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衣類の毛玉を取り除く方法

パタゴニア  /  2026年7月3日  /  Care & Repair Guides, Guides

日常の着用によってお気に入りの衣類に摩擦が加わると、毛玉が発生することがあります。衣類を遊ばせつづけるために、毛玉を取り除く方法をご紹介します。

はじめに

衣類を日常的に着用したり洗濯したり乾かしたりすると、毛羽が生じやすくなります。繊維の先端が引き出されて毛羽になり、それらが絡み合い、衣類の表面に「毛玉」と呼ばれる細かい繊維のかたまりが発生します。たいていの場合において、毛玉は衣類の機能性に影響をおよぼすことはありませんが、取り除かないでいると、生地によってはさらにほつれて傷みが進行することがあります。よく使い込まれたウェアをあきらめないでください。毛玉を取り除くことで、お気に入りのセーターフリースやその他の衣類の寿命を延ばし、優れたウェアを使いつづけて、埋立地行きとなることを防ぎます。ウェアを早々に引退させるのではなく、修理して使いつづけるという選択を重ねることで、価値ある衣類が無駄になるのを減らすことに貢献します。

衣類の毛玉を取り除くのは意外に簡単です。毛玉取りに使用する道具や手順と、新たに毛玉ができるのを抑えるための適切なお手入れ方法をご紹介します。

用意する物:毛玉取りの道具

衣類の繊維くずのかたまりは、どのようにして取り除けばよいでしょうか。毛玉を取り除くための、おすすめの道具をご紹介します。

  • ウールコーム: メリノウールやカシミアの薄手でやわらかなニットのセーターの浮いた繊維を取り除くには、それらの繊維に対応するウールコームを使うのがおすすめです。衣類をコーミングするのは他の方法より時間と手間が少しかかりますが、生地を傷める可能性が低くなります。
  • 毛玉取りブラシ:毛玉取り専用のブラシを使用し、衣類の繊維に沿って一方向に軽くブラッシングすることで毛玉を引っかけて取り除きます。
  • セーターストーン:軽量で軽石のような石で、天然の微細な孔があり、太い糸の丈夫な生地にできた頑固な毛玉を絡め取るのに有効です。浮いた繊維をやさしく払い落とすことで、ニット製品の見た目がよみがえります。
  • 電動毛玉取り器:ハンディタイプの電動毛玉取り器で、デリケートな素材や毛足の長いもの以外のさまざまな種類の生地から、糸くずや毛羽、毛玉や浮いた繊維を取り除きます。

衣類の毛玉を取り除く手順

毛玉はさまざまな種類の衣類に発生しますが、セーターやフリースなどのニット製品は、とくに生じやすい傾向にあります。毛玉を取り除いてニット製品の寿命を延ばすには、手順にしたがって、より良い状態を保ちましょう。セーターやその他の衣類の毛玉を短時間で取り除く方法をご紹介します。

衣類の毛玉の発生を抑える方法

衣類を着用していると生地に毛玉が生じることがありますが、それを確実に防ぐ方法はありません。衣類を洗濯する前に定期的に毛玉を取り除くことは、生地表面の繊維がさらにほつれて傷みが進行するのを抑えるのに貢献します。着用後に衣類用ブラシで繊維の毛並みを整えると、毛玉が生じるのを抑えるのに役立ちます。それぞれの素材にあったブラシを選びましょう。愛用している衣類の毛玉の発生を抑えるため、洗濯機で洗濯したり乾かしたりする際は丁寧に扱うことも重要です。洗濯をはじめる前に、衣類の内側に付いているケアラベルの指示を確認してください。

パタゴニアは、ドライクリーニングが必要なウェアは作っていません。私たちのウェアは、しっかりと着用したら、洗濯機で洗えるよう作られています。適切なお手入れの指示にしたがうことで、より長く、味わいを増しながら、寿命のかぎりウェアを使いつづけることができるでしょう。

衣類により毛玉の状況は異なります。ポリエステルやアクリルのような化学繊維で作られた生地は、コットンやウールのような天然繊維で作られた生地よりも毛玉が生じやすく、さらに化学繊維は強いので、できた毛玉が取れにくいことがあります。洗濯をすることで毛玉ができるのを可能なかぎり抑えるため、化学繊維の生地を洗う際は、タオル地のように糸くずが付きやすい生地や、デニムのように摩擦が強い生地と分けましょう。フリースを使用した衣類は裏返して洗濯します。そうすることにより、やわらかな起毛の生地と洗濯機のドラムとの摩擦を軽減し、フリースの表面が保護され、毛玉の発生を最小限に抑えます。

天然繊維で作られた生地は、着用の期間(ウール製ウェアの場合は休ませる期間も含め)を長めにして必要なときだけ洗濯することで、摩擦を減らし、毛玉の発生も最小限に抑えます。メリノウールを使用した衣類は、天然の防臭性を備えているため、毎回洗濯するのではなく複数回着用してから洗ってもかまいません。ウール製ウェアやコットン製ウェアは、種類により適したお手入れ方法が異なります。手洗いして平干ししなければならないものもあれば、決められた温度で洗濯機での洗濯ができるものもあります。ウェアのケアラベルを必ず確認しましょう。

高温で洗濯したり乾かしたりするのは、衣類に発生した毛玉の状態が悪化しやすくなるので避けましょう。また洗浄力の強い洗剤を使用すると、繊維が傷んで切れやすくなり毛玉が生じる可能性があります。メリノウールを採用した生地などに対応する、高性能のお手入れ製品を使用することをおすすめします。

生地に生じる毛玉

毛玉の発生は、日常の着用によって摩擦が加わると生じる自然な現象であり、どのような生地でも、どれほど丁寧に作られていても、起こります。この細かい繊維のかたまりは、生地の表面で繊維がほつれて毛羽立ち、それらが絡み合って小さな繊維くずのかたまりになることで発生します。毛玉ができやすいのは、脇の下やシャツの袖口、パンツの股の縫い目の周辺など、摩擦が多く加わったり擦れたりする部分です。

洗濯機で洗ったり乾かしたりする際に生地が擦れることも、毛玉が発生する原因になります。洗濯中に、衣類にすでにできている繊維くずのかたまりが、周囲の微細な繊維を引き寄せることで、毛玉発生の進行を速めることがあります。幸いなことに、日常的な着用や洗濯により生地に毛玉が蓄積しても、たいていの場合、衣類の機能性に影響をおよぼすことはありません。

私たちは機能的で長持ちするウェアを作っています。次の製品が必要になっても、新しいメンズ・フリースウィメンズ・フリース、あるいは大切に使用された中古ウェアなど、パタゴニアのウェアは、長年にわたって使いつづけられるよう作られています。

衣類の毛玉を取り除く方法を知ることで、見た目のきれいさを保ち、寿命を延ばすことができます。理解するほどに、必要なモノは減っていきます。適切にお手入れすれば、より長く遊ばせつづけることができるのです。

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