• 齋藤 澄子

齋藤 澄子

リペアサービス/アシスタントマネージャー

STARTED AT PATAGONIA

2014年

LOCATION

神奈川県鎌倉市

齋藤 澄子
「これまでたくさんの修理をしてきましたが、15分で終わるような簡単な作業も、2日かかる大がかりな修理も、お客様の愛着がこもった1着を修理するわけで、そこに違いなんてありません。キチンと直したいと思ったからこそリペアに出されたのであり、そこは出来る限りのことをして応えたいなと思っています」
 

情熱を注いでいること:
旅先でアクティビティを楽しんだり、自宅近くのビーチクリーンに参加したり、興味あるイベントに職場の仲間と参加してみたりと、なんでもほどほどに楽しんでいます。でも、パタゴニアの仕事は違います。社員みんなが情熱を持って取り組んでいますし、中途半端なことはできないなと思っています。

お気に入りのパタゴニア製品:
「困ったときのフーディニ」です。1年中バッグに入っています。薄くて軽くて丈夫なんです。

パタゴニア入社までの道のり:
服飾専門学校を卒業後、大手スポーツウエアメーカーで実業団選手のユニフォームなどを作っていました。結婚して子育ても始まり、高級婦人服のお直しの会社で仕事を教わりながら、自宅で請け負っていました。社長は1mmどころか糸1本分のステッチの曲がりも許さない厳しい人で、そこで仕事の誠実さを教わりました。その後、サーフィンが趣味の主人から勧められ、パタゴニアのリペア部門に応募したのがきっかけです。

リペアサービス業務において最も記憶に残る出来事は?
ダウン製品の修理をミシンで縫えるようチャレンジしたことです。ミシンで縫うとバッフルごと貫通させてしまうため、日本では手縫いが常識でした。表面生地だけをすくい上げて当て布をして、時間をかけて手で慎重に縫い進めていたのです。それがアメリカ本社のリペアではミシンで縫っていると聞いて、日本でもできないかという話に。さすがにそれは無理だと思ったのですが、リノのリペア工場で撮影した動画を見ながらみんなで試行錯誤を重ねて、最終的に形になったときはうれしかったですね。慣例にとらわれないことの大切さと、熱意が人を動かすことを教えられました。

パタゴニアにリペア部門があることの意味とは?
製品本来のこだわりを復元すること、それが大事だと考えます。製品のコンセプトを理解したうえで、機能を満たすようにその製品を復元して、またお客様に使っていただく。軽量なものは軽量に、伸縮性のあるものは伸縮を。3レイヤーなら同じ生地を当てて縫って裏からシームテープを貼る。形を戻すならどこで修理してもいいのですが、機能を戻すとなると、やはりここでしかできないことは多いです。

パタゴニアのリペア部門で働く意義はなんですか?
最近では、Worn Wearツアーなど通常のリペア業務以外でも会社に貢献できる事が楽しみでもあります。また、ここ数年、リペアでは新しいことへのチャレンジが続いています。その中で自分の経験を生かしながら、自身も新たな挑戦ができる環境に感謝しています。リペアは形にする仕事なので、最終的には縫製スタッフの役割は大きいと感じています。年々スタッフも増えていく中で、彼らが修理することのやりがいを見いだしていく。技術を身につけるのは時間がかかりますが、「しっかり直したい」という気持ちさえ持っていれば、より多くのお客様の期待に応えることができます。私の経験が少しでもそこに生かされるなら、こんなうれしいことはありません。