セービング・マーサ
キング・アイランドを養殖場から守りましょう。
2019 / 10 分
タスマニアは、オーストラリアで最も自然のままの原生地域を秘めた州のひとつとされています。しかしながらその評判は、近年の同地方におけるサーモン養殖産業のブームによって汚されてきました。この産業の急成長には環境規制が追いつくこともままならず、その現場となる海洋環境は深刻な打撃を受け、なかには崩壊寸前となっている場所もあります。同産業に対する監視の強化と、移動可能な囲い網養殖の性質も一助となり、その操業には新たな移転先を探すことが強いられました。そして近隣のキング・アイランドに、養殖産業が新たな領域を開く現場として目をつけたとき、それが世界中のサーファーたちとの闘いも招くとは予測していませんでした。そこからすぐの場所には、世界有数の波を形成するマーサ・ラヴィニア・ビーチが存在するからです。養殖サーモン反対を表明するキング・アイランドの地元住民の運動に参加し、同島を養殖場から守りましょう。