今年6月21日に鎌倉で開催した『Patagonia Media Scramble 2013~40 Years of First』での今井玄さん
今年6月21日に鎌倉で開催した『Patagonia Media Scramble 2013~40 Years of First』での今井玄さん

サーフィン・アンバサダー、今井玄を偲んで

2013/12/24 2013年12月24日
今年6月21日に鎌倉で開催した『Patagonia Media Scramble 2013~40 Years of First』での今井玄さん
今年6月21日に鎌倉で開催した『Patagonia Media Scramble 2013~40 Years of First』での今井玄さん

パタゴニアの大切な友人であるサーフィン・アンバサダーの今井玄さんが、2013年11月9日、タヒチの海で亡くなりました。彼のような若く、勇敢で、心優しいビックウェーバーを失ったことはいまだ信じられず、私たち皆が深い悲しみに包まれています。

神奈川県大磯町ではぐくまれた偉大な才能は、より深いサーフィンへの探求心によって、タヒチ島へと導かれていきました。彼の海、そしてビックウエーブへの真摯な思いと、挑戦しつづける情熱的な姿勢は、師と仰ぐライマナ氏をはじめとするたくさんのタヒチの人々から、愛と尊敬を集めていました。ローカルサーファーとしてテアフポオ(チョープー)の大波に果敢にチャージする彼の姿を、誰もが忘れることはないでしょう。

彼は今、自身の愛したタヒチの海、そして故郷である大磯の海に眠っています。

今井さんのご家族、ご友人、そしてこの悲しいニュースに胸を痛めるすべての人に心からお悔やみを申し上げます。

以下はその日の前週に、クリーネストラインに投稿した今井玄さんの記事です。


タヒチからイアオラナ(こんにちは) – 今井 玄へのインタビュー

Photo: Ben Thouard
Photo: Ben Thouard

パタゴニアのサーフィン・アンバサダー、今井玄は15歳でタヒチにわたり、現在は大学に通いながら神秘的な波に挑戦する日々を送る。タヒチの海でサーフィンする魅力について尋ねました。

タヒチに移住するきっかけは?

家族とサーフィンをしに訪れたときに、タヒチの波はもちろん、環境や人や文化に魅せられて、僕が中学生のときに家族で引っ越すことを決めました

タヒチという島の魅力は?

タヒチの魅力は人びとの優しさや自然豊かな大地、波の美しさです。そうした環境で日々いろいろなことを学んでいます。

今井さんにとって、なぜタヒチでのサーフィンなのですか?

タヒチはサーフィンの発祥の地であり、テアフポという世界的に有名で美しく、そして危険なサーフスポットがあります。僕が求めるものがここにあると感じました。

タヒチのサーファー、そしてサーフィン事情について教えてください。

タヒチでは多くの人が海とふれあい、海のなかで和気あいあいとコミュニケーションを取っていて、子供から大人までが波乗りを楽しんでいます。ビーチブレイクもリーフブレイクもあり、年中、毎日、島のどこかでいい波が立っています。

タヒチ以外で好きなサーフポイントは?

小さいころ生まれ育った大磯の海です。大磯も自然が豊かなすばらしい場所です。

これまでどういった国の波に乗りましたか?そのなかで最高のウェーブは?

冬のハワイのノースショアでサーフィンをしたことがあります。けれど、やはりテアフポの波がいちばん好きです。

パタゴニアのアンバサダーになり、意識や活動など、何かこれまでと変わった点はありますか?

以前からビーチクリーンなど、小さいことながらも環境を意識した活動をしていました。アンバサダーとしてパタゴニアというすばらしいチームに入り、環境の大切さにいっそう関心を持つようになりました。友達などとも環境の大切さについて話したり、伝えたりしています。世界中の自然が少しでも保たれるよう、これからも活動していきたいです。

将来どんなサーファーになりたいですか?

この素晴らしく、美しい大地を大切にし、心の優しいサーファーを目指したいです。

Photo: Domenic Mosqueira
Photo: Domenic Mosqueira

今井 玄

小学生のころにサーフィンをはじめて以来、サーフィンは自分自身にとってかけがえのないものになった。サーフィンにより深く関わるために15歳でサーフィンの文化と伝統の深いフランス領ポリネシアのタヒチへ渡り、現在は同島内にあるフレンチポリネシア総合大学英文科に在学。同島南東に位置する、テアフポオ村に生まれる神秘的な波で日々修行に励んでいる。