沿岸域の生物多様性を守るため、海洋保護区の指定など、さまざまな取り組みが進められています。しかしながら、全国の約8割の都道府県で藻場が継続的に衰退しているなど、沿岸環境の劣化は依然として止まっていません。
海が再び豊かさを取り戻すためには、海だけを切り離して保全や再生を考えるのではなく、陸から海へと続く生態系の有機的なつながりを認識することが不可欠です。
「Ridge to Reef」は、流域のダイナミックなつながりを健全に回復し、自然が持つ再生力を引き出すことで、海の生態系とそれに根ざした暮らしや文化を育むことを目指すプログラムです。
プロジェクトロードマップ
地域の知恵と科学、そして海や自然と共に生きる暮らしを求める人々の想いをつなぎながら、私たちは多様な方々とともに海の再生を進めています。Ridge to Reefの軸は、草の根活動の支援を中心にしたパイロットプロジェクトと、そのパイロットプロジェクトから得られた知識や経験を基にした社会システムへのアプローチです。
パイロットプロジェクト
Ridge
to Reef(R2R)では、「陸と海のつながり」という視点・視座から海の再生を進める取り組みをパイロットプロジェクトとして支援しています。現場での活動を支援することで、R2Rの概念を具現化する事例を創出し、さらにそこから得られた教訓を社会システムの変容にも活かしていきます。
海を陸から立て直す
パタゴニア日本支社は2025年7月23日、東京にてシンポジウム「Ridge to Reef Restoring Our Ocean ―流域思考でひらく海洋再生の道」を開催しました。