ザ・クリーネスト・パワー:$20 Million & Changeがハワイの屋上太陽光発電プロジェクトに投資
昨年パタゴニア・ワークスは、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが言うところの「自然を使い果たすのではなく、自然と協働する」会社およびイニシアチブを支援する投資基金である$20 Million & Changeを始動し、この基金の進捗状況を随時アップデートすることをお約束しました。
私たちはハワイで1,000基以上の屋上太陽光発電システムを購入することになる2700万ドルの基金の設立に関してKina‘ole Capital Partnersと合意しました。現在、ハワイのほとんどの住宅所有者は石炭と石油に由来する電力を使っています。
もっと多くのビジネスがこの投資戦略を採用すれば、再生可能エネルギーのムーブメントはピークに向かうでしょう。あまりにも多くの場合、世間一般はビジネスの成功と地球を救うこととは相いれないと決め込んでいます。この投資は自然を使い果たす代わりに自然と協働することが良いビジネスであることを示します。そして私たちは自社の収益を投資することに興味を抱く他の会社にロードマップを提供しているのです。
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ハワイの住宅所有者は全米平均の3倍の電気代を支払っています。このプロジェクトは安価なクリーンエネルギーをより多くの人に提供するのが狙いで、特に太陽光発電システムを購入できない人を対象にしています。環境面でも社会面でもその効果は莫大です。
Kina’oleソーラー・ファンドで調達する新しい1,000基の太陽光発電システムは、石炭/石油による汚れた電気を入手可能な最もクリーンな電気と置き換えます。これらのシステムはその耐用年数内で15万3千トンの二酸化炭素排出を抑制し、その数値は下記に値します:
- 原油32万3千バレル相当
- 石炭7万5千トン相当
- 自家用車2万9千台相当
社会的なメリットも同等に大きなものがあります。ハワイ州の公共料金を支払う住民は現在、37.7セント/キロワット時を支払っており、その金額は全米平均(12.31セント/キロワット)の3倍以上です。太陽光発電導入後は住民は先行投資の必要なしに電気代を 推定35%節約することができます。メリットはこれだけではありません。
設置およびメンテナンスは、パタゴニア・アンバサダーのコール・クリステンセンが共同経営するオアフに拠点を置く太陽光発電システム設置会社を含む何百人もの労働者に仕事を提供します。
パタゴニア・ワークスによる130万ドルの出資はこの基金のほぼ半分を占めます。連邦政府および州政府の太陽光発電への投資に対する税額控除が払い戻しを援助してくれるおかげで、この投資はビジネスとしても理にかなうものであり、また将来の設置に再投資することを可能にします。
パタゴニアのCEOローズ・マーカリオは「これはパタゴニアにとって賢明なビジネスであり、ハワイの住宅所有者にとって良いニュースです」と語ります。「この戦略が高利益をもたらすのを見て他社が同じ取り組みをすることを真剣に考えてくれることを願っています。ビジネスは変化の原動力となり得るのです」
私たちはKina‘ole Capital Partnersのようなビジネスの価値観を分かち合える地元企業と協働できることを嬉しく思います。Kina‘oleは太陽光発電に関して何十年もの経験を持ち、地元の関係やネットワークに熱心に取り組み、透明性のあるマーケティングと営業を実践しています。
さらにリース期間中のある時点で、顧客は太陽光発電システムを原価の何分の1かの費用で購入することができます。2011年に『フォーブス』誌は、一戸建て住宅は太陽光発電システムの設置により約2万ドルの価値を得られ、従来の電力に頼る家よりも早く売却できるとレポートしています。Kina‘oleについての詳細はkinaolecapital.comをご覧ください。
地球にとってよい行いをすることで良いビジネスを営むというパタゴニアの取り組みに関心をお持ちになられたら、このリンクをご覧いただき、企業がクリーンエネルギーへ投資することで受けられる連邦および州政府の税額控除についての詳細を学びましょう。
ハワイにお住まいの方で太陽光発電に切り換えたい方は、こちらをクリックしてください。
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