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サーフィン・アンバサダーの夏休みの読書感想文:『SURF IS WHERE YOU FIND IT』by ジェリー・ロペス

進士 剛光  /  2014年8月28日  /  サーフィン, カルチャー, コミュニティ, スポーツ

この夏、サーフィンの神様といわれている、そして同じパタゴニア・ファミリーでもあり、僕の憧れであるジェリー・ロペスさんの本『SURF IS WHERE YOU FIND IT』を読んだ。

サーフィンの素晴らしさ、サーフィンの奥深さ、毎日過ごしているサーフィンでの時間が、いかに大切なものなのかを再認識した。そしてそれらの思いとともに自分のサーフィン人生について、まだまだジェリーさんの足元にもおよばず、これからさらなる経験、飛躍を目指していきたいと、とても前向きな気持ちになった。サーフィンする人にとってはもちろん、サーフィンしたことがない人にとってもいろいろな模擬体験ができる内容だと思う。

さまざまな場面で少しだけど共感できるところがあったことが、僕は非常にうれしかった。ジェリーさんと比べればまったくスケールは小さいが、たとえば大きい波に挑戦するときの気持ちだったり、ことごとくまかれて苦しい思いをしたときだったり、新しいサーフポイントを発見しているときの気持ちだったり、周りには気づけばいろんな仲間がいたり……。僕でさえこんなにも多くのジェリーさんとの同じ経験をしたことがあるのなら、きっと他の誰にも色々な意味で共感できる場面がたくさんあるのではないだろうか。

その中でもページの多くを割かれていた大きな波のことに、僕はもっとも感動した。大きな波の場所は数多くある。本書にもあるが20フィートという大きな波は想像も絶する、ましてやその海に入って波に乗ることまで考えていること自体がかなり興奮する。僕がハワイにいたときにも、大きな波に挑戦したことはあったが、せいぜい12フィートの、コンディションが整っているときぐらい。サンセット、パイプライン、ハレイワ、ワイメアなど、さまざまなポイントを経験しているつもりだが、やはり本物のビックウェーブに載る眼をもっている人の話は面白いし、素直にサーファーとして尊敬できる印象を与えてくれる。 「わが心のパイプライン」の章で印象的だったのは、パイプに対してのサーファーから見た波へのアプローチの仕方、フィンの波との相性があるということ、そしてサーフボードのパフォーマンスで波が乗れる/乗れないが決まってくることなど。自然との対話の多いサーファーならではの考え方として感銘を受けた。

もうひとつ感じたのはコンペティションの考え方、試合の考え方だ。僕は小さいときから試合に出てきていて、コンテストに勝つ=嬉しい、コンテストに負ける=悔しいという思いで臨んできた。だがそれを覆すような言葉が載っていたことが印象的だった。それは、「実在のサーファーでいちばんは誰か?」の章だった。勝つことにこだわり、勝つことに意味があると思っていることが強くあった僕は、まず自分の価値はどこにあるのか、サーフィンに対して何を求め、これから何を探しつづけるのか、素晴らしいサーファーとしての自分の印象をどこにおいて、サーフィンという時間をどう使っていくのか、ということに焦点を置くことができた。昔はいい成績を残すことができていた。だがいまは出るコンテストにはことごとく敗退を余儀なくされつづけている。練習もトレーニングも一生懸命やっているつもりで、前向きに取り組んでいるのに結果が出ない、という形に収まっているところだった。だから新しい刺激や視野が加わったことは、僕としてはとてもいいタイミングだった。

ヨガというものからサーフィンとをつなぎ合わせるジェリーさんの視野の広さ、感受性の豊かさは、やはり神様といわれるほどの大きさがあるからだ。数々の素晴らしい写真を残し、成績を収めているにもかかわらず、つねに謙虚で、何にでも前向きに取り込むこの姿勢こそが、サーファーとしての表現力なのではないかと感じる。「ビックスイム」には波と向き合う時間を大切にすることが本当のリアルな時間として表現されていた。大波との対処の仕方を切々と語っているところに、本当に刺激を受けた。

本を読んでいる最中に思った。このような素晴らしい経験や体験をいろんな人に感じてもらいたい。サーフィンは刺激的で感動するものなのだということが、どのような人にも分かりやすく体験できる本書を、ひとりでも多くの人に読んでもらいたい。サーファーには、この本は数多くあるサーフィン哲学の本のなかでも多くの意味で教科書のような使い方ができる。そして手元に置き、迷ったときには目を通してみる。そんな一冊なのではないだろうか。

進士剛光のもうひとつの読書感想文「サーフィン・アンバサダーの冬休みの読書感想文2:僕の知らないサーフィン」はこちらからお読みいただけます。

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