ヨーロッパ初となる原生河川国立公園はここにある
原生河川とは何か。あなたはそれを見たことがありますか?河川の流れを押さえ込もうとする人工構造物によって細断されることなく、自由に蛇行し、景観を縫うようにしなやかな美しいカーブを描き、最後は海へと流れ着く。これこそが、河川のあるべき姿である。そして、それは渇水と再生の絶え間ないプロセスに委ねられている。あらゆる河川は、アルバニアのヴョサのようにあるべきだ。世界の大河川のうち、人間による干渉、つまり河道整備を免れているものはわずか3分の1であり、その中でヨーロッパ最後かつ最大の河川の1つがヴョサなのだ。ヨーロッパでは初めてとなるヴョサ原生河川国立公園が誕生したが、これらを保護することは活動に携わった人々の10年来の夢であった。そしてこの新しい公園は、これからの水源保護の正しいあり方を示す国際的な模範としてその役割を果たすだろう。
市民、企業、政府から人々が集まり、努力した結果、ヴョサを守るこの新しい方法が考案された。条例はこの川の自由な流れの維持を保証し、そこに生息する1,100種の動物の保護に貢献する。その中には新種や世界的に絶滅が危惧される13種類の動物が含まれる。暮らし、文化、生活様式が何世紀にもわたって原生ヴョサに結び付いている10万の人々への配慮であることは言うまでもない。分断されてしまえば、河川自体も、そこに生息する生物も、再生しなくなる。治水を追求する中で、我々は随分と破壊を繰り返してきた。