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メリノウール製ウェアの洗濯方法

パタゴニア  /  2026年7月6日  /  Care & Repair Guides, Guides, Product Guides

ウールは天然の防臭効果を発揮するため、思っているほど頻繁に洗う必要はありません。洗う際は、ここでご紹介するポイントにしたがって洗濯し、メリノウールを混紡したウェアを清潔に保ちましょう。

はじめに

ウールは、通気性を発揮し長持ちする保温性素材で、天然の吸湿性と防臭性も備えています。こうした独自の機能性により、ウールはアウトドアウェアに採用されてきた長い歴史があります。パタゴニアは50年以上にわたり、ウール製のミトンやセーターやソックスを販売してきました。初期のころは、自分たちで実際に使用して、お客様にもよく機能すると確認できた高品質なウール製ウェアを調達していました。1980年秋のカタログの一例をご紹介します。

メリノウールを混紡したパタゴニアのウェアは、今も長持ちするよう作られています。適切にお手入れすれば、ウェアをより長く機能させることができます。これからご紹介するお手入れ方法を実践することで、お気に入りのウール製ウェアの寿命を延ばし、まだ十分に使えるギアを使いつづけ、埋立地行きとなることを防ぎます。

ここでは、メリノウール混紡のウェアの洗い方について、使用するお手入れ製品や手順とともにご紹介します。

どのくらいの頻度でメリノウールを使用したウェアを洗濯すればよいか

ウールは天然の防臭効果を発揮するため、防臭のために化学的な仕上げ剤を使う必要はなく、頻繁に洗う必要もありません。目安として、メリノウールを混紡したベースレイヤーは、運動で3~4日間着用したあと、あるいは臭いが気になってから洗濯することをおすすめします。メリノウールを混紡したソックスなら2~3日間終日着用してから洗濯すればよいでしょう。ミッドレイヤーは、とくに汗に直接触れていないのであれば、何十回も着用してから洗濯してもかまいません。メリノウール混紡のウェアを数日間つづけて着用する場合は、毎夕風に当ててから翌日に着るようにしましょう。

メリノウールを混紡したウェアの洗濯手順

メリノウールを使用したベースレイヤーは、一般的に冷水を使って洗濯機で洗います。中性洗剤(できれば人体や環境への影響に配慮したものや生分解性のもの)またはウール専用の洗剤を使用し、つづいて低温のタンブル乾燥を行います。あるいはエネルギー節約のため、乾いたタオルの上で平干しにします。なお、洗濯機や乾燥機の使用に際しては、必ずケアラベルの指示にしたがってください。メリノウールを使用したウェアの寿命をさらに延ばすための詳細は、このあとご紹介します。

メリノウールを使用したウェアの生地を傷めずに、洗濯機で洗うことができるでしょうか。手洗いでも弱水流の洗濯機での洗濯でも、いずれもメリノウールを混紡したウェアを傷めずにきれいに洗うことができます。ウェアの型くずれや耐久性が気になるときは、手洗いが安心です。

メリノウールを使用したウェアは毛玉ができたり縮んだりするのか

メリノウール混紡のウェアは耐久性に優れていますが、熱や水分や摩擦が多く加えられると、縮みや毛羽立ちなどの傷みが生じることがあります。日常的に着用したり洗濯したり乾かしたりすることによって、「毛玉」と呼ばれる細かな繊維のかたまりがウェアに発生します。しっかりと編まれて目の詰まったメリノウール100%製の生地は、毛玉が比較的生じにくいのですが、メリノウール混紡素材の生地は、影響をやや受けやすくなります。ウールコーム、セーターストーン、毛玉取り器を使用することで、メリノウール混紡のウェアから毛玉を簡単に取り除くことができます。「衣類の毛玉を取り除く方法」では、お手入れのコツをご紹介しています。

洗濯するとウェアが縮むのではと心配でしょうか。水や洗剤自体は、メリノウールを使用したウェアの縮みの原因ではありません。縮みが生じるおもな原因は、洗濯機や乾燥機による熱と摩擦です。ウェアを洗濯したり乾かしたりする際は、ケアラベルの指示を確認し、これまでにご紹介したメリノウール製ウェアのお手入れ方法にしたがいましょう。迷ったときは、念のために手洗いして、タオルの上で平干しをするようにしましょう。これらのポイントを参考にすれば、メリノウール製ウェアを長く遊ばせつづけることができます。

メリノウールを使用したウェアのラインアップ

パタゴニアは、通気性を備えたベースレイヤーのトップスや、マウンテンバイク用ジャージー、ソックスや薄手のビーニーなどに、一年を通して温度調節機能と防臭効果を発揮するメリノウール混紡の生地を採用しています。その魅力は何なのでしょう。メリノウールを使用したウェアは、多用途に使えて耐久性や吸湿発散性や伸縮性を提供し、体温調節を手助けし、過度な発汗を抑えながら、天然の防臭性も備えているのです。

キャプリーン・クール・メリノ・テック・ティー

通気性を備えたメリノウール混紡のテクニカル・Tシャツは、幅広い状況における激しい運動中に、天然の温度調節機能と防臭効果を発揮し、快適な着心地を保つデザインです。

メリノウール・ブレンド・クルー・ソックス

軽いクッション性を備え、快適なはき心地を提供するメリノウール・ブレンド・クルー・ソックスは、トレイルでの使用で長持ちするデザインです。

Merino Wool-Blend Crew Socks

Lightly cushioned for comfort, our Merino Wool-Blend Crew Socks are designed for a long life on the trail.

メリノウール・ブレンド・ライナー・ビーニー

メリノウール混紡の軽量で薄手のジャージーニットのライナー・ビーニーは、単独でもヘルメットや帽子の下にも着用でき、保温性を高めます。

メリノウールの調達について

パタゴニアは、さまざまな種類のウールやウール混紡素材を使用して、やわらかく丈夫なメンズおよびウィメンズのウール製ウェアを作っています。製品の機能性において必要な場合は、バージン・メリノウールを採用します。バージン・メリノウールは、非常に細く、ものによっては人間の髪よりも細く紡ぐことができるので、ベースレイヤー、ソックス、マウンテンバイク用ジャージー、ライナー・ビーニーにその特性が生かされています。私たちは、レスポンシブル・ウール・スタンダード(RWSの厳格なガイドラインにしたがってバージン・メリノウールを調達しており、バージン・ウールの仕入先である農場はすべて、RWSの認証を受けています。RWSは、ウールの生産における動物福祉と土地管理の実践を定義し、第三者認証機関が認証するとともに、認証された素材を農場から最終製品にいたるまで追跡します。

私たちは、工場で発生する端切れなどのポストインダストリアル・ウェイストと、回収された衣類などのポストコンシューマー・ウェイストから、リサイクル・ウールを調達しています。サプライチェーン・パートナーは、ウールを回収したあと色ごとに分類し、繊維を機械的にほぐして、新たな糸へと紡ぎ直します。リサイクル・ウールのほとんどは、糸の強度と生地の耐久性を高めるために、リサイクル化学繊維と混紡します。

おわりに

ウールの種類により異なる適性があり、それぞれに最適なウェアの種類があります。また、それぞれの生地の組成に適したお手入れが必要です。たとえば、ラムウールを使用した生地のように、冷水でやさしく手洗いし、平干ししなければならないものもあれば、メリノウール混紡の生地のように、低温の洗濯機での洗濯に対応するものもあります。ウェアのケアラベルを確認し、ここでご紹介したポイントに沿ってお手入れすれば、ご所有のメリノウール製ウェアは、長年にわたって頼れる相棒となるでしょう。

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