有機フッ素化DWR
有機フッ素化DWR(耐久性撥水)加工はウェアをドライに保つことを助けますが、有害な化学薬品を使用しています。
なぜ
パタゴニアの耐久性撥水(DWR)加工は、防水性/耐水性ウェアの生地の表面で水分を水滴状にして弾くコーティングです。これは着用者が寒く湿った、あるいはびしょ濡れの(過酷な状況では命に関わりかねない)状況に陥る要因である、外側の飽和状態を防ぐための加工です。
現在の取り組み
有機フッ素化DWR加工はPFC(パーフルオロカーボンの略称)を含む機能的な化学的処理で、アウトドア業界は耐水性の製品を製造するために長年DWR加工に依存してきました。しかしそれは環境に害を与える生分解性のない化学物質です。PFCは水を弾くことにおいて非常に効果的ですが、それがはらんでいる悪影響を理由に私たちは、2025年までにすべてのメンブレンと撥水加工をPFCまたはPFAS不使用で製造する過程にあります。(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の略称であるPFASは、広範な有機フッ素化合物を表す最新用語です。私たちはより一般的に知られている「PFCフリー」という言葉を使っていますが、パタゴニアの撥水加工やメンブレンがPFC不使用である場合、それがPFASやPFOSやPFOAも不使用であることを意味します。)
次なる展開
2024年春までには、DWRメンブレンおよび加工を施したパタゴニアの防水性/耐水性素材の総重量における約96%がPFAS不使用となります。一日中着用するレインウェアなどのDWRの適用が重要な製品については、これらの製品の機能性を満たすDWRの代替策はまだ見つかっていません。しかし残りの製品への解決策を発見すべく、第一線の化学者がパタゴニアを支援しています。