タヒチからイアオラナ(こんにちは) – 今井 玄へのインタビュー
パタゴニアのサーフィン・アンバサダー、今井玄は15歳でタヒチにわたり、現在は大学に通いながら神秘的な波に挑戦する日々を送る。タヒチの海でサーフィンする魅力について尋ねました。
タヒチに移住するきっかけは?
家族とサーフィンをしに訪れたときに、タヒチの波はもちろん、環境や人や文化に魅せられて、僕が中学生のときに家族で引っ越すことを決めました
タヒチという島の魅力は?
タヒチの魅力は人びとの優しさや自然豊かな大地、波の美しさです。そうした環境で日々いろいろなことを学んでいます。
今井さんにとって、なぜタヒチでのサーフィンなのですか?
タヒチはサーフィンの発祥の地であり、テアフポという世界的に有名で美しく、そして危険なサーフスポットがあります。僕が求めるものがここにあると感じました。
タヒチのサーファー、そしてサーフィン事情について教えてください。
タヒチでは多くの人が海とふれあい、海のなかで和気あいあいとコミュニケーションを取っていて、子供から大人までが波乗りを楽しんでいます。ビーチブレイクもリーフブレイクもあり、年中、毎日、島のどこかでいい波が立っています。
タヒチ以外で好きなサーフポイントは?
小さいころ生まれ育った大磯の海です。大磯も自然が豊かなすばらしい場所です。
これまでどういった国の波に乗りましたか?そのなかで最高のウェーブは?
冬のハワイのノースショアでサーフィンをしたことがあります。けれど、やはりテアフポの波がいちばん好きです。
パタゴニアのアンバサダーになり、意識や活動など、何かこれまでと変わった点はありますか?
以前からビーチクリーンなど、小さいことながらも環境を意識した活動をしていました。アンバサダーとしてパタゴニアというすばらしいチームに入り、環境の大切さにいっそう関心を持つようになりました。友達などとも環境の大切さについて話したり、伝えたりしています。世界中の自然が少しでも保たれるよう、これからも活動していきたいです。
将来どんなサーファーになりたいですか?
この素晴らしく、美しい大地を大切にし、心の優しいサーファーを目指したいです。
小学生のころにサーフィンをはじめて以来、サーフィンは自分自身にとってかけがえのないものになった。サーフィンにより深く関わるために15歳でサーフィンの文化と伝統の深いフランス領ポリネシアのタヒチへ渡り、現在は同島内にあるフレンチポリネシア総合大学英文科に在学。同島南東に位置する、テアフポオ村に生まれる神秘的な波で日々修行に励んでいる。