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祖先の跡をたどって:タヒチからハワイへの航海

カイウラニ・マーフィー  /  2017年8月4日  /  コミュニティ, カルチャー

体を電荷が脈打って流れ、頬の涙を拭った。上腕二頭筋と前腕のあいだに閃いた一筋の青い光が目を刺す。マストの索止めを放し、仲間の乗組員と戸惑いの視線を交わす。耳をつんざくような雷鳴が頭上にとどろく。数日前に登ったばかりの堂々たるタフアレヴァ山の頂上に次の稲妻が火を点ける。

ラグーンから出ると、灰色の煙は炎の上に漂う暗雲と見分けがつかなくなる。ホクレア号が停泊したタヒチのタウティラ村の姿が遠ざかる。霞んだ水平線を稲妻が照らし、前方に無数のスコールが待ち受けているのがわかる。横殴りの雨と激しく打ちつける波で何もかもびしょ濡れだ。艤装を突風から守るために帆の開閉を繰り返す。疲れた体は寒さに震え、素手と素足はふやけてしわだらけだ。

あと30夜だけ、と何度も自分に言い聞かせるが、それは徐々に疑問にも思えてくる。

月のない夜、一等航海士のシャンテルは一晩中進行状況を頭に記録している。そして明け方、ツアモツ諸島まであと約 80 キロメートルだと推測する。浅い環礁が無数に並び、夜のアプローチは危険すぎだ。日が昇ると、毛羽立ったヤシの木のてっぺんが水平線にぼんやりと姿を見せ、ティケハウ環礁の位置を知らせる。そのあとは目的地のヒロまで陸標も基準点もない。

毎夜、月はかすかな三日月から明るい球へと満ちていく。毎年この時期、月はやや南東から昇り、やや南西に沈む。私たちは日の出と日の入りごとに、母なる自然のヒントを綿密に観察する。うねりの方向、風の強さ、雲の形、色、陸の手がかりとなるもの……すべてだ。日中と月のない夜はスウェルを頼りにカヌーを進め、たまに見える星の位置は重要な指標となる。

海上で12夜を過ごすと、クプナ(祖先)がピコ・オ・ワケア(赤道)と呼んだ場所にたどり着いたことのサインとなる特別な星が見える。念入りに調整した自分の手を使って、水平線に対するホクパア(北極星)の位置を観測する。星は水平線のすぐ上に瞬き、北に向かって航海をつづけるにつれて徐々に天へと昇っていく。

不安定な激しいスコールや赤道南方のうだるように暑い静寂とは異なり、いまは一定の風が絶え間なく吹いている。数日、そして数週間が過ぎ、ハナイアカマラマ(南十字星)が背後の水平線に低く沈む。南の空に描かれるかすかな弧は見慣れた模様になっていく。子午線を通過する星の観測値により、全3,860キロメートルの航路上での推定位置が確認できる。

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