フリー・ザ・スネーク船団アクション!
去る2015年10月3日土曜日、釣り人、アメリカ先住民、農夫、シャチ愛護家、ビジネスオーナー、サーモン提唱者、カヤッカー、環境保護家など300人以上が、ワシントン州南東部にあるスネーク・リバー下流のローワー・グラネット・ダム付近に集いました。多岐に渡る人たちからなるこのグループは「フリー・ザ・スネーク船団」を形成しました。彼らはスネーク下流の4基の役立たずのダムの撤去を呼びかける世界中の何千人から成る運動を代表する人たちです。オバマ大統領/政権、議会とカギとなる州および連邦機関にこれらの有害なダムの撤去を求めて、13万人以上の人びとが嘆願書とハガキに署名しました。
カヤックや他の船で集まったこの思いもよらない行動家のグループは、スネーク・リバーの現状が受け入れられないものであること、そしてそれが毎年悪化していることに同意しています。今年の夏、絶滅の危機にある何千ものサーモンが水温の上がった川と貯水池で死に、オルカはその好物の餌であるスネーク・リバーのキング・サーモンがダムによって死滅することで栄養不足になり、そして過去30年間、おもに孵化場やその他の失敗した試みに政府が費やした90億ドルは、野生の絶滅危惧魚の遡上を回復していません。
「これは私にとって68年ぶりの抗議でした。カヤッカー、ビジネス、釣り人、老若男女と、集まった人たちの多様さに感銘を受けました」とワシントン州スポケーンのコップ・コンストラクションのクリス・コップジンスキー社長は語ります。「スネーク・リバーにはダムが多過ぎることを多くの人びとが理解していることを実際に目にするのは感動的でした。私はダムができる前、スネーク下流で狩りや釣りをしていました。川がふたたび自由に流れるのを目にする日を楽しみにしています」
この素晴らしい行動の日に助力した以下の皆さんに感謝します:〈セーブ・アワ・ワイルド・サーモン〉のサム・メイス、ブレット・ハバースティックと〈フレンズ・オブ・ザ・クリアウォーター〉、レベッカ・マイルスとネズ・パース族、〈ニミイプウ・プロテクティング・ザ・エンバイロメント〉、『ダムネーション』の製作者マット・シュテッカー、写真家ベン・ムーン、信じられないバナーを作った〈バックボーン・キャンペーン〉、空気注入式のベニザケを作ったロンサム・ラリー、〈アイダホ・リバーズ・ユナイテッド〉、ブレット・ヴァンデンヒューウェルと〈コロンビア・リバーキーパー〉、〈サザン・キラー・ホエール・チヌック・イニシアチブ〉、〈スネーク・リバーキーパー〉、ウィットマン大学の学生〈ファイティング・ゴライアス〉、安全のために手をかしてくれた米沿岸警備隊と陸軍の船員の方々、そして「フリー・ザ・スネーク船団!」に参加してくれた皆様。パタゴニアはこのイベントのスポンサーであったことを誇りに思います。