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ピンクのバギーズ

ローラ・ジョンソン  /  読み終えるまで3分  /  Worn Wear

「ATとPCTから戻ると、ショーツに焚き火でできた小さな穴を見つけました。パタゴニアは質問ひとつせず、無料で新しいピンクのあて布で補修してくれました。」Photo: Laura Johnston

親愛なるパタゴニアへ

パタゴニアのピンクのバギーズはこれまでに所有した中で最高のショーツです。2016年に3,503キロのアパラチアン・トレイル(AT)をスルーハイクしたときは180日連続で、2017年の4,240キロにおよぶパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)のスルーハイクでは135日連続で着用しました。両方のトレイルで毎日朝から晩まで着用し、脱いだのは町で洗濯をしたときだけでした。

ATとPCTを歩く以前、このバギーズには別の人生がありました。5年間の着用の末、第二の人生を歩ませてくれる代わりを探していた持ち主から古着として買ったものなのです。だから総歩行距離はATとPCT合計の7,742キロを上回ります。

 

ピンクのバギーズ

「この日は本当に特別な日でした。アパラチアン・トレイルをスルーハイクするための第一歩として6か月前の今日、マウント・カタディンを登頂したからです。アパラチアン・トレイルのハイクは人生で最も偉大な経験のひとつでした。このトレイルで、人生で最も確実で純粋なことは自然で過ごす時間、親切な人との交友、そして欲しいものすべてではなく必要なものだけを手に入れ、使うことであることを発見しました。」Photo:Laura Johnston Collection

私のバギーズは雨、雪、氷、雹、雷雨、蒸し暑い東海岸の夏、乾燥した砂漠の熱など、アメリカのありとあらゆる天候をしのいできました。東の落葉樹や西の常緑樹にこすり付けたり、硬い地面や柔らかい地面、ときには根っこや石でゴロゴロした地面の上で一緒に寝ることもありました。あらゆる状況に耐えてきたのです。

ATとPCTというアメリカのナショナル・シーニック・トレイルを―ときには温かくもてなしてくれるトレイルタウンや実際のトレイルに劣らない重要な場所もこのバギーズと一緒にトレッキングしました。手料理やシャワーを提供し、屋内に寝かせてくれる地元の人びとはスルーハイカーにとっての命綱であり、限りない寛大さを見せてくれる「トレイルの魔法」です。

 

ピンクのバギーズ

「人生で起きるすべてのことと同様、カリフォルニア州全土のハイキングは一歩一歩を踏み出すことにより達成できるのです」Photo: Laura Johnston Collection

ATとPCTから戻ると、ショーツに焚き火でできた小さな穴を見つけました。パタゴニアは質問ひとつせず、無料で新しいピンクのあて布で補修してくれました。ネバダ州のリノの修理センターに送る手配をしてくれた地元ワシントンD.C.のパタゴニアのスタッフは「絶対にこれを手放さないでね」と言いました。私は親友として、そしてハイキングパートナーとして大切にすることを誓いました。ショーツはつねに私の面倒を見てくれたのだから。

私のバギーズは、地球や公有地にとって正しい行いをすること、そしてすでに所有しているものを修理し、再利用することを思い出させてくれます。そしてより少数の、貴重なモノを大切にすることも思い出させてくれます。イヴォン・シュイナードはかつてこう言いました。「あらゆるアクティビティにそれぞれ別のショーツは必要ない。生涯において良いショーツが1本あればいい」と。

私にはその1本があり、いまではピンクが好きな色になりました。

このストーリーは「着ることについてのストーリー」でもご紹介しています。

http://www.patagonia.jp/baggies.html

皆様のお気に入りのバギーズの写真にハッシュタグ「#あなたのバギーズってどんなバギーズ」をお付けください。インスタグラムに投稿していただいた写真のいくつかをパタゴニアのウェブサイトで公開させていただきます。

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