burgerburgerchevron leftchevron leftchevron rightchevron rightellipsesellipsespro logopro logopro logopro logologologonavigation primary cartnavigation primary cartnavigation primary cart fullnavigation primary cart fullnavigation primary hamburgernavigation primary hamburgernavigation primary searchnavigation primary searchnavigation primary xnavigation primary xLoading ...Patagonia Loading Iconplayplaysearchsearchshopping bagshopping bagshopping bag filledshopping bag filledxx

もうひとつのストーリー

パタゴニア  /  読み終えるまで5分  /  Worn Wear, デザイン

「ReCrafted」は、リンジー・ローズ・メドフが11年をかけて実現を夢見てきた構想。Photo: Lauren Ross

自分のゴミを着ることができるとしたら?

それが、リノのWorn Wearの施設に集められた中古ウェアのさまざまな端切れから作られた、新しい製品ライン「ReCrafted(リクラフテッド)」の元となった考えです。パタゴニアが誇る最上級のアップサイクルであり、さもなければ得ることができなかった第二の命を、製品に授けるものです。

ReCraftedは、パタゴニアの最も象徴的な製品のいくつかに携わってきたデザイナー、コートニー・モーガンによって誕生し、ロサンゼルスでリンジー・ローズ・メドフが所有する縫製店〈Suay(スアイ)〉で実現することとなりました。「リンジーも私も、何か意義のあることをしたいという情熱をもっていました」とモーガンは言います。これはゼロ・ウェイストの世界へ前進するための小さな一歩です。

ニューメキシコ州の農園で働いたりしながら、18年ものあいだリメイクの経験を積んだメドフの裁縫に対する情熱は、彼女のパンクロック青春時代に帰すると言います。中学1年生のときに見つけたリサイクルショップの虜となり、古着を別の用途に使う情熱を得た彼女は、「身に着けられ、着古され、大切にされることが私の信念の核にあり、自分自身もそうやってこの世に存在したいと思っています」と語ります。

ReCraftedの工程を説明すると、まずパタゴニアのWorn Wearプログラムを通して、お客様から古い(または傷んだ)ウェアが送られてきます。その多くは修理されたあと送りかえされますが、損傷がひどく、修理不可能と判断されたものは、救い出されて保管されます。こうしたウェアが、ロサンゼルス・リバーのほとりの静かな行き止まりの道に佇む〈Suay〉に送られます。

もうひとつのストーリー

色によって分類。Photo: Kern Ducote

Worn Wearチームは傷んだ製品を最初にパタゴニアの倉庫で、素材や製品の種類別に分類します。そうしてまとめられた製品は〈Suay〉に送られ、そこでさらに分類されて脱構築の過程がはじまります。「たいていパレットに載っている塊が2つトラックから降ろされます。一見扱いやすい量に見えますが、ビニールのシートと金属のワイヤーに包まれたこの塊を解くと、5倍もの量に膨れ上がります」と、メドフは言います。そして彼女のチームは、こうしたウェアをどのように再構築できるかという独創的な作業に入ります。これはポケットに使えそうかしら? それならポケット用の箱へ。これは袖の後ろ側にどうかしら? デニム、コットン、ダウン製品に分けられ、色も分類されます。〈Suay〉ではすべての製品が店内で作られ、縫製業で長年経験を積んだ熟練の裁縫師や裁断師が、ReCrafted製品として10,000枚以上ものウェアを作り出しています(彼女たちはさらに、廃棄された生地を利用して他の何千もの製品も製造しています)。「これはある問いに対するひとつの答えです。その問いとは、『私たちが回収してきた大量の製品の中でリサイクルも転売も修理も不可能なものは、いったいどうしたらいいのか』というものでした」と、モーガンは言います。

もうひとつのストーリー

これはReCraftedの構想を実現に導いた、縫製店〈Suay〉で働くチームのほんの一部。カリフォルニア州ロサンゼルス。Photo:Lauren Ross

この2人の女性はリメイクされた衣類がもつ可能性について、非常に楽観的です。「私の18年の経験のなかで、こんなことが実現したのは見たことがありません。これは不可能とも言えることですが、私たちはその不可能を実際可能にしているのです」と、メドフは語ります。毎年5,300万トンの繊維が衣類のために生産されていますが、リサイクルされるのはそのうちの13%。そして73%は埋立地または焼却炉行きとなります。現在地球上には全世界の人間のための衣類を作るのに十分な生地があると考えるならば、ReCrafted製品は急進的な行為で、それこそが彼女たちの視点です。「人びとが世の中でお金を使うとき、そして何を身に着けるかを決めるときに自分の意思を表明する、という新しい習慣を身に付けることを呼びかけているのです。いままでとは違う行動を取ることを」と言うのはメドフ。そしてモーガンにとってこの製品ラインは、希望を与えてくれるものだそうです。

これは静かな革命かもしれませんが、以前には食がそうだったように、衣類が私たちの価値観を表すとき、自分が身に着けるものはまさに革命です。メドフの言葉を借りれば、「変化への帰属感を抱かせる」ものなのです。

ReCrafted製品の日本での販売は現在のところ未定です。

よく使われる検索語