカプチ株式会社 (北海道、ワイン用有機ブドウ) • 有限会社 仁井田本家 (福島県、日本酒用有機酒米) • Three littl…

友人のナンシーは納得がいかないようでした。私は半年に一度のマドリード訪問中で、今回は、輝く皿に盛られたルビー色の生ハムや、甘みがあっていい塩加減のグリルした美味しいエビが楽しめるいつものタパスバーではなく、この明るすぎる…

このエッセイは『パタゴニア プロビジョンズ ジャーナル 2020』 に掲載されたものです。 16歳の頃、ひとつだけ確信していたことがある。それは、野生の地で素晴らしい冒険をしながら人生を送りたい、ということだ。そして、そ…

近年、世界中でオーガニック食品の生産と売り上げが急上昇しています。世界のオーガニック食品市場は2015年から2020年にかけて16%の成長が予想されており、それは従来の農法で栽培された食品よりも早いペースです。 これは朗…

ニカラグアのサンマルコスにある〈ソル・シンプレ〉は、77件ほどの小規模農園と協働で、パタゴニアプロビジョンズのマンゴー製品(オーガニック・チリ・マンゴーとオーガニック・カカオ+マンゴー・バーを含む)の果物を生産している。…

リア・ペニマンは、ニューヨーク州グラフトンにあるソウル・ファイア・ファームの共同創始者だ。彼女は「有色人種による農地管理を増やし、食物獲得の公平性を促して、次世代のアクティビスト農家を育てることにより、食料システムにおけ…

同じ土地で農業を営む第7世代目の農家であるヘザー・ダービーにとって、夜明けから日没まで仕事をするのは自然なことです。ワークウェア・シリーズのストーリーのひとつとして取り上げたのは、弛まなく働きつづけるバーモント大学の研究…

ケビン・デイビスがルイジアナ州南東部で過ごした子供時代、リサイクルとはピックアップトラックにゴミを積み込み、川へ行って捨てることを意味しました。それでも、彼と隣人たちは野生に対する畏敬の念を抱いていました。「僕らには狩猟…

環境再生型有機農業の可能性 「地面の上に着目して育てるように教え込まれるのが問題なんだ」と、丈の低い植物(それがレンズ豆であることを私はあとで知る)が並ぶ畑へ導きながら、デイヴィッド・オイエンが言う。私は地面の上に着目し…

子供のころ、コネチカット川は私にとってユーコン川のようなものでした。何日も川沿いで遊び、中洲や水たまりへとカヌーを漕いでは、カニやスナッパー、ブルーフィッシュ、アヒルやエールワイフを探しました。エールワイフは見事な銀色の…

かつて商業漁業に携わっていた私が養殖業に転身するにあたり、ムール貝は私の最良の相談相手だった。ムール貝は、我々の海とフードシステムを、再生可能にする手助けをしてくれる。 新世代の漁師 私の旅の目的の1つは、生態系を取り戻…

人目を引く海産物のエッセイを書こうと座ってみる。まず脳裏に浮かぶのは、昔から人間の関心を集めてきた、なめらかで魅力的な生物たちだ。サーモンは、世界屈指の大河の源流を産卵場所にしており、そこへたどり着こうと20ノット(時速…

2011年7月、スイス・チューリッヒ州ヴィラ村 『Fichte, Vier(トウヒ、4)』『Ja, nächste!(了解、次!)』『Buche, fünf(ブナ、5)』)男たちのそんな声が雨上がりのスイスの森に響くなか…

土曜日、ナチュラル・プロダクト・エキスポ・ウエストにて〈リジェネラティブ・オーガニック・アライアンス〉は私たちの新しい認証を初公開しました。下記は私の講演からの抜粋です。ビデオも是非ご覧ください。 https://you…

「私たちにとっては、潮が社長です」とワシントン州のピュージェット湾にある家族経営5代目の貝養殖場、ハマハマ・オイスターのアダム・ジェームスは語る。 「8月の終わりと9月、午前3時か4時に、ビーチで収穫します。太陽が昇ると…

フロリダ州ジャクソンビルで開かれた米国農務省の会議を振り返ると、憤りと嘆き、そしてこれからも前進をつづけなければならないという切迫感が消えない。この全米オーガニック基準委員会(NOSB)の会議は全米オーガニックプログラム…

栽培方法に関する議論は、「オーガニック」認証がはじめて通過してからこれまでほぼ20年のあいだずっとなされてきました。食品の一部は土壌で育ち、他の一部は広い屋内で照明のもと水耕栽培されます。これらの方法にはそれぞれの理由が…

パタゴニアは再生型オーガニック農業への新たな高い目標を掲げるために〈ロデール・インスティチュート〉と密に取り組み、リジェネラティブ・オーガニック認証を設定しました。この認証は、人びとと動物を大切にしながら土壌を豊かにする…

制作パタゴニア プロビジョンズ、監督クリス・マロイ(『180 South』)による最新の短編映画『未開の領域』をご紹介します。これは私たちの土地、水、野生動物を修復可能にする方法で育てられ、収穫され、製造された食物が、環…

パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが2000年代初期に遺伝子組み換え食品について執筆しはじめたとき、彼は合理的な疑問を投げかけることからはじめました。「遺伝子組み換え食品について衣料品製造会社は何を知っているのだろ…