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ジェリー・ロペス、コリン・ヘイリー、クリッシー・モール出演のビデオシリーズ「トレイシング・ザ・エッジ」をご紹介

 /  2010年10月28日 読み終えるまで4分  /  コミュニティ, クライミング, サーフィン, トレイルランニング

トレイシング・ザ・エッジ、イントロ ビデオ:フィッツ・カホール/ブライアン・スミス

私たちの友人であるフィッツ・カホールとパートナーのブライアン・スミスが、3人のパタゴニア・アンバサダーの人生を垣間見るビデオシリーズ、「トレイシング・ザ・エッジ」を制作しました。すでにいくつかのエピソードをティンシェッドでご覧いただいているかもしれませんが、今回はこのプロジェクトの背景をご紹介します。お読みいただき、ぜひ3人のビデオをご覧ください。新しいエピソードは今後随時ご紹介していく予定です。

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冒険は登山口からはじまるとはかぎらない。最もありふれた場所からはじまったりすることもある。いま僕が住んでいるこのバンフ・センター・フォー・ジ・アーツの寮部屋をたとえに挙げてみよう。このベッドカバーはとてもすてきな花柄だ。ほれぼれする。カナダ版のリアリティーテレビ番組はアメリカ版と同様にばかげている。見ているだけで脳細胞が死んでいくようだ。だから僕は見ない。ここにいれば、この美しいバンフが仕事をするのに完璧な環境を与えてくれる。つまり、降りつづく雨のことだ。

それは今日のような雨の日、ここと同じような部屋でのことだった。友人、そして共同制作者としてのブライアンと僕のアドベンチャーがはじまったのは2年前のことである。1本のビールからはじまり…いや、すでに2、3本飲んでいたかもしれない。それがいつの間にか近代の冒険とは何か、アウトドア・アスリートとは何かといういまも継続する議論へと発展していった。ブライアンはカメラの天才で強い勤労意欲の持ち主なだけでなく、おびただしい数の急流で危険な初下りをした、カヤッカーでもある。僕はそこそこのクライマー、熱烈なマウンテンバイカー、そして山では熱狂的なスノーボーダー。つまり遠まわしに凡人だといっているようなものだ。けれどもブライアンと僕はそれほど違う人間でもない。僕らは雨が降ってもくじけることはないし、暗闇を怖いとも思わない。長い道のりを不安定な荷物を背負って歩くのはプロにとっても変人にとっても変わりなく辛いことなのだ。能力のレベルこそ違っても、アウトドアと自然界を故郷と呼ぶアウトドア・アスリートたちに抱く僕らの情熱は同じだった。

それが僕らのコミュニティーの根底にある現実だ。つまりレジェンドたちが抱く情熱は、週末戦士が抱くそれと同じなのだ。分かち合う強い欲望、恐怖、成功が深い所で僕らをひとつのコミュニティーにしている。この考えをもとにブライアンと僕はこのアドベンチャー、「トレイシング・ザ・エッジ」へ乗り出した。この10本のシリーズの中心にはブライアンと僕が熟考した質問が存在する。ヒーローは僕らとどこか違うのだろうか。僕らはそれぞれのキャリアで違う時点に存在する3人の比類なきアスリートたちを訪ねた。アルピニストのコリン・ヘイリー、トレイル・ランナーのクリッシー・モール、サーファーからスノーボーダーへと転身したジェリー・ロペス。そして彼らに単純な質問を投げかけた。

「あなたは超人ですか?異色の存在ですか?あるいは生まれながらにしてスーパーアスリートですか?」

これらの質問に「イエス」と答えた人は誰もいなかった。そして、もう少しましな質問を思いついた。

「では、あなたの人生のどの出来事がいまのあなたを作ったのですか?」

トレイシング・ザ・エッジを見れば、その答えがわかる。ブライアンと僕は骨身を削ってこの制作に取り組んだ。協力してくれたクリッシー、コリン、そしてジェリーに感謝している。僕らのレジェンドは僕らが想像するよりも人間らしい。それはつまり、僕らひとりひとりのなかにもアスリートが存在するということだ。彼らはこのコンピューターオタクの内側からアスリートを引き出してくれた。

ブライアンと僕にとっても、このプロジェクトを特別なものだ。楽しんでもらえたらうれしい。そしてインスピレーションを得てほしい。有能で創造力に富んだ彼らが、大自然のなかで目標に突き進み、夢見ることを僕らに教えてくれたように。
-フィッツ・カホール

フィッツ・カホールが脚本、監督、そして撮影を手がけた「トレイシング・ザ・エッジ」では現在7本のエピソードがご覧いただけます。このビデオをブログやソーシャルネットワークで共有するにはYouTube再生リストをご覧ください。

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