
トミー・コールドウェル

トミーは人生における苦痛の原因は父にあると話す。父は恐怖と不安を受け入れ、インスピレーションに変えるよう教えた。この考えのもとトミーはアメリカで最も難易度の高いルートを開拓し、カリフォルニアのヨセミテ国立公園にあるエル・キャピタンの13本のルートをフリーで登った。2014年〜2015年にはパタゴニアの「フィッツ・トラバース」(6.4キロ、合計標高差約4,000メートルにおよぶ雪と氷に覆われた7峰の登攀)、2015年1月にはエル・キャピタンの「ドーン・ウォール」という歴史的初登を達成。成功の可能性が低くて長い困難な旅から最も多くを学べると彼は信じている。次の長い困難な旅として、私たちのたった一つのホームである地球を守ること、そしてクライミングコミュニティを盛り上げることに彼は情熱を向けている。
主な経歴
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「ドーン・ウォール」フリー化
- パタゴニア、チャルテン中央山塊の「フィッツ・トラバース」初完全縦走
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「ミューア・ウォール」フリー化
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「マジック・マッシュルーム (VI 5.14a)」フリー化
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「ダイヒードラル・ウォール (VI 5.14a)」のフリー化
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「ノーズ」と「フリーライダー」のフリーによるリンクアップ初登
- コロラド州ロングスピークの「ハネムーン・イズ・オーバー (V 5.13)」初登
- コロラド州フォートレス・オブ・ソリチュードの「フレックス・ルーサー (5.14d/15a)」初登
- パタゴニア、フィッツロイの「リネア・ディ・エレガンザ (VI 5.11b A3 M7)」フリー化