MAMATA
バングラデシュの工場労働者とその家族にヘルスケア・サービスを提供するためにNGO団体MAMATAと提携しました。
なぜ
アパレル業界の多くの工場では、労働者の健康と安全を守るために十分な対策がとられていません。そこで、パタゴニアは製品の製造に関わる人びとを支援するために、公正な労働慣行、安全な就労環境、環境への責任についての厳格な基準を満たすサプライチェーンのパートナーと共に取り組むことを表明しています。
また、これらの努力がより幅広い社会においてポジティブな影響を促すことを願っています。MAMATA(ママタ)のような組織と取り組むことは、その目標を達成することに繋がっているのです。
ママタは、バングラデシュの低所得のコミュニティに対して、ヘルスケア・サービスと教育を提供する非営利団体です。影響を受けている人びとに継続してアンケート調査を行い、対話を持つことによって、この組織は労働者の主たるニーズを評価しています。
パタゴニアはママタと同じくチャタグラムを拠点として私たちのダウン・セーターを製造するヤングワン – カルナフリ・スポーツウェア・インダストリー(KSL)を通して同団体について学びました。長年にわたりヤングワン – KSLの労働者と家族、そしてより広範囲なコミュニティは、この非営利団体からヘルスケア・サービス、訓練そして医療を受けてきました。彼らからママタの話を聞いたとき、私たちは労働者を支援し、サプライヤーの福祉向上を援助するために同団体とパートナーシップを組むことに胸を踊らせました。
前進するパートナー
現在の取り組み
2014年以来、私たちはママタの仕事を支援し拡張させるために年間寄付を行ってきました。2022年秋冬シーズンのダウン・セーターのデザイン改良に伴い、ヤングワン – KSLとその労働者に継続的なコミットメントを示すために、これまでで最大の寄付をすることにしました。
これらの追加資金により、ママタは6つの出張クリニック(合計18に拡張)と検査技師から医療従事者まで新たに6人のスタッフを雇用することに成功しました。この寄付はまた、マスクや手指消毒剤の提供、教育など新型コロナウィルス感染症防止の取り組みにも支援しています。
これらのサービスはすべて、労働者が生活する人口密度の高い地域にある10ヶ所の試験場を通して簡単に利用できるようになっています。
次なる展開
私たちのサプライチェーンで働く人々とそのコミュニティの健康と安全は、持続的な支援に依存しています。すでに存在する医療サービスの支援を続けるために、パタゴニアはさらに3年間の追加資金の提供を誓約しました。この基金はまたヤングワン – KSLの労働者のための託児所や幼児開発センターなど、その他の要望されるプログラム開発に役立てられます。