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今井 健司、パタゴニア・クライミング・アンバサダー

 /  2015年11月12日 読み終えるまで2分  /  クライミング

写真:中島ケンロウ

「チャムラン北壁。1981年にR・メスナーとD・スコットというレジェンドたちによって登られた(このときは残念ながら山頂までは行けなかった)巨大な北壁は、その後長いあいだトライされることなく静寂を保ってきた。しかしアルパインクライマーの記憶からこの美しい壁が忘れ去られたわけではなく、現在でも一部のクライマーのあいだでは「古くて新しい魅力的な課題」として、パソコンの遠征候補フォルダーの一角に存在している。かく言う僕もそんな数少ないクライマーの一人だった。この壁をもし一人で登れたらどんなに素晴らしいだろうか……。胸の高鳴りを抑えることが出来なくなった僕はこの秋、未登のラインからこの壁に一人でトライする。」

パタゴニア・クライミング・アンバサダーの今井健司さんが、チャムラン峰(7319メートル)を登攀中、事故に遭いました。未踏の北壁への挑戦のための単独での偵察中のことでした。捜索は11月10日に打ち切られました。

今井健司さんのご家族、ご友人、クライマーの皆様、そしてこの悲しいニュースに胸を痛めるすべての方に心からお悔やみを申し上げます。

今井さんがパタゴニアのアンバサダーになったのは今年2015年の5月でした。冒頭は、12月10日に『チャムラン北壁単独登攀:初登頂を目指して』と題して行われる予定だったトークイベントに際し、いただいた原稿です。

彼の長いクライマー人生と比べて、パタゴニアのアンバサダーとしての今井さんの時間はあまりにも短く、そのほとんどを私たちは伝えることができませんでした。それを挽回すべく、パタゴニアはクライマー今井健司について、クリーネストラインで皆様にこれから少しずつお伝えしていこうと思います。

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